福井利佐blog

切り絵アーティストの日々

「ありがとうございました」

2011年06月19日 | 過去のBLOG記事

虎屋ミッドタウン店の「紙のかたち」展、
無事に会期終了いたしました。

約1ヶ月半という、長期にわたる展示でしたが
多くの方にお越しいただき、大変嬉しく思います。

本当に、ありがとうございました。

ノートに書いて下さったみなさんの感想も、
宝物として、次回の制作の糧にしていきたいと思います。

これからも、よろしくおねがいします。


さてさて、娘との毎週末のミッドタウンデートも最終日。

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この日は、写真の和菓子や、
サンプルを食べる(マネをする)ということで、楽しく過ごしました。
(途中、自分のベビーカーを他のお子様に触られ大泣きアリ)


そして、翌日は撤収~!

息吹工藝社のみなさまです。
お世話になっております。

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まわりの額作品はパパパッと終わっちゃいます。

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そうそう、この真ん中を除いてはねー。

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季節の生菓子さんも、終了~。

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しかし、ここからが大変なのです。

阿吽の虎、解体です。

まずは阿吽の虎の下書きをはずします。

次に、柿渋作品をはずすのですが、
紙が乾燥してパリパリになっているので緊張の一瞬が続きます。

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緊張です。

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最後は「阿の虎」。

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慎重に、とめておいた両面テープをはがしていきます。

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有能な息吹工藝社さんたちのおかげで、全てクリア。
(虎屋さんの展示設営はすべて息吹工藝社さんなのです。)

無事に作品の撤収を終えました。

四角柱の解体は、困難だったらしく、
この後、みんなで裏口に運んで行ったので、
私は退散して、撤収見届け終わりました。

お疲れさまです。

ちなみに、この「阿吽の虎」大作品は、
とある所に納まる事になったので、
生の作品をご覧いただく機会は今回のみとなりました。

ご覧いただけたみなさま、ラッキーでしたね!(笑)

今回の虎屋さんの展示のために作った作品ではありましたが、
本当にさよならするとは思っておらず、私もびっくり。

ちょうど震災あたりの時期に作っていて、
精神的にも肉体的にも追い込まれつつ制作した作品で、
思い出深いです。

無事に旅立ってくれて、嬉しいような悲しいような。

作品はどれも大事なので、毎回そんな気分です。

まだ、この後、作品の撮影をしたり、額装をしたりと、
私はしばらく作品とおつきあいするのですけどね。
ひとまず、お疲れさまです。


そして、展示をさせて頂いた虎屋さん、
本当にありがとうございました。

スタッフの方々にも、
本当によくしていただいてありがとうございました。

お礼の内容なのに、すでに1週間経ってしまってます。
すみません。

もう、みなさんご存知かと思いますが、
来週6月27日から、銀座の 文藝春秋画廊ザ・セラー にて
4年越し、桐野夏生さん小説「ポリティコン」展を開催します。

いまはそちらの準備に追い込まれていますが、
他にも、いろいろありまして、
とりあえず、横浜~。

象の鼻パークです。

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昨年から引き続いてやっている
ランデヴープロジェクトの打ち合わせで訪れたのですが、
良いところすぎて、しばしぼーっとします。

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娘を連れて遊びにきたいな~。

この日は、横浜行き前に済ませた
額屋さんの額選びが早く終わったので、ちょっと心に余裕。

打ち合わせも無事に終わり、
こちらのプロジェクトもますます楽しみなのです。

最後に、虎屋さんでの展示で
初公開だったのがこちらの作品。
「夫婦鯉滝登り」です。

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個人的なご依頼があり、制作させていただきました。
昨年の春に作りました。


こちらは、すごく古くて、
大学卒業後次の年かな?

日本料理屋さんでアルバイトをしていた頃の作品です。

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2000年とか、早くも11年前の作品です。
(自分で書いて、驚き!そんな前だったか)

副店長さんのお子様に、新聞兜を作ってあげて
かぶせてモデルになってもらいました。

新聞兜の作り方を忘れていて、
おじいちゃんに電話をかけて聞いたのでした(笑)。

私の作品集には、なぜか作品選定に漏れてしまい
掲載されていないので珍しい作品だと思います。
私も気に入っています。

次回、作品集を作るなら載せてあげたい作品のひとつです。



もう、気持ちは「ポリティコン」!
がんばるぞー!




