虎屋ミッドタウン店の「紙のかたち」展、
無事に会期終了いたしました。
約1ヶ月半という、長期にわたる展示でしたが
多くの方にお越しいただき、大変嬉しく思います。
本当に、ありがとうございました。
ノートに書いて下さったみなさんの感想も、
宝物として、次回の制作の糧にしていきたいと思います。
これからも、よろしくおねがいします。
さてさて、娘との毎週末のミッドタウンデートも最終日。
この日は、写真の和菓子や、
サンプルを食べる(マネをする)ということで、楽しく過ごしました。
(途中、自分のベビーカーを他のお子様に触られ大泣きアリ)
そして、翌日は撤収~!
息吹工藝社のみなさまです。
お世話になっております。
まわりの額作品はパパパッと終わっちゃいます。
そうそう、この真ん中を除いてはねー。
季節の生菓子さんも、終了~。
しかし、ここからが大変なのです。
阿吽の虎、解体です。
まずは阿吽の虎の下書きをはずします。
次に、柿渋作品をはずすのですが、
紙が乾燥してパリパリになっているので緊張の一瞬が続きます。
緊張です。
最後は「阿の虎」。
慎重に、とめておいた両面テープをはがしていきます。
有能な息吹工藝社さんたちのおかげで、全てクリア。
(虎屋さんの展示設営はすべて息吹工藝社さんなのです。)
無事に作品の撤収を終えました。
四角柱の解体は、困難だったらしく、
この後、みんなで裏口に運んで行ったので、
私は退散して、撤収見届け終わりました。
お疲れさまです。
ちなみに、この「阿吽の虎」大作品は、
とある所に納まる事になったので、
生の作品をご覧いただく機会は今回のみとなりました。
ご覧いただけたみなさま、ラッキーでしたね!(笑)
今回の虎屋さんの展示のために作った作品ではありましたが、
本当にさよならするとは思っておらず、私もびっくり。
ちょうど震災あたりの時期に作っていて、
精神的にも肉体的にも追い込まれつつ制作した作品で、
思い出深いです。
無事に旅立ってくれて、嬉しいような悲しいような。
作品はどれも大事なので、毎回そんな気分です。
まだ、この後、作品の撮影をしたり、額装をしたりと、
私はしばらく作品とおつきあいするのですけどね。
ひとまず、お疲れさまです。
そして、展示をさせて頂いた虎屋さん、
本当にありがとうございました。
スタッフの方々にも、
本当によくしていただいてありがとうございました。
お礼の内容なのに、すでに1週間経ってしまってます。
すみません。
もう、みなさんご存知かと思いますが、
来週6月27日から、銀座の 文藝春秋画廊ザ・セラー にて
4年越し、桐野夏生さん小説「ポリティコン」展を開催します。
いまはそちらの準備に追い込まれていますが、
他にも、いろいろありまして、
とりあえず、横浜~。
象の鼻パークです。
昨年から引き続いてやっている
ランデヴープロジェクトの打ち合わせで訪れたのですが、
良いところすぎて、しばしぼーっとします。
娘を連れて遊びにきたいな~。
この日は、横浜行き前に済ませた
額屋さんの額選びが早く終わったので、ちょっと心に余裕。
打ち合わせも無事に終わり、
こちらのプロジェクトもますます楽しみなのです。
最後に、虎屋さんでの展示で
初公開だったのがこちらの作品。
「夫婦鯉滝登り」です。
個人的なご依頼があり、制作させていただきました。
昨年の春に作りました。
こちらは、すごく古くて、
大学卒業後次の年かな?
日本料理屋さんでアルバイトをしていた頃の作品です。
2000年とか、早くも11年前の作品です。
(自分で書いて、驚き!そんな前だったか)
副店長さんのお子様に、新聞兜を作ってあげて
かぶせてモデルになってもらいました。
新聞兜の作り方を忘れていて、
おじいちゃんに電話をかけて聞いたのでした(笑)。
私の作品集には、なぜか作品選定に漏れてしまい
掲載されていないので珍しい作品だと思います。
私も気に入っています。
次回、作品集を作るなら載せてあげたい作品のひとつです。
もう、気持ちは「ポリティコン」!
がんばるぞー!