映画を観て来た。
町の映画館は4月の始めに再開した。
それでもなかなか映画館に足が向かなかった。
理由は二つ。
一つは今、映画を観ていていいんだろうか、と言うこと。
いまだ避難暮らしをせざるをえない人がいっぱいいるというのに。
映画館の支配人の言葉が新聞の記事に載っていた。
「映画が人々の心の癒しになればいいと思って、復旧を急いだ」
その支配人さん、年間200~300本の映画を観ているのだけど、震災後は1本も観てないそう。復旧のためにその時間を費やしたんだろうか。
自粛していて、映画館の灯を絶やしてしまったら、それこそ本末転倒。
彼らの気持ちに応えるのは映画を観ること、それだけだろう。
そしてもう一つの理由は余震。
ようやく収まってきたと思った余震。
7日の夜にどかんと来て。
丸1ヶ月経った11日には本震を思わせるような揺れが続く。
せっかく片付けた品や本がまたバラバラ落ちて来た。
最近、趣味の一つになったペーパークラフトで作った「サクラダ・ファミリア」が落っこちてきて塔が何個か崩壊した。
もう、いや、この地震。
出かけようと思った朝には緊急地震速報が2回も鳴り。
さらには映画鑑賞中にも鳴り響く。
それでも、何とか最後まで無事映画鑑賞することが出来た。
映画を鑑賞した、と言うより、無事最後まで映画を観ることが出来た、と言うことで満足。マラソンで完走したような気分。
桜が咲き始めた。
思わず笑みがこぼれる。
桜って人をあったかくする。
でも、ふと目をそらすと…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d1/c7d6636122b86f3bb4d2ee6f46fb7564.jpg)
巨大な石灯籠の頭が転げている。
まだまだあちこち、震災の爪あとが残っている。
どんな時にも桜は咲く。
これから先、桜を見るたび悲しい思い出に胸を痛める人、たくさんいるんだろう。
それでもいつか、笑顔で桜を見られる時が、きっと来る。
映画を観て来てよかった。
町の映画館は4月の始めに再開した。
それでもなかなか映画館に足が向かなかった。
理由は二つ。
一つは今、映画を観ていていいんだろうか、と言うこと。
いまだ避難暮らしをせざるをえない人がいっぱいいるというのに。
映画館の支配人の言葉が新聞の記事に載っていた。
「映画が人々の心の癒しになればいいと思って、復旧を急いだ」
その支配人さん、年間200~300本の映画を観ているのだけど、震災後は1本も観てないそう。復旧のためにその時間を費やしたんだろうか。
自粛していて、映画館の灯を絶やしてしまったら、それこそ本末転倒。
彼らの気持ちに応えるのは映画を観ること、それだけだろう。
そしてもう一つの理由は余震。
ようやく収まってきたと思った余震。
7日の夜にどかんと来て。
丸1ヶ月経った11日には本震を思わせるような揺れが続く。
せっかく片付けた品や本がまたバラバラ落ちて来た。
最近、趣味の一つになったペーパークラフトで作った「サクラダ・ファミリア」が落っこちてきて塔が何個か崩壊した。
もう、いや、この地震。
出かけようと思った朝には緊急地震速報が2回も鳴り。
さらには映画鑑賞中にも鳴り響く。
それでも、何とか最後まで無事映画鑑賞することが出来た。
映画を鑑賞した、と言うより、無事最後まで映画を観ることが出来た、と言うことで満足。マラソンで完走したような気分。
桜が咲き始めた。
思わず笑みがこぼれる。
桜って人をあったかくする。
でも、ふと目をそらすと…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d1/c7d6636122b86f3bb4d2ee6f46fb7564.jpg)
巨大な石灯籠の頭が転げている。
まだまだあちこち、震災の爪あとが残っている。
どんな時にも桜は咲く。
これから先、桜を見るたび悲しい思い出に胸を痛める人、たくさんいるんだろう。
それでもいつか、笑顔で桜を見られる時が、きっと来る。
映画を観て来てよかった。