 


「先週の出来事」

2011年06月12日 | 過去のBLOG記事

あっという間に一週間が経ちました。
早いものですね。

そして、12日が
ミッドタウン虎屋さんの「紙のかたち」展が最終日です。
私も会場に伺います。

ミッドタウンは21時までですが、
私は最後までいられないかもしれませんが、
出来る限りいたいと思っています。

さてさて、先週の出来事をざっと報告したいと思います。

先週もミッドタウンにお伺いしました。
いつも、開店の11時くらいから行ってしまいます。

いつもの娘とのミッドタウンデートに
おじいちゃん(私の父)が同行しました。

そして芝生でランチ。

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そして、午後には移動。

この日は第二の目的、
藤城清治さんの自宅スタジオ展に向いました。

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着いてみてびっくり、
道路を隔てて長蛇の列でした。

ちょっと娘がもつのかわかりませんでしたが、
せっかくなので、見たいです!並んでみる事にしました。

お天気も、曇りで過ごしやすかったり、おじいちゃんが
いるので嬉しいのか、愚図ることなく無事会場へ。

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まあ、なんて素敵なアトリエなのでしょう。
自宅のお庭に増築して作られた物のようです。

ここ以外に、事務所や倉庫など
アトリエ界隈に藤城さんの代表的な絵柄の
マークの場所が何カ所かありました。

会場に入ってからも、影絵だし、
娘が怖がったらどうしようかと思いましたが、
動物園さながらの動物達やキャラクター達で、
娘の心をぐっと掴み、楽しく見れました。

まず、ふくろう(本物)がいました。

ケロヨンもいます。

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ワライカワセミもいました。
大人しくて、なでても平気なのです。

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猫もいました。

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モグちゃんも。

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ほかに、ボタンインコとか、
サルーキーは3匹くらいいました。

娘は影絵がきれいで、トキめいていた様子。

   
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写真もOKでした。

わたしもこの小人がでてくる辺りの
お話が好きだった記憶があります。

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アトリエ内にバーカウンター。

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藤城さんは長年にわたりカルピスの
イメージビジュアルを手がけてらしたのでカルピスの提供です。

バーカウンターの棚は、お酒ではなく、
「ぼくのこけしコレクション」という、全国のこけし達です。

アロワナもいました。

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大型水槽は、他にも3つくらいあり、
階段下には池もありました。

これは本当にこどもにとっては楽しいです。

藤城さんの愛用の椅子。

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カミソリでズタズタなのです。
でも愛着があって使っているそうなんです。
椅子がズタズタになるって、どういう状況なんでしょう!

世田谷のボロ市で買ったという、ライオンの子どもの剥製。

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小人のフィギュア全色。

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私は紫を持っているので、
娘はそれに気づいて指差していました。

今回は、爆笑問題の太田光さん著の
「マボロシの鳥」の絵本の挿絵を制作した
創刊記念という事で20年ぶりにスタジオ展を慣行したそうです。

藤城さんは御歳87歳!

すごい情熱と信念をもって、今回制作を行っていました。
すごいです。

20年前でも67歳。

その時は、また20年後にスタジオ展が
開催できるとは思っていなかったと思います。

まだまだ現役なのです。
これからも、行ける所まで頑張って頂きたいです。

こちらも12日までです。
おすすめです。

虎屋さんでは、私の中学校時の担任の先生から、
素敵な芍薬のお花をいただきましたー!
ありがとうございます。
すごく香りもいいです。

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そして、次の日の朝。
置いていある昨日のチケットに気づき、
しきりに説明をはじめる娘です。

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よほど、印象深かったようです。



原宿のBEAMSに、
水野健一郎さんの「KATHY」展を見に行きました。

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こちらもおもしろかったです。


そのまま、青山の「ユトレヒト」へ。

カフェ部分のアムールが閉店するので、
クロージングにかけつけました。

店主の田口さんが、東京を離れるからです。

同い年の娘さんがいて、よく遊んでもらっていたので
少し寂しいのですが、また遊べる日を楽しみにしています。

大人は飲んだり食べたり。
子ども達はお絵描きをさせてもらっていました。

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好きよね~。
机にもはみ出てしまって・・・。

すみませんでした~。

ランチに出していた四国のおうどんをゲットしました。
本当に激ウマ!なのです。

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また食べたい。



そして、その翌日はまたしても収録~!

