ETUDE

~美味しいお酒、香り高い珈琲、そして何よりも素敵な音楽。
これが、私(romani)の三種の神器です。~

クレモナ

2015-07-26 | その他

元日以来の投稿になります。
生来のさぼり癖のためになかなか更新できずにおりましたが、いたって元気に過ごしています。

さて、タイトルに書いたクレモナといえば、言わずと知れた弦楽器の聖地。
アマティ、ガルネリ、ストラディバリ等、伝説の名工を輩出した町として有名です。
その偉大な聖地の名前を冠したスピーカーがあります。
イタリアのソナスファベール社製のものですが、私の愛用している機種は、その初期モデルになります。



これまで、ビクターのSX3に始まり、タンノイのアーデン、エジンバラ、そしてクォードの63PROという変遷をとげてきた我が家のスピーカー。
いずれのスピーカーも、それぞれ個性があり、素晴らしい音楽を奏でてくれました。
しかし、このクレモナとの出会いは特別。クレモナに出会ったのは2002年ですが、音に惚れて、フォルムに惚れて・・・。もう文字通りの一目惚れ。
クレモナは暖かい音色で艶やかに歌い、どんな時でも品位を失うことがありません。
クレモナが我が家に来てからというもの、私は一度も他のスピーカーのことを気にすることなく、ひたすら音楽を聴くことに集中できました。
しかし、東日本大震災では愛機クレモナもその衝撃で飛ばされ、側面にはその時の傷跡が今も生々しく残っています。ただ、奇跡的にスピーカーユニットは無事で、今も現役で頑張ってくれています。



ところで、クレモナの特徴のひとつは簾のようなフロントグリル。この簾が音色にも大きく寄与しているようですが、5~6年で簾のゴムが緩んでくるのです。今年になって結構緩みが目立ってきたので修理・調整に出していましたが、一昨日新品のようになって戻ってきました。
うん、やっぱりええ感じやなあ(笑)
早速、ヴェルディの弦楽四重奏を聴いてみます。
音の良さは勿論だけど、それ以上に音楽の素晴らしさを満喫させてくれる。
やっぱりこのスピーカー、最高!

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gooブログがiphone対応になった(^-^)/

2012-07-25 | その他
gooブログがついにiphone対応になった。「やっと」という感じは否めないが、まずは良かったということにしておきましょう。
だからといって、生来怠け者の私が、急に真面目にブログを更新するとは思えないけど、そのあたりは大目に見てやってください💦

今日は関東も本当に暑かった。
でも、いよいよ一部の競技でオリンピックが始まる。こっちは熱い戦いになるだろうなぁ。
今夜は、先陣をきって、なでしこが登場する。
誰がつけたのかよく知らないけど、本当に素敵なニックネームだと思う。
初戦はカナダ。
決して楽な相手ではないけど、思い切り暴れまわってほしい。
頑張れ、なでしこ!
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エディット・マティス 2

2010-02-09 | その他
日曜日にエディット・マティスの来日コンサートの映像を見てからというもの、まだ熱病に浮かされたようになっている。
まる2日が経つというのに、症状は重くなる一方だ。
そんな中、ブログにコメントを寄せて下さったlunlunさまの情報では、今年もマティス女史は来日されるらしい。
しかも公開レッスンもされるそうな。
ほんと?これは、何をさておいても調べなきゃ・・・
というわけで探しました。それこそ必死で探しましたよ。
そして見つけました。
lunlunさまのお話の通り、2月の終わりに公開レッスンがあったのです。

喜んだのもつかの間、公開レッスンの場所をみて愕然とした。
何と会場は神戸だったのだ。
オー・マイ・ゴット!
しかし、気を落としている場合ではないぞ。
学生時代を過ごした思い出の神戸へ行くのも悪くないと気を取り直し、手帳をくってみる。
そして再び愕然。
何と公開レッスンの日である28日は、樫本大進さんのバッハの無伴奏全曲演奏会の日だったのだ。
あー、ダメだー。

今年は、やっぱり縁がないのかなぁ・・・
でも、神戸以外に東京では本当に公開レッスンやらないのかしら。
マティスさんに会いたい。
珍しく往生際が悪い私でございました。
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五線譜の中の「暗号」

2010-01-15 | その他
1月8日に亡くなったスウィトナーさんのことがまだ頭を離れない。
あれから何枚かディスクを取り出して聴いてみたが、いずれも本当に素晴らしい演奏だった。
もう残念としか言いようがない。
NHKのBSクラシックナビによると、スウィトナーさんの追悼番組が2月に3本オンエアされるようだ。
とくに2/26に放映予定のモーツァルトの39番~41番(1984年1月N響定期)が楽しみ。
聴きながら、きっとまた寂しい思いをするんだろうなぁ。
しかし、彼の至芸をしっかりと目と耳に焼きつけなければ・・・

