バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ワクチン・アジュバント 公開 WO2012105224

2016年07月19日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
ワクチン・アジュバント
出願人: オリンパス株式会社, 静岡県
発明者: 丸山 宏二, 高橋 満, 中川 雅裕, 秋山 靖人, 石井 秀衛, 程 錦雁

出願 JP2012000584 (2012/01/30) 公開 WO2012105224 (2012/08/09)

【要約】近年、生体が本来持つ免疫システムを利用してがんなどの疾患を治療する、ワクチン組成物によるワクチン療法が期待されているが、治療効果が十分に得られないケースが問題となっている。そのため、抗原性を増強し、十分なワクチン療法の効果を得ことができる、安全で、安価なワクチン療法の補助剤、アジュバントが求められている。腫瘍及びその近傍にこれらリンパ球を遊走・集積させることができれば、ワクチン組成物の有効性をさらに改善できる可能性がある。本発明の課題は、ワクチン組成物の効果を増強することができる安価で安全なワクチン療法の補助剤、アジュバントを提供することにある。β−リン酸三カルシウム(TCP)の緻密体を体内に移植することにより、免疫細胞を活性・遊走・集積させる機能がある。発明者らは、この機能を利用することによりワクチン組成物による治療効果を増強することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/s2012105224/

C1orf59ペプチドおよびそれを含むワクチン

2016年07月19日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

C1orf59ペプチドおよびそれを含むワクチン
出願人: オンコセラピー・サイエンス株式会社
発明者: 角田 卓也, 大沢 龍司, 吉村 祥子, 渡辺 朝久

出願 2011-527091 (2009/12/17) 公開 2012-513742 (2012/06/21)

【要約】本発明は、HLA抗原に結合し、かつ細胞傷害性Tリンパ球(CTL)誘導能を有する、SEQ ID NO:43のアミノ酸配列を有する単離されたペプチドまたはその免疫学的活性断片を提供する。本発明はさらに、前述のペプチドまたは断片に対する1個、2個、または数個のアミノ酸の挿入、置換、または付加を含むが、細胞傷害性T細胞誘導能をなお有するペプチドを提供する。前述のこれらのペプチドのいずれかをコードする核酸、ならびに前述のペプチドまたは核酸のいずれかを含む薬学的な剤および組成物をさらに提供する。がんまたは腫瘍を治療するために、本発明のペプチド、核酸、薬学的な剤および組成物を用いることができる。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2012513742/

EGFR依存性疾患またはEGFRファミリーメンバーを標的とする耐性薬剤

2016年07月19日 | 創薬 生化学 薬理学
EGFR依存性疾患またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対して耐性を獲得した疾患を治療するためのピリミジン誘導体の使用
出願人: ノバルティス アーゲー
発明者: ガルシア−エチェベリア,カルロス, マイラ,サウバー−ミシェル

出願 2010-549141 (2009/03/04) 公開 2011-513364 (2011/04/28)

【要約】本発明は、上皮成長因子受容体(EGFR)ファミリーメンバー依存性疾患、またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対し耐性を獲得した疾患の治療における、式(I)の化合物の使用;前記疾患を治療する医薬組成物を製造するための前記化合物の使用;前記使用のための、前記化合物とEGFRモジュレーターの組み合わせ;前記化合物を使用して前記疾患を治療する方法;および前記化合物を単独、または特にEGFRモジュレーターと組み合わせて含む、前記疾患を治療するための医薬製剤に関する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2011513364/


EGFR依存性疾患またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対して耐性を獲得した疾患を治療するためのピリミジン誘導体の使用
出願人: ノバルティス アーゲー
発明者: ガルシア−エチェベリア,カルロス, マイラ,サウバー−ミシェル

出願 2013-206606 (2013/10/01) 公開 2014-040446 (2014/03/06)

【要約】【課題】上皮成長因子受容体(EGFR)ファミリーメンバー依存性疾患、または同疾患の治療剤に耐性を獲得した疾患の治療法の提供。【解決手段】下記式のピリミジン誘導体。更にEGFRモジュレーターとの組み合わせで疾患を治療する方法;及び前記化合物を単独、又はEGFRモジュレーターと組み合わで疾患を治療するための医薬製剤。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/a2014040446/


