ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

浜松市楽器博物館

2006-08-30 | その他
昨日から、夏季休暇をとって、一泊二日で浜松へ行ってきました。
7月に浜松へ赴任した社会人一年生の息子とも話がしたかったし、久しぶりに家族4人でのんびり温泉旅行に行くのが目的です。

浜松に行くのは今回が初めて。
浜松駅に降り立って出口に向かって歩いていると、何と駅の中にピアノがあるじゃないですか。

          

さらに横をみると、11月の浜松国際ピアノコンクールのポスターが・・・。
さすがに音楽の盛んな町ですね。とってもいい雰囲気です。

そして息子・娘と合流し、食事(もちろん豪華?に「鰻」です)をしたあと、息子のアパートへ。
汚くしているんじゃないかと懸念していたのですが、思っていたより綺麗な部屋だったので、まずは一安心。
その後、息子の車で一路三ケ日温泉へ。
やっぱり温泉はいいですね。美味しい料理にいい湯。時間がゆっくり流れていきます。
湯船に浸かりながら話してみると、息子の方も初めての営業ということで色々苦労をしているようですが、何とか元気にやっているようです。
少し見ないうちに、ちょっとだけ頼もしくなったかなぁ。
先日の24時間テレビではありませんが、久しぶりの家族旅行を通して「家族の絆」が深まったような、そんな気がしています。

そして今日は、午前中に息子・娘と浜松駅で別れた後、妻と2人で立ち寄ったのが楽器博物館。
ここは、本当に面白いですね。
和楽器から世界各地の民族楽器、そして西洋楽器についても、鍵盤楽器から弦楽器・管楽器と、ありとあらゆる楽器が展示されています。
ずっと「お琴」と思っていた楽器が実は「筝」であり、本来の「琴」は1~3弦のまったく別のものの楽器であることや、尺八や鼓にも種類がいくつもあること等も初めて知りました。

また、西洋楽器についても、ヴァージナルやクラヴィーコード、ピッコロ・ヴァイオリン(しかも展示されていた2台はストラディヴァリとグァルネリです!)、ヴィオール族の楽器、ポストホルン、エオリアンハープ等、初めて実物を見るものが多数ありました。






そして単に楽器が展示されているだけではなく、たとえば鍵盤楽器であれば、それぞれのアクションの仕組み等を模型を使って詳しく説明してくれていました。
しかも、模型では、自分で実際にキーを叩いて音を出せるので、仕組みが実に良く分かります。
音楽好きには、なかなか堪えられない興味深い経験でした。


コメント (14)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モーツァルト 歌劇「にせの... | トップ | 藤川真弓&広上淳一/読響 ... »
最新の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
浜松 (emi)
2006-08-31 09:48:44
久々のご家族揃っての時間、よかったですね。

楽器博物館の上だったか、敷地内だったか、の小さなホールで以前演奏会をしたことがあります。ヤマハのキンキン鳴るピアノでした・・・。

そこの近くのアクトシティ?というホールは中村紘子さんのアドバイスとかで、エレヴェーターの壁面やいろいろなところにショパンのノクターン(戦場のピアニスト、で有名になった)の楽譜が柄になっていたりします。コンクールやヤマハの本社?や工場や・・・。浜松は音楽とサッカーの街ともいえますね。

おいしいラーメン屋さんもあります・・・(笑)そこで、食べて、おみやげにもするくらい好きです・・・。たぶんお醤油もおいしいんだと思います。

いいところに赴任になって息子さん、よかったですね。
返信する
>emiさま ( romani)
2006-08-31 23:42:38
こんばんは。

初めて訪れた町でしたが、なかなか素敵な町で気に入りました。



>楽器博物館の上だったか、敷地内だったか、の小さなホールで以前演奏会をしたことがあります。

えっ、そうなんですか。でも楽器博物館の係の人も、さすがに音楽が大好きみたいで、来訪者とピアノのことでかなり盛り上がったお話をされていました。



町あげての音楽好きという点では、ウィーンと共通するものがあるかもしれませんね。

アクトシティ周辺は、さながら中村紘子村のような印象が・・・。(笑)



>おいしいラーメン屋さんもあります・・

そうなんですか。教えてもらっておけばよかった。

私も実は大のラーメン党なんです。(血圧に良くないんですが・・・)