ところで、少し話題を変えて、今読んでいる本のことを。
作曲家の吉松隆さんが書かれた”クラシック音楽は「ミステリーである」”という新書なのだけれど、これが実に面白い。
第一章は、バッハと五線譜の中の「暗号」と題した内容で、有名な「BACH」が「シ♭-ラ-ド-シ(ナチュラル)」と読みかえられてフーガの技法で使われている話から始まる。
続いてモーリス・ラヴェルが「ハイドンの名によるメヌエット」や「フォーレの名による子守唄」で用いた、拡大バージョンの内容が紹介されている。
それによると次のように読みかえるらしい。

 ラ-シ-ド-レ-ミ-ファ-ソ
 A-B-C-D-E-F -G
 H-I-J-K-L-M -N
 O-P-Q-R-S-T -U
 V-W-X-Y-Z
 ※Hは、「ラ」ではなくドイツ音名の「シ」と扱う

たとえばハイドンなら、「HAYDN」だから「シラレレソ」となるといった具合。
私のハンドルネーム「romani」は、こうなる。
「レラファラソシ」
これって、単にⅡ⇒Ⅴという面白くも可笑しくもない和声進行じゃないか。
後に待つ音は「ド」しかなさそうだし・・・
あー、つまんない。
お気に入りのハンドルネームだけど、やはり音楽の神様には見放されているようだ(泣)
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パナマ・ゲイシャ

2009-12-23 | その他
今年も残すところあと1週間あまり。
しかし、私自身、「師走だ師走だ」と言っている割には、不思議なくらい年末が近いという実感がない。
やはり予定がぎっしり入っているせいだろう。
今週も月曜からセミナーのため大阪へ。
そして昨日は、午前中大阪で会議があって、その後東京へ戻ってまた別の会議という過密スケジュール。
こんな状況が続くと、「インプットの時間」「じっくり情報を整理してビジョンを考える時間」がなくなってくるので、仕事の質という意味からは非常に危ない兆候だ。
今までの蓄積・経験があるので、一見何ともないようにみえる。
しかし、それこそが最大の落とし穴で、私が一番恐れる「コンテンツの陳腐化」が静かに忍び寄ってくるのだ。
新幹線の往復の時間等を有効に使わなくちゃ。
でもなかなかこれが難しいのです・・・

そんな中、癒しを求めて、昨日南千住にある大好きな珈琲ショップに行ってきた。
以前ブログでも紹介した「カフェ バッハ」というお店で、最高に美味しい珈琲を淹れてくれる素敵なお店だ。
今回のエントリーの表題「・・・ゲイシャ」ってなんだ?
音楽ブログのはずなのに、いよいよ頭がおかしくなってきたか?
と思われた方もいらっしゃるかもしれない。
でも、ご安心を。

「パナマ ゲイシャ」というのは、パナマ産の珈琲豆の名前で、決してパナマ人の芸者さんという意味ではありません。
この豆は知る人ぞ知る伝説の珈琲で、100gあたり3500円で取り引きされた実績があるらしい。
私が昨日飲ませてもらったのは、ママカタ農園のゲイシャ。
美味しい。もう最高に美味しい。
花のような香り、そして口に含むと最上の酸味とどこか自然な甘みも感じられる。
至福の味とはこういう味を指すんだろう。
いままでカフェ・バッハでは、エスメラルダ農園のゲイシャ、ドンパチ農園のゲイシャを飲ませてもらったが、このママカタ農園のゲイシャも負けてない。
それにしても、ドンパチ~ママカタ~ゲイシャ・・・
なんと親しみやすい名前だろう。
最高の珈琲を堪能させてもらって、疲れも一瞬にしてどこかへ飛んでいってしまった。

さあ、これから読響の第九を聴きに行って、その足でまた大阪へ。
明日は大阪でセミナーだ。
素敵なクリスマスイヴになってくれるといいんだけど。
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松山出張ほか

2009-12-06 | その他
先週の後半は、松山出張だった。
関西生まれの関西育ちのくせに、なんと初めての四国行。
飛行機に乗っているときから、私は子供の遠足のときのようにそわそわしていた。
でも迎えてくれた松山は本当に素敵な街で、温泉はもとより、人情味があって気候も温暖、おまけにで食も最高。
人口50万人の四国随一の都市でありながら、昔のロマンがそのまま残っていた。
ただ、今回の出張は、セミナーを含めて超ハードなスケジュール。
まったく人使いの荒い会社だなぁ(笑)
そんな厳しさを忘れさせてくれたのが、仕事の合間を見つけて見学した松山城。
美しく、威厳をもった名城だった。