EGFR依存性疾患またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に対して耐性を獲得した疾患の処置のための、イミダゾキノリンの使用

出願人: ノバルティス アーゲー
発明者: カルロス・ガルシア−エチェベリア, ソヴール−ミシェル・マイラ

出願 2010-517392 (2008/07/23) 公開 2010-534219 (2010/11/04)

【要約】本発明は、上皮増殖因子受容体(EGFR)ファミリーメンバー依存性疾患またはEGFRファミリーメンバーを標的とする薬剤に耐性を獲得した疾患の処置における式(I)の化合物の使用、前記疾患の処置用医薬組成物の製造のための当該化合物の使用、前記使用のための当該化合物とEGFR調節剤の組合せ剤、当該化合物で前記疾患を処置する方法および当該化合物を単独でまたは特にEGFR調節剤との組合せで含む前記疾患の処置用医薬製剤に関する。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2010534219/

ECT2ペプチドおよびそれを含むワクチン

2016年07月19日 | 医療 医薬 健康
出願人: オンコセラピー・サイエンス株式会社
発明者: 中村 祐輔, 角田 卓也, 大沢 龍司, 吉村 祥子, 渡辺 朝久

出願 2012-543839 (2011/03/30) 公開 2013-523082 (2013/06/17)

【要約】HLA抗原と結合して細胞傷害性Tリンパ球(CTL)を誘導し、それ故にがん免疫療法、より詳細にはがんワクチンとの関連において用いるのに適している、SEQ ID NO:42に由来する単離されたペプチドおよびその断片を本明細書で説明する。本発明のペプチドは、前述のアミノ酸配列、および1個、2個または数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入、または付加されたその改変版の両方を範囲に含むが、ただしそのような改変版は元の配列の必要なHLA結合性および/またはCTL誘導能を保持することを条件とする。さらに、前述のペプチドのいずれかをコードする核酸、ならびに前述のペプチドまたは核酸のいずれかを含むかまたは組み入れている薬学的な剤、物質、および/または組成物も提供する。本発明のペプチド、核酸、薬学的な剤、物質、および組成物は、例えば、膀胱がん、乳がん、子宮頸がん、胆管細胞がん、CML、結腸直腸がん、食道がん、NSCLC、リンパ腫、膵がん、前立腺がん、腎がん、およびSCLCを含むがんおよび腫瘍の治療において特に有用性がある。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2013523082/


ランゲルハンス細胞の免疫抑制を逆転させる方法

2016年07月19日 | 医療 医薬 健康
出願人: アイアールエックス セラピューティクス, インコーポレイテッド, イーガン, ジェイムズ, カスト, マーティン, ダ シルバ, ダイアン, ブランドウェイン, ハーベイ
発明者: イーガン, ジェイムズ, カスト, マーティン, ダ シルバ, ダイアン, ブランドウェイン, ハーベイ

出願 2012-543241 (2010/12/08) 公開 2013-512967 (2013/04/18)

【要約】ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した患者に治療有効量の初代細胞由来の生物学的製剤を投与し、HPVに対する免疫応答を誘導することによりHPVを処置する方法。HPVに感染した患者に治療有効量の初代細胞由来の生物学的製剤を投与し、LCを活性化することによりHPV誘導によるランゲルハンス細胞(LC)の免疫抑制を克服する方法。HPVに感染した患者に治療有効量の初代細胞由来の生物学的製剤を投与し、LCを活性化し、リンパ節へのLCの遊走を誘導することにより、リンパ節へのLCの遊走を増加させる方法。HPVに感染した患者に有効量の初代細胞由来の生物学的製剤を投与し、HPVに対する免疫を生じさせ、新たな病変が発症するのを予防する、HPVに対する免疫を生じさせる方法。e-kouhou 特許公開・明細書



卵巣がんを治療するためのプロラクチン受容体拮抗薬および化学療法剤の使用

2016年07月19日 | 癌 ガン がん 腫瘍
出願人: オンコリックス, インコーポレイテッド
発明者: チェン, ウェン ワイ.