また、是非教えてください。
返信する
いつの間にか、 (リベラ33)
2006-09-01 04:07:31
浜松にこんな博物館があったんんですねぇ。

浜松には部活の後輩がいるのですが、聞いたことがありませんでした。

静岡ってなかなか生活しやすい所ですよね。
返信する
Unknown (桜桃)
2006-09-01 09:15:04
家族旅行楽しまれたようで何よりです。



息子がしっかりひとり立ちしてくれる姿を見るって感無量でしょうねえ^^



ところで、この全部たち、私が欲しいものばかり(笑)



浜松コンクール、11月に行けたら行く予定なのですが・・、その折にはこの楽器博物館絶対行こうと思いました。が、行けるかなぁ、行きたいなぁ。。
返信する
ラーメン (emi)
2006-09-01 16:00:26
こんにちは。

アクトシティはほんとうに「中村紘子」色ですね。



ラーメンお好きですか。私もです・・・。

浜松のいわゆる繁華街の中の「みやひろ」というラーメンはなんでもない普通のラーメンなのですが、なんともおいしいのです。(強烈な出汁とかジュウーシー焼豚、もないけれど・・・。)ケンプの弾くベートーヴェンのピアノソナタ6番、とでもいいましょうか・・・。決してグルダではない。というか・・・なんのこっちゃ・・・^^



演奏会をしたのは楽器資料館の2階でした。地元の名士さんたちが、音楽にとても熱心なんですよね。
返信する
>リベラ33さま ( romani)
2006-09-01 22:51:21
こんばんは。

この楽器博物館は、駅から5分くらい歩くんですが、とにかく面白いです。

楽器と戯れている?うちに、あっという間に時間が過ぎていきます。

アジアやアフリカの民族楽器も、メチャおもしろいです。あまり商業主義に陥ってないことも良いですね。

もし浜松へ行かれることがあれば、是非寄られたらいかがでしょうか。
返信する
>桜桃さま ( romani)
2006-09-01 23:03:01
こんばんは。

この楽器博物館、絶対桜桃さんにお勧めです。鍵盤楽器のところだけでも、半日楽しめるかも・・・。(笑)



また、本文には書きませんでしたが、チェンバロのところでは、私の大好きなクープランの「神秘の障壁」が流れていました。

もうずっとご機嫌で童心に返り遊んでいました。



>浜松コンクール、11月に行けたら行く予定なのですが・・・

このコンクール、素晴らしいピアニストを輩出していますよね。

小菅優さんと並んで、私のはなまる大推薦のピアニストであるガブリリュクも、確かこのコンクールの覇者じゃなかったでしょうか。

是非、コンクールもまた楽器博物館にも足をお運びください。

うん? 私はスポークスマンか・・・。(笑)
返信する
>emiさま ( romani)
2006-09-01 23:20:24
こんばんは。

詳しくご教示いただき、感謝感謝です。

「みやひろ」・・・ばっちりインプットしました。

次に行くときは、必ず食べに行ってきますね。



>ケンプの弾くベートーヴェンのピアノソナタ6番、とでもいいましょうか・・

わー、これは難しい謎かけですね。

トゥーランドット姫のなぞなぞよりも難しいかも。(笑)

でも何となくわかります。そう、じわーっと分かってきました。

ケンプ氏が中華料理の帽子を被って、懸命にラーメンを作っている姿が、見えてきました。







返信する
浜松国際 (zauber-ton)
2006-09-02 01:00:21
確かショパンコンクールの覇者、ブレハッチもこのコンクール出身だと記憶しています。

ドキュメントでのブレハッチの音色を耳にして以来の彼のファンです。

一度生聴きしてみたい(特にショパンのノクターン系)ピアニストナンバーワンです。



ガブリュックもいいですよねぇ・・・。彼の音楽&音色、大好きです。

やっぱりromaniさんとは好みが似ている気が・・・(笑)

返信する
楽しそうですね (stonez)
2006-09-02 17:20:09
こんにちは。あたたかいご家族の様子が伝わってきて、何だか嬉しくなってしまいました! 私もromaniさんご一家のように、子供が大きくなっても家族旅行に行けることは夢ですね。ところで、話では聴いたことがありますが、やはり浜松は音楽とつながりが深いようですね。コンサートでも見ることができない楽器の数々、今の楽器とは違った独特の雰囲気が伝わってきます。
返信する

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事