そして、土曜日はお世話になっているyokochanさまにお誘いいただいてクラヲタ会へ参加させてもらった。
音楽好きな人は、何故かお酒好き、食通の方が多い。
食べるほどに飲むほどに話が盛り上がる。
気がつくと、あっという間に5時間が過ぎていた。
しかし、話をしてみると、みなさん実に「こだわり」が強い。
演奏家、作曲家、演奏スタイル等、人によって「こだわり」のテーマは違うけど、「こだわり」を持って音楽に接するから面白いのだ。
本当に楽しいひと時を過ごさせていただいた。
皆様ありがとうございました。

そして今日日曜日は、バッハ・コレギウム・ジャパンの「リナルド」を観てきた。
これがまた最高!
「私を泣かせてください」というアリアだけが飛び抜けて有名だけど、こんなに魅力的なオペラだったのだ。
詳しくは次回に。
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偕楽園と弘道館 in 水戸

2009-11-28 | その他
初めて水戸を訪れたが、ほんとに素敵な街だ。
十分開けているのに、浮ついた喧騒感がなく、落ちついた雰囲気がいい。

水戸へ着いて、まず向かったのが偕楽園。
表門の近くが工事中だったので、御成門から園内へ入った。
とにかく広い。そして平日であったこともあり、とても静かだ。
お天気もよく、紅葉を愉しみながらゆっくり散策する。
こんなにゆったりした気分を味わうのは、本当に久しぶりだ。
ひとしきり歩いた後は、東門から外に出た。

東門のそばに茶店があって、梅大福と甘酒をいただく。
大福と梅の甘酸っぱい食感が絶妙だ。


東門から偕楽橋を渡ってゆっくり階段を下っていくと千波湖にでる。
水鳥たちが可愛い。


そして湖の畔には「徳川斉昭公と幼少の慶喜公の像」があった。


すっかり癒されて、いったんホテルへ。
そのあとは前回書いたように、水戸室内管弦楽団の素晴らしいコンサートを聴いて一日目は終わった。

二日目は弘道館へ。
弘道館は、第9代藩主徳川斉昭によって創設された藩校。
江戸時代の全国の藩校の中でも最大のものだそうだ。
弘道館で若者に武術と学問を教え次代を担う人材を育てる一方で、休養とリフレッシュを図るための偕楽園を造る・・・。
光圀(義公)の遺志を受け継いで実現させた、名藩主徳川斉昭(烈公)の偉大な功績のひとつだろう。

これが、その弘道館の正門。


正席(藩主の執務所)からみた対試場。
対試場とは武術の試験が行われた場所で、今はひっそりと静まりかえる対試場をじっと見つめていると、170年の歳月を飛び越えて、当時の若い俊英たちの気合いや熱気が伝わってくるようだった。


「至善堂」の扁額。
至善堂は藩主の御座所であり、明治元年に、徳川最後の将軍慶喜が恭順謹慎した部屋でもある。


今回は時間の関係もあって偕楽園と弘道館にしか行けなかったが、こんなに穏やかな気持ちになれたことは最近ほとんどなかった。
是非、またこの素晴らしい水戸を訪れてみたい。
もちろん、水戸芸術館で水戸室内管弦楽団を聴くことも併せて・・・。
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松本~美ヶ原~王ヶ頭紀行(+サイトウキネンフェスティバル)

2009-09-07 | その他
昨日、サイトウキネンのオーケストラコンサートの模様を、NHKハイビジョンで生中継していた。
何と瑞々しいブラームスだろう。
小澤さんも、オーケストラも本当に夢中になって音楽をやってる!
先日大きな感動を与えてくれたブリテンの「戦争レクイエム」のときとは当然にアプローチも違うが、共通するのは人間への深い愛情と音楽への畏敬の念。
ラヴェルの歌曲を歌ったスーザン・グラハムも、実に味わい深い歌唱だった。
10数年前に初めてザルツブルクへ行ったときに、彼女は「フィガロの結婚」でケルビーノを歌っていて、誰よりも大きな拍手をもらっていた。
「これはきっとブレイクするぞ」と楽しみにしていたが、これほど表現力に長けた歌手になるとは・・・。
聴きながら、私まで何だか嬉しくなってしまった。(笑)
ゲストの藤原浜雄さん(読響ソロコンサートマスター)が、サイトウキネンオーケストラの前身である斎藤秀雄メモリアル・オーケストラが結成されて初めて演奏した時のことを回想しながら、「とてつもないオーケストラ・・・」「コンサートを聴かなかったお客様は、大きな損をしたのでは・・・」というコメントをされていたが、さもありなん。