出願 2013-539982 (2011/11/16) 公開 2013-544254 (2013/12/12)

【要約】本発明は一般には、がん診断および治療の分野、特に幹様特性を持つがん細胞を排除する上で有益な組成物および方法に関連する。開示された組成物および方法はまた、転移性乳がん、卵巣がん、子宮頸がんまたは子宮内膜(子宮)がんの管理、および患者体内のがん細胞の可視化にも有益でありうる。本発明の組成物にはヒトプロラクチン受容体拮抗薬G129Rを含む。本発明は、患者においてエストロゲン受容体、プロゲステロン受容体またはHer2/neuを発現しない乳がんトリプルネガティブ細胞の成長を阻害する方法を提供し、これはヒトプロラクチン受容体拮抗薬の患者への投与を含む。
http://kantan.nexp.jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1/t2013544254/


簡単ひっぱって束に ~引き裂き可能な束状構造ゲル~

2016年07月19日 | 細胞と再生医療
日本の研究 > 2016年7月19日の記事 > プレスリリース

東京大学

 細胞は周辺環境の物理的な性質に大きく影響を受けるため、細胞の微小環境の制御は、細胞の分化や機能を操作する上で非常に重要であり、細胞が接着し組織形成するための足場材料の機能化が必要とされています。今回、東京大学生産技術研究所統合バイオメディカルシステム国際研究センターの松永行子講師らの研究グループは、ネットワーク状に相分離した、具体的には、共連続相分離構造を示す(注1)高分子ブレンド溶液を、マイクロ流体デバイス(注2)を用いて形成した流れ場で引き伸ばすことで、細いゲルの線維が束状に集まった構造の細胞足場材料を作製することに成功しました。
https://research-er.jp/articles/view/48404

組織の再生における線維芽細胞増殖因子(Fgf)シグナルの働きを解明

2016年07月19日 | 医療 医薬 健康
日本の研究 > 2016年7月19日の記事 > プレスリリース

組織の再生における線維芽細胞増殖因子(Fgf)シグナルの働きを解明―ほ乳類の手足の再生に手がかり―

東京工業大学生命理工学院の柴田恵里大学院生と川上厚志准教授らの研究グループは、小型熱帯魚のゼブラフィッシュのヒレをモデルとした再生メカニズムの研究から、組織再生におけるFgfの働きには、再生芽を誘導する上皮Fgfと、細胞増殖を活性化する再生芽Fgfの2つがあり、これらが協調することで、組織再生が進むことを解明した。
https://research-er.jp/articles/view/48421

細胞情報学教室の名黒功講師が平成28年度日本生化学会奨励賞

2016年07月19日 | 医療 医薬 健康
日本の研究 > 2016年7月19日の記事 > プレスリリース

関連研究者:名黒功

東京大学 薬学研究科(研究院) 講師 - 2015年度(平成27年度)
研究分野 薬学 生物科学 歯学


本研究科の名黒功講師(細胞情報学教室)が平成28年度日本生化学会奨励賞を受賞しました。日本生化学会奨励賞は3年以上継続して日本生化学会会員である、生化学の進歩に寄与する顕著な研究を発表し、将来の発展を期待しうる、満40歳未満の研究者を対象とする賞です。授賞式および受賞講演は第89回日本生化学会大会(仙台)にて行われる予定です。
https://research-er.jp/articles/view/48401

キーワード 浸透圧ストレス ASK3 RNAiスクリーニング ストレス応答性 キナーゼ

ヒトiPS細胞の作製効率を上昇させる新規初期化因子(HHEXとHLX)を発見

2016年07月19日 | 細胞と再生医療
日本の研究 > 2016年7月19日の記事 > プレスリリース

ヒトiPS細胞の作製効率を上昇させる新規初期化因子(HHEXとHLX)をスクリーニングにより発見
山川達也研究員と沖田圭介講師(CiRA未来生命科学開拓部門)らのグループは、ヒトcDNAライブラリー注1)を用いたスクリーニング注2)により、HHEXとHLXという遺伝子がiPS 細胞の作製効率を上昇させることを新たに発見しました。

 本研究成果は2016年6月23日に「STEM CELLS」のオンライン版で公開されました。
https://research-er.jp/articles/view/48405