BS朝日さんの番組です。
どこで何かは、見てのお楽しみですが・・・。
(後ろの絵でわかるかも・・・。)

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今回の出演はチョビッとです。
凄腕として登場します(笑)。

メインゲストはあの世界的な芸術家、
音楽家、ヴァイオリニストの3兄弟の、音楽家の方です。

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お友達も呼んでの宴に参加するという形の番組です。


そこで、なんとあの歌舞伎役者の中村扇雀さん
(ゲストの方の小学校からの同級生らしいです。)と
一緒に写真を撮らせていただきました。

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いやはや、歌舞伎を観させて頂いている者としては恐縮です~。

嬉しすぎて、そして緊張して、
変な顔の私です(不慣れな化粧のせいか?)。

扇雀さんの目ヂカラがすごいです~。

みなさん、とてもいい方たちばかりで
とても楽しく収録させて頂きました。


そして、扇雀さんのブログにもご紹介いただき
まことにありがとうございます。

http://www.senjaku.com/blog/

こちらを御覧になれば、なんのことかすぐにわかりますね(笑)。

詳細は後日~。
私、ほとんどしゃべっていなかった。
大丈夫かな~。



             


桐野夏生氏×福井利佐 トークショー

2011年06月09日 | 過去のBLOG記事

桐野夏生氏の長編小説「ポリティコン」への
挿画・装丁画の切り絵作品展の最終日に、
桐野夏生×福井利佐 トークショーを開催いたします。

「ポリティコン」制作時の秘話や、
一緒に訪れた山形への取材旅行でのエピソードなど、
約5年にわたり一つの作品に向かい合ってきた2人が、
作品への思いなど語ります。

●日時:2011年7月2日(土)
    13:30会場/14:00開始(15:00終了)

●入場:1,000円
    (福井利佐ポストカードのお土産付)  

●定員:30名

●お申込み:

 定員に達しましたため受付を終了いたしました。
 ありがとうございました。      (2011/6/25)
 



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「いとこ結婚式」

2011年06月08日 | 過去のBLOG記事

先週日曜日にいとこの結婚式がありました。

いとことは、STUDIO4℃のHくんのことです。
映像作品「たらちね」では、お世話になりました。

そして、同じく「たらちね」制作の際にお手伝い頂いていた、
Mちゃんと結婚したのです。

本当の挙式は3月の予定でしたが、
震災で延期となっていたのです。

この度、無事にとり行われました。

よかった、よかった。

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Hくんの紋付袴とMちゃんの白無垢姿がとてもお似合いでした。

おめでとうございますー!

家の娘も着物で参加。

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3月のつもりで用意していたのですが、
5月も終わりになって暑くなってきて着物は心配でしたが、
この日は雨で寒かったので、ちょうどよかったです。

私の席は、福井家席。

Hくんのお母さんは私の母の姉です。
小さい頃は、兄も、Hくんの姉も年が近かったので、
みんな兄弟のように過ごしました。

私の隣には、長兄で唯一未婚の兄です。

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だれか嫁にきてやってください(笑)。

隣に座る祖父の世話をよくやってくれています。
同居のおじいちゃん、おばあちゃん子なのでね。

この、奥に座るおじいちゃんは、この日絶好調。

Hくんが近くを通る度に「Yすけ!(Hくんの名前)」と呼びかけていました。

老人力的に飲み物をこぼしたり、
元気におばあちゃん、兄の世話になっていました(笑)。

帰りの着替えの際には、
みんなで着替えさせてもらっている自分と対照的に
一人で着替えているおばあちゃんが下着姿になったのを見て、
「なんだ、ばあさん風呂か。」
という、ウィットに飛んだギャグの切れもよかったそうです。