8月に私が聴いたコンサートは、珍しくサイトウキネンのブリテンだけだった。
一方、月が変わって9月は楽しみなコンサートが目白押しだ。
まず明日8日は、ミラノ・スカラ座の「ドン・カルロ」。
フリットリのエリザベッタ、パーペのフィリッポ二世といった素晴らしいキャストを得て、ガッティ&ミラノ・スカラ座がどんな魅力的なドン・カルロを聴かせてくれるのだろう。
そして、来週は17日と20日と2回にわたってウィーンフィルを聴く。
ベートーヴェン、バルトーク、ウェーベルン、ブラームスといったウィーンフィル十八番の音楽をメータがどんな風に料理してくれるのか。
最後は23日の読響マチネ。
今季限りで読響を離れるスクロヴァチェフスキのブルックナーの9番だ。
期待するなという方が無理というもの。
最高の聴衆であるためにも、体調管理だけは万全にしておかねば・・・。

さて、下の画像は、サイトウキネンフェスティバルを堪能した後、松本~美ヶ原を旅行した時のもの。
霧に邪魔されて美ヶ原高原からの絶景を見ることはできなかったが、松本城の気品と力強さには大きな感銘を受けた。

         
♪特急「しなの」号に
 乗っていざ出発!
          ♪何といっても松本文化会館は
           サイトウキネンのメッカです
                       ♪マエストロ小澤には
                         テレビ局から花束も…

          
♪おー 松本城?
 いや違った。古本屋さんだ。
                ♪これぞ、正真正銘の松本城。
                 さすが天下の名城!ひたすら感激です。

        
♪知る人ぞ知る「王ヶ頭ホテル」
 自然を満喫させてくれます。
           ♪霧がかかった生憎のお天気
            でも、ここが日本百名山のひとつ王ヶ頭だ!
                        ♪景色はさっぱりだけど、
                        こんな可憐な花がいっぱい…
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やったで・・・

2009-07-18 | その他
昨夜、東京ドームで奇跡が起こった。
しかも、その奇跡の場面に実際に立ち会えるとは。
ビジネスバッグの中に、外見とはおよそ不似合いなユニフォームやカンフーバットといった応援グッズをぱんぱんに詰め込み、仕事も早々に切り上げて行った甲斐があったというもの。

奇跡の立役者であり敗色濃厚の我がタイガースを救ったのは、鳥谷の一撃。
どちらかというとじっくりタイプで、積極性のなさを指摘される鳥谷だが、この最終回の打席は違った。
打席に入る前から何か吹っ切れたような雰囲気が伝わってきたし、何かやってくれそうな予感はあったが、まさかホームランになるとは。
ジャイアンツの新守護神越智の初球に対して鳥谷がバットを一閃させると、重苦しいドームの空気を切り裂いてライトスタンドに一直線に打球が飛び込んで行った。
この打席のように「無心にバットを振る」ということに鳥谷が目覚めてくれたら、真弓監督がシーズン前から期待していた3番も十分こなせるだろう。

しかも、昨夜はこれで終わらなかった。
けがに苦しみ、また決して適任とは思えない代打として登場した林が2ラン。
そして、7回の絶好期に最悪のバッティングをして大きなチャンスをつぶしてしまった葛城にも、早速リベンジの機会が与えられた。
そして、ホームランという最高の結果を出した。
最近読んだ日経新聞で、プロ野球解説者の豊田泰光さんが「ミスはだれにでもあるけど、すぐに挽回のチャンスが与えられる人とそうでない人がいる。その差はミスの後でも腐らずに前向きに行動できるかどうかにかかっている」というような記事を書かれていて、なるほどと思ったものだが、その意味でも葛城はアクティブに自分を奮い立たせしっかり結果を出せたのだから、彼自身も本当に嬉しかっただろう。
あと、江草、アッチソンといった中継ぎ陣、守護神藤川もセーブのつかない状況でありながら、それぞれ最高のピッチングをした。
でも、私があえて殊勲甲に上げたいのは、強力打線をソロホームラン1本に押さえた先発金村の粘り強いピッチング。
かつて日本ハムのエースと言われた男が、今シーズンはずっとファーム暮らしを強いられたにもかかわらず、決して腐ることなく自分のベストを出し続けてきた。
そして、その不断の努力こそが、ようやく一軍に呼ばれた最初の試合で好投できた最大の原因だろう。
金村のみせてくれた「逃げずに攻めて常に自分に有利なカウントで勝負する」、これは投球術の基本だし、我々の仕事においてもまったく同じだと思う。
勝ち星こそつかなかったけど、この日の金村のピッチングは、タイガースナイン・タイガースファンにどれだけ熱いメッセージを与えてくれたことか。
「ダメ虎」「情けない!」「関西の恥」等、昨年までとはうってかわった罵声を浴びているタイガース。
結果ではなく、そう言われてもしかたがないような不甲斐ない戦い方をしてきたと私も思う。
昨日の試合も結果的にはホームランでしか点が入っていないのだから、決して楽観なんてできないのだけれど、選手一人一人の生きざまのようなものを少しだけ感じることができた。
とにかく、勝ち負けではなく、絶対諦めないファイティング・スピリッツを見せてくれ!
ファンは、それを楽しみにしているのだから。

