私はプロフィールに書かせてもらっている通り、珈琲が大好きだ。
休日になると、自分で淹れた珈琲を1日5杯以上飲むことも珍しくない。
お気に入りの豆を選び、きっちり分量だけ挽いて、丁寧にドリップで淹れる。
その間にカップを温めることも忘れてはいけない。
お湯の温度もきわめて重要で、熱すぎたら香りが飛んでしまうし、ぬる過ぎると全て台無し。
お作法はシンプルだけど、どこかで少しでも手を抜くと、とたんに味に跳ね返ってくる。
とても怖いのです。
だから珈琲を淹れるときは、いつも真剣。
でも、そうやって注意深く淹れた珈琲は、やはり格別の味がする。
ただ、ちょっと飲み過ぎかなと思って、内心いささか心配していた。
そんな折、週刊新潮の最新号にこんな記事を見つけた。
概要は、ざっと次の通り。
「米国立癌研究所の研究によると、死亡率が、珈琲を飲まない男性と比較して、珈琲を毎日1杯飲む男性は6%、2~3杯飲む男性は10%、4~5杯飲む男性は12%とそれぞれ低下した。また日本の研究でも、女性ではシミが少なくなり、大腸ガンになるリスクも低下することが明らかになった。この理由について、お茶の水女子大学大学院の近藤教授は、『メカニズムはよく分かっていないが、おそらく珈琲に含まれるポリフェノールが、活性酸素を除去することによって、老化や病気を予防しているのではないか』と分析する。」
これは朗報。
さあ、これで気兼ねなく珈琲を飲めるぞ。
というわけで、いま、本日5杯目の珈琲を飲んでいる。
今飲んでいる銘柄は、友人にもらった「ニカラグア・カサブランカ」。
独特の酸味があって、実に美味しい。
複数の銘柄を、そのときの好みで選んで飲めるというのは、珈琲好きにとって最高の贅沢かもしれない。
そして、美味しい珈琲を飲むと、やっぱりいい音楽を聴きたくなる。
あまりにベタだけど、今聴いているのは、バッハのコーヒー・カンタータ。
エディット・マティスがペーター・シュライヤー率いるベルリン室内管弦楽団と組んだ演奏で、アメリンクがコレギウムアウレウム合奏団と組んだディスク(HM)と共に、私の2大愛聴盤である。
ここでも、マティスが本当に素晴らしい。
瑞々しく、どこまでもピュアで、才気煥発な娘さんを見事に表現してくれている。
とくに第8曲のアリアは抜群。
設定を少し変えると、すぐにでも「フィガロの結婚」のスザンナになりそうだ。
そして、このカンタータの4曲目のアリアで、娘のリースヒェンが歌う歌詞に私は全面的に共感を覚える。
皆さん、そう思われませんか?
「ああ、なんてコーヒーはおいしいんでしょう。
千回のキスよりもすてきで、
マスカットワインよりも甘い、
コーヒーが無くてはいけないわ、
そしてわたしをよろこばせようというのなら、
コーヒーを入れて下さい。」
(訳:高崎市物産振興協会のブログ「物産日記」より)
バッハ:カンタータ『そっと黙って、おしゃべりめさるな』BWV.211
(コーヒー・カンタータ)
<演奏>
■エディット・マティス(リースヒェン)
■テオ・アダム(シュレンドリアン)
■ペ-ター・シュライヤー(語り手)
■ペーター・シュライヤー指揮
■ベルリン室内管弦楽団
休日になると、自分で淹れた珈琲を1日5杯以上飲むことも珍しくない。
お気に入りの豆を選び、きっちり分量だけ挽いて、丁寧にドリップで淹れる。
その間にカップを温めることも忘れてはいけない。
お湯の温度もきわめて重要で、熱すぎたら香りが飛んでしまうし、ぬる過ぎると全て台無し。
お作法はシンプルだけど、どこかで少しでも手を抜くと、とたんに味に跳ね返ってくる。
とても怖いのです。
だから珈琲を淹れるときは、いつも真剣。
でも、そうやって注意深く淹れた珈琲は、やはり格別の味がする。
ただ、ちょっと飲み過ぎかなと思って、内心いささか心配していた。
そんな折、週刊新潮の最新号にこんな記事を見つけた。
概要は、ざっと次の通り。
「米国立癌研究所の研究によると、死亡率が、珈琲を飲まない男性と比較して、珈琲を毎日1杯飲む男性は6%、2~3杯飲む男性は10%、4~5杯飲む男性は12%とそれぞれ低下した。また日本の研究でも、女性ではシミが少なくなり、大腸ガンになるリスクも低下することが明らかになった。この理由について、お茶の水女子大学大学院の近藤教授は、『メカニズムはよく分かっていないが、おそらく珈琲に含まれるポリフェノールが、活性酸素を除去することによって、老化や病気を予防しているのではないか』と分析する。」
これは朗報。
さあ、これで気兼ねなく珈琲を飲めるぞ。
というわけで、いま、本日5杯目の珈琲を飲んでいる。
今飲んでいる銘柄は、友人にもらった「ニカラグア・カサブランカ」。
独特の酸味があって、実に美味しい。
複数の銘柄を、そのときの好みで選んで飲めるというのは、珈琲好きにとって最高の贅沢かもしれない。
そして、美味しい珈琲を飲むと、やっぱりいい音楽を聴きたくなる。
あまりにベタだけど、今聴いているのは、バッハのコーヒー・カンタータ。
エディット・マティスがペーター・シュライヤー率いるベルリン室内管弦楽団と組んだ演奏で、アメリンクがコレギウムアウレウム合奏団と組んだディスク(HM)と共に、私の2大愛聴盤である。
ここでも、マティスが本当に素晴らしい。
瑞々しく、どこまでもピュアで、才気煥発な娘さんを見事に表現してくれている。
とくに第8曲のアリアは抜群。
設定を少し変えると、すぐにでも「フィガロの結婚」のスザンナになりそうだ。
そして、このカンタータの4曲目のアリアで、娘のリースヒェンが歌う歌詞に私は全面的に共感を覚える。
皆さん、そう思われませんか?
「ああ、なんてコーヒーはおいしいんでしょう。
千回のキスよりもすてきで、
マスカットワインよりも甘い、
コーヒーが無くてはいけないわ、
そしてわたしをよろこばせようというのなら、
コーヒーを入れて下さい。」
(訳:高崎市物産振興協会のブログ「物産日記」より)
バッハ:カンタータ『そっと黙って、おしゃべりめさるな』BWV.211
(コーヒー・カンタータ)
<演奏>
■エディット・マティス(リースヒェン)
■テオ・アダム(シュレンドリアン)
■ペ-ター・シュライヤー(語り手)
■ペーター・シュライヤー指揮
■ベルリン室内管弦楽団