ケアホームなどでも、
このセンスあるギャグで人気者と言う噂です。

そして、右から、おばあちゃん、私の母、父です。

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父の横には主人、娘です。

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娘にはお子様メニュー。おいしそうだねー。

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こちらでも、父がディジュリドゥーを披露。

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私も着物で参加。

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娘は、久々に会ったじい様に良くなついております。
演奏後も「じっじ!」とかけ寄っていました。

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式終了後の待ち合いの時間も、じい様のとこにいます。

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着物の時には、こちらの吾妻袋が大活躍でした。
娘のものが入っています。

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とっても感動的でいいお式でした。
伯父さんの作った、
二人のプロフィール映像もとってもよかったです。

Hくんは、共働きの両親のもと、
伯父さんの実家だったり、福井家だったり、
いろいろなところに預けられて育てられたので、
親戚中、「あのかわいいYちゃんが!」と、
感慨ひとしおだったみたいです。

小さい頃から、お勉強や運動がよくできて
優秀だったのでねー。
期待も大きかったのですよ。

ここからが、またスタートですね。
お二人とも、お幸せにー。



そして、次の日は、私の母と娘でミッドタウン。

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今日は母が用意した、お出かけ用スカート。

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スカートなんかはいちゃって、なんだかおねえさんふうですね。

おやつも食べて、大満足。枝豆ロールケーキ。

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そして、母は働きます。

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名古屋テレビさんの番組に出演させて頂きました。
「CONTACT CAFE C」という番組です。

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収録の様子。

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右から、水道橋博士さん(浅草キッド)、
MEGUMIさん、河北麻友子さん、私。

切り絵体験中です。

放映は東海3県(愛知、岐阜、三重)です。
詳細は後日。


そして、現在発売のBRUTUS。
朝食特集です。

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ちらっと出させて頂いているのですが、
朝食特集、おもしろいです。
ほんとうに、食べたくなります。

いろいろな文化人の朝食も興味深いです。
喫茶店のモーニングセットもたまらないです。

子どもが小さいので、朝は家食ですが、
行けるようになったら行きたいなー。

文化人や業界人に混ざって、リンリンとシーシーなどもご紹介。

私の載っているページはこちら。

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な、な、なんと!さかなクンと同ページ!
やったー!

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ギョざいますよねー!

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でも、フレッシュ的な洋語なときはフィッシュ!

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応用力凄いなー!

尊敬。


私は、「朝は食べない」ということはありえないくらい、
朝食は大事です。

朝は、パンでバリエーションを出すくらいですが、
(和食も好きなのですが、
 みそ汁好きな娘が朝からこぼしてひどい事に・・・。)
いろいろ楽しそうだなーと、
興味深く読まさせていただきました。

おススメです。



「ポリティコン」福井利佐切り絵原画展

2011年06月06日 | 過去のBLOG記事

雑誌『週刊文春』『別冊 文藝春秋』にて約5年にわたり
連載された桐野夏生氏の長編小説「ポリティコン」。

その世界観をさらに印象付けるべく制作された、
福井利佐の切り絵原画の作品展をこの度、開催いたします。

連載時の挿絵から、
20112月に発刊された
書籍「ポリティコン」の装丁画まで、
140点におよぶ切り絵作品の中から
選りすぐりをご覧いただきます。

ぜひ足をお運びください。


会期:2011627日(月)~72日(土)
時間:11:0019:00(初日は12:00から。最終日は17:00まで)
会場:文藝春秋画廊 ザ・セラー(中央区銀座5-5-12


●7月2日(土)には桐野夏生氏×福井利佐のトークショーも
 開催する予定です。詳細は決まり次第こちらでお知らせいたします。

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★なおこの展示期間中のボランティアスタッフも募集しております。
 ご興味のある方はどうぞよろしくお願いいたします。

 詳細→http://blog.goo.ne.jp/risafukui_cutout/d/20110602