P.S
この日の席は、C指定ながら貴賓席の少し上というロケーション。
全体がよく見渡せるし、グランドも決して遠く感じない。
ひとつひとつの席もゆったりしていて、おまけに値段は2,300円という破格の安さ。
こんな素晴らしい席で、シーズンに一度あるかどうかの試合を見れたのだから、もうラッキーとしかいいようがない。
神様に感謝しなきゃ・・・。
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悪魔のひとこと

2009-07-04 | その他
昨日は部下の送別会だった。
実に誠実な男で、私が顧客なら絶対離さないような好人物なんだけど、唯一の欠点は優しすぎる性格。
それが災いして、仕事においても、どうしても優柔不断なところが顔を覗かせてしまう。
そんな彼に、私が最後に贈ったアドバイスは、「悪魔のひとことを、今後は極力しまいこめ。」

その悪魔のひとこととは、「持ち帰って検討します」という言葉。
このフレーズを頻繁に使う人間を、私は信用しない。
たとえばお客さんと緊張感をもってせめぎ合いをする中で、相手のエネルギーをかわす特効薬がこの一言。
しかし、この悪魔のひとことは、あくまでも時効の中断であって、根本的には何も解決していない。
それどころか、時間の経過とともに、顧客は自分の希望通りの回答をしてくれるという思い込みがどんどん強くなってくる。
そして最終的にネガティブな回答をしようものなら、間違いなくクレームに・・・。
そうならないためには、可能な限り入念に準備をした上で商談の場に臨み、ひとたび相手を前にしたら、たとえどんなに状況が苦しくなっても逃げずにその場で必死に考え、自らベストと信ずる回答をすることだと思う。
これは、なにも、「えいや!」という思いきりだけで、いい加減な回答をしろと言っているわけではない。
専門知識の修得、情報の収集・分析、顧客にとっての最高のスキームは何かを必死で考える姿勢、そんな日々の地道な努力の積み重ねがあって、はじめて逃げずに回答することができる。
そして最後の最後にものをいうのは、やはり人間力。
それらが有機的に結びついてこそ顧客からの信頼につながると、私は信じている。

こういった考え方・感覚・呼吸を理解してくれれば、彼はきっと大きく開花するだろう。
人間性は私が太鼓判をおすくらいだから。
またいつの日か、一緒に仕事をしよう。
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黒田恭一さんを偲ぶ

2009-06-14 | その他
音楽評論家の黒田恭一さんが5月29日に逝去されたことを、たったいま知りました。
先週、新聞各紙でも訃報として流れていたはずなのに・・・
いったい私は何をしてたんだろう。
自分の間抜けさ加減に、言葉もありません。

黒田さんは、吉田秀和さんと並んで私が最も敬愛していた音楽評論家でした。
氏の音楽への愛情に満ちた優しい語り口によって、どれだけ多くのクラシックファンが誕生したことでしょう。
私は器楽を中心に音楽に接してきましたので、声楽とくにオペラはどちらかというと苦手な分野でした。
そんな私にオペラの魅力を教えてくれたのが、黒田さんでした。
もちろん直接お目にかかって教えていただいたわけではありません。
でも黒田さんのお書きになった文章には、オペラの魅力が、それこそいたるところに溢れていました。
それぞれの場面で歌詞・歌・オーケストラがどのような絡み方をするのか、まるで手品の種明かしをするように解りやすく、しかもどんな場合でも温かい眼差しをもって解説されていたのです。
黒田さんの文章に出会わなかったら、私にとって音楽の聴き方そのものが変わったことでしょう。
どれほど感謝しても、感謝しすぎることはありません。

黒田さんの姿を最後にみたのは、今年3月にNHKのBSハイビジョンで放映された「ロイヤルコンセルトヘボウ」の特集&ライブ番組でした。
確かに話すのが少し辛そうな場面もありましたが、いつもの通り示唆に富んだお話をされていたので、まさかその2ヶ月後に亡くなるなんて想像もできませんでした。
本当に残念です。

いま、コルボが指揮したフォーレの小ミサを聴きながら書いていますが、心よりご冥福をお祈りします。

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花巻温泉と宮沢賢治

2009-03-03 | その他
思い立って、先週花巻へ行ってきました。
お目当ては、もちろん温泉です。
「露天風呂につかりながら、雪見酒・・・」なんて夢のようなことを考えながら、新幹線に乗って一路新花巻へ。

新花巻駅に着くと、駅前に宮澤賢治の石碑がありました。
この石碑、人が近づくとチェロが歌い出すのです。
曲はトロイメライ。
「セロ弾きのゴーシュ」のイメージなんですね。
みなさまに音を聴いていただけないのが、何とも残念!
今も昔も、宮澤賢治は花巻の宝だと痛感しました。
こうなると、何をさしおいても、まずは宮澤賢治記念館へ行かねばなりますまい。
歩いても行ける距離のようですが、お腹もすいたことだし、軟弱にもタクシーで記念館へ。(汗)


記念館のすぐ横にあるレストラン「山猫軒」に入って、まずは腹ごしらえです。
うん?山猫軒?
そう、あの「注文の多いレストラン」に登場するお店です。
どんなお店だろうと思いながら中へ入ると、そこはもう宮澤賢治の童話の世界。
そしてメニューをみると、冷麺がおいしそう・・・
だけど、私の場合うっかり食べると命にかかわるのです。
なぜって?
冷麺は冷麺でも、「そば冷麺」だったのです。
実は、私、知る人ぞ知る極度の「そばアレルギー」でして、大袈裟ではなく過去に何度か死にかけたことがあるのです。
「「そば粉」がどんな形で料理に入っているかわからないので、冷麺はもとより、山猫軒名物「特製すいとんセット」等も万が一のことがあるといけないので、泣く泣く諦めました。
(ウィーンへ旅行したときに、ガイドブックに、「そば団子入りのスープ」が美味しい田舎料理として紹介されていて、その時以来恐怖心が抜けないのです(泣)・・・)
その「特製すいとんセット」をためらいなく注文する妻を横目で睨みながら、私は迷ったあげく絶対安全(と思われる)カツカレーにしました。
しかし、この白金豚を使ったカツカレーが美味しくて、思わずにんまり。
この実在した「山猫軒」、おすすめですよ。

さて、童話の世界に浸りながら、腹ごしらえができたところで、記念館へ。
実によく考えてレイアウトされた館内で、これなら前知識のない人でも宮沢賢治の人となりを理解することができるでしょう。
「○○の天才!」ということではなく、37年という短い生涯の中で、とにかくすべてのことに対して、ひたむきに全力で走りきった人間のすがすがしさのようなものを私は強く感じました。
宮沢賢治は多くのジャンルで才能を発揮した人でしたが、私にとって最も親近感を感じるのは、やはり彼が熱心な音楽愛好家であったこと。
とくにベートーヴェンの「田園」が好きだったようですが、戦火を免れた彼の愛聴盤(SP)が館内に展示されており、よくみると、プフィッツナー指揮のベルリンシュターツカペレのポリドール盤でした。
すぐ隣には「未完成」のSPがありましたが、こちらはクレンペラー指揮の同じくベルリンシュターツカペレ盤。
何か、時空を越えて音楽が聞えてきそうな感じがして、しばし時間を忘れてその場に立ちつづけていました。
館内をくまなく見た後は、ラウンジで珈琲を飲みましたが、これがまた美味しかった。
なんだか心の中が洗われるような、素敵な時間を過ごさせてもらいました。

その後、花巻温泉「游泉 志だて」へ。
落ち着いた雰囲気の大人のホテルで、温泉も料理も掛け値なしに二重丸でした。
写真は部屋の露天風呂から眺めた風景ですが、静寂の中にきこえる川のせせらぎの音、澄んだ空気、「ああ日本人でよかった、日本に住んでいて良かった」と実感させてくれます。
そして、夕食前に大浴場の露天風呂にのんびり浸かっていると、雪がちらちら降ってきました。
この風情を何と例えればいいのでしょうか。
冒頭「夢のような・・・」と書いたことが、早くも半分実現したのです。
一方、雪見酒のうち「お酒」については、夕食時にプレミアムモルツ、シャンパーニュ、吟醸酒と、まさにフルコースで堪能させてもらいましたから、私の夢はこれで完全に実現したことになりますね。

ゆったりと流れる時間。
柔らかさをもった癒しの温泉。
最高の料理とお酒。
笑顔が素敵な従業員の人たち。
もう、最高の贅沢を味わわせてもらいました。

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バッハ カンタータ第190番「主に向かいて新しき歌を歌え」

2009-01-02 | その他
新年 おめでとうございます

年末年始、超特急で両方の実家に帰っていたので、新年のご挨拶が遅くなってしまいました。
まだ初詣にも行っていないのですが、心身ともに健康な一年が送れれば、これに優ることはありません。
そんな思いもあって、年初最初に聴いた音楽(帰省中だったので、ipodでの鑑賞でしたが・・・)は、バッハのカンタータ第190番。

この曲は、バッハがライプチヒ時代に書いた新年用のカンタータですが、華やかさと敬虔な美しさの両方の魅力をもった素敵な音楽です。
第1曲の弾むようなリズムと後半のアレルヤを聴くだけで、新年の晴れやかさが自然に体に溢れてきます。
そして、第5曲のデュエットの美しさ。
年の初めに、このカンタータを選んで良かったと思いました。

それから、もうひとつ。
このカンタータの第2曲の歌詞は、現在の社会情勢にあまりにぴったり。
私はクリスチャンではありませんが、心に残ります。
大村恵美子さんの訳でご紹介します。

<第2曲>
(前略)

(バス)
新たの年にも
み恵みと 顧(かえり)みをば
われらに 与えたまえ
神に 感謝せん

(テノール)
み慈しみ
過ぎし日にも あまねく
禍(わざわい) 病(やまい)
戦(いくさ)より 守りぬ
われら 歌わん

(アルト)
み父の まこと
終りなく
日々 新たに 注がる
わが 主よ
されば われら
み前に いでて
いのちの かぎり
ほめ歌を ささぐ
神に 感謝せん



本年もどうぞよろしくお願いいたします。







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今年一年を振り返って

2008-12-31 | その他
今年一年を振り返ると、例年にもましていろいろなことがありました。
しかし、幸いにも、仕事でもプライベートでも、総じて素晴らしい体験をさせてもらったと感じています。
大晦日ですから、なかでもとくに印象に残ったことを・・・。

<音楽編>
音楽の楽しみ方としては、大きく3とおりあるのではないでしょうか。
①CDや映像を通して、音楽を楽しむ
②生のコンサートやオペラを会場で楽しむ
③自分で歌や楽器の演奏をすることによって音楽を楽しむ
私の場合、10年くらいまえから①のウェイトが高くなってきたので、ここ数年は、可能な限り②の「生の演奏に接すること」にこだわるようにしてきました。
そして、今年は、③の所謂「プレイ」にも頑張ってみようと決意した年でもありました。

その「プレイ」の体験で最も印象深かったのが、5月の韓国ギター演奏旅行です。
旅行記を何回か書きかけて未だ完成しておりませんが(汗)、韓国内での4回のコンサートはいずれも思い出深いものでした。
とりわけ、ある大きな病院のホールで行ったコンサートでは、多くの人が入院服(パジャマのようなもの)を来て、熱心に聴いてくれました。
点滴を受けながら聴いてくれた人、まだ小さいのに難病で何年も病院に入院している子供たち、ほとんど目の見えなくなった老人の方、包帯姿も痛々しく車椅子で聴いてくれた人、本当にいろいろな人が聴いてくれました。
最後に韓国の民謡をアレンジして演奏したときには、いつの間にかホール全体が大合唱に包まれたのです。
まさに、音楽の持つ力、音楽によって実現した心と心の会話の尊さを実感した瞬間でもありました。
きっと、一生忘れないでしょう。

次に②のコンサート、オペラ編。
順不同でベスト5をあげますと、
■ムーティ&ウィーン国立歌劇場:「コシ・ファン・トュッテ」
■アルゲリッチ&カプソン兄弟:ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲第2番ほか
■ムーティ&ウィーンフィル:チャイコフスキー交響曲第5番ほか
■アンサンブル ウィーン=ベルリン:草津におけるコンサート
■グリモー&P・ヤルヴィ:ベートーヴェン「皇帝」ほか
あと、妖精プティボンが歌った魅惑のステージ、ラトル&ベルリンフィルのブラームスの2番、ハーゲンカルテットのラヴェル、スクロバチェフスキ&読響のマチネにおける名演等、ベスト5以外にもたくさんの素晴らしいコンサートに出会いました。

①のCD&映像では、毎日何らかの形で聴き続けていることもあり、なかなか絞りきれません。
ただ、一番鮮烈な印象を受けたという点で、
■アラール:サン=サーンス バソンソナタ
この演奏には本当に感銘を受けました。

<ワイン・お酒>
私の「3種の神器」のひとつである(というよりも、生来大好きな)お酒部門でも素敵な出会いがありました。
とくに印象深かったお酒は、次の4銘柄です。(とくにコメントはしません)
■エグリ・ウーリエ(シャンパーニュ)
■アンリ・ジロー(シャンパーニュ)
■フィリップ・パカレ(ボジョレー)
■赤兎馬(芋焼酎)

<その他>
世界的な金融危機を背景に、年初想像もしなかったような厳しい状況になっています。
一金融マンとして、日をあらためてこの問題については書きたいと思いますが、ひとつだけ願っていることがあります。
それは、「誠実に、そして真摯に現実に立ち向かおうとしている人たちを、決して失望させてはいけない」ということです。
その意味からも、今こそ政治に大きな期待を寄せています。

また、一方で、こんな時代だからこそ、音楽を含む芸術の力を信じたい。
あの9.11同時多発テロが発生した翌日、現地でコンサートが開かれ、満員の聴衆で埋まったという事実。美術館もしかり。また、第2次世界大戦終了直後のドイツでも、戦火に蹂躙されたベルリンの街で早速コンサートが開催され、人々の心を癒したそうです。
来年は、正直厳しい年になりそうですが、常にみんなが希望をもって暮らせるような世の中になってくれること祈るばかりです。



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韓国ギター演奏旅行(その3)

2008-06-05 | その他
訪韓2日目。
いよいよメインのコンサートの日です。
済州で朝食をとったあと、チャーターしたバスに乗り込み、韓国の最高峰ハルラ山(1950m)を横目に観つつ、済州島第2の町である西帰浦へ。
時間にして一時間ほどの移動でした。

西帰浦は、韓国でも有名なリゾート地。映画「シュリ」の舞台としても有名になりましたので、ご存知の方も多いと思います。
左は、宿泊した西帰浦のホテル前の風景ですが、どこか宮崎に似た雰囲気で、その開放感がなんとも魅力的。海があって、山があって、川があって、それはそれは素晴らしいところでした。



↓ホテルのロビー。とても明るく清潔な印象です。
ホテルにチェックインした後、夕方のコンサートに向けて、早速練習開始。まだロマニリョスのご機嫌は戻りません。私自身の爪(音を引き出す右手の爪です)の状態とも、微妙に感触があわないのです。
なかなか言葉で説明しにくいのですが、本当にミクロのところで、しっくりいきません。加えて、湿度の関係でしょうか、なかなか思ったような響きになってくれません。幸い、指はしっかり回ってくれているようなので、あと数時間で「馴染んで」くれるとよいのですが・・・。
あっという間に午後2時になりました。いよいよホールに向けて出発です。

この日のコンサート会場は、西帰浦女性文化センター。
約300席のホールですが、リハーサルをしてみると、とてもいい響きがします。
ロマニリョスも少しは機嫌を取り戻してくれたような気がしますが、本番は果たしてどうなんだろう。

開演のベルが鳴り、いざ本番です。
最初の曲はアンサンブルで、初日と同様「ウィーンはいつもウィーン」。
音の感触は上々。自分の音も、とてもよく聴こえます。
ただ、後半のステージで、ブローウェルの「11月のある日」という独奏曲を弾きだすと、強いライトのせいか弦が下がり、これにはさすがに参りました。
演奏に集中できなかったのが、少々残念。
しかし、この日のメインのコンチェルトが残っています。
しかも、今回私はソロを弾くことになっていました。
すぱっと、気持ちを切り替えて、さあレッツ トライ!
曲は、古典派を代表するソルの名曲「グラン=ソロ」を、私の師匠が協奏曲風にアレンジした、名づけて「グラン=ソロ コンチェルト」。
豪快かつ華麗な編曲で演奏効果は極めて高いのですが、その分、ソリスト泣かせです。
しかし、最初から最後までほとんど弾きづめだったこともあり、緊張している暇もなく、何とか弾き終わりました。
お陰さまでたくさん拍手をいただきましたが、終わると同時に、さすがにどっと疲れがでてきました。
もう、何をするのもいやー。
風呂に入って、ビール飲みたーい!

しかし、この日はもう1ラウンド(いや正確には2ラウンド)あったのです。
ホテルのロビーで行なう1時間強のコンサートが待っていたのです。
誰だ・・・。こんな鬼のようなスケジュールを考えたのは・・・。(笑)
でも、ホテル代を無料にしてもらえるという涙が出るような嬉しい条件ですから、やむを得ないですよね。

続きは次回に・・・。










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