バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新規抗CD98ヒト抗体

2009年09月15日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願2009-135435 出願日 : 2009年6月4日
公開番号 : 特許公開2009-189376 公開日 : 2009年8月27日
出願人 : 協和発酵キリン株式会社 発明者 : 田 原 知 幸 外5名

【解決手段】癌細胞の細胞膜由来のCD98でありかつアミノ酸輸送活性を有するタンパク質(例えば、LAT1)と複合体を形成しているCD98に特異的結合能を有するヒト抗体およびその機能的断片。
【効果】上記抗体は、LAT1と癌細胞表面で二量体を形成しているCD98に結合し、CD98を発現する癌細胞をADCCやCDCによる免疫システムを用いて特異的に攻撃し、さらにLAT1を介した癌細胞のアミノ酸取り込みを阻害することにより、その増殖を抑制する。よって、この抗体またはその抗体断片を含んでなる、多種の癌に作用し、また癌に特異的で副作用のない癌の予防および治療剤が提供される。 明細書 >> バイオ塾情報創庫DB

ヘマグルチニン結合ペプチド、インフルエンザウイルス感染阻害剤

2009年09月15日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2004-289074 出願日 : 2004年9月30日
公開番号 : 特許公開2006-101709 公開日 : 2006年4月20日
出願人 : 株式会社グライコメディクス 発明者 : 佐藤 智典 外1名

発明の名称 : ヘマグルチニン結合ペプチド、インフルエンザウイルス感染阻害剤、リポソーム、インフルエンザ治療薬、インフルエンザ予防薬

【課題】ヘマグルチニンに対するより親和性の高いペプチド、及び、このようなペプチドを用いた医薬組成物を提供すること。
【解決手段】ARLSPTMVHPNGAQP(ペプチドA-1)に対し、変異を導入したペプチドを作製し、ヘマグルチニンに対するより親和性の高いペプチドをスクリーニングすることにより得られた特定の配列を有するポリペプチドを用いる。 明細書pdf >> かんたん特許検索

インフルエンザウイルス感染阻害方法
出願人: 株式会社グライコメディクス
出願 2005-344531 (2005/11/29) 公開 2007-145777 (2007/06/14)

【課題】インフルエンザウイルス受容体結合性ペプチドのインフルエンザウイルス感染阻害活性を増強する方法、並びにそれを利用したインフルエンザウイルス感染阻害剤及びインフルエンザ予防・治療剤を提供すること。【解決手段】インフルエンザウイルス受容体結合性ペプチドに対し、両親媒性を有するように前記ペプチドを修飾し、自己ペプチド集合体を形成させることにより、このペプチドのインフルエンザウイルス感染阻害活性を増強することができる。また、自己ペプチド集合体を形成したインフルエンザウイルス受容体結合性ペプチドを製剤化することにより、インフルエンザウイルス感染阻害剤及びインフルエンザ予防・治療剤を作製することができる。 明細書pdf >> かんたん特許検索

インフルエンザウイルス抗原の免疫測定法及びそれに用いられる物

2009年09月15日 | 抗体 免疫 抗原 
出願番号 : 特許出願2007-121000 出願日 : 2007年5月1日
公開番号 : 特許公開2008-275511 公開日 : 2008年11月13日
出願人 : 株式会社ビーエル 発明者 : 難波 靖治

【課題】インフルエンザウイルス抗原を高感度に測定し、さらには、簡便に測定できる方法及び装置を提供する。
【解決手段】抗インフルエンザウイルス抗体を用いるインフルエンザウイルス抗原の免疫測定法において、ノイラミニダーゼで処理した検体を含有する被験試料を前記抗体との抗体抗原反応に供する。免疫測定法は、インフルエンザウイルス抗原に対する第一の抗体と第二の抗体との間に該抗原をサンドイッチするサンドイッチ式免疫測定法が好ましく、特に、イムノクロマトグラフィー測定法であることが好ましい。ノイラミニダーゼは、検体を希釈してインフルエンザ抗原の免疫測定に供する被験試料を得るための抽出液や、イムノクロマトグラフィー測定に使用する展開溶媒に含有させてよく、使用時に該抽出液や展開溶媒に投入したり、クロマト用膜担体に配置して使用できるように、凍結乾燥状態で含浸部材に含浸させて形態としてもよい。 明細書pdf >> かんたん特許検索

ヒトへの感染力の強いA型インフルエンザウイルス株の同定方法

2009年09月15日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2007-202391 出願日 : 2007年8月2日
公開番号 : 特許公開2009-34061 公開日 : 2009年2月19日
出願人 : 鈴木 康夫 外1名 発明者 : 鈴木 康夫 外1名

【課題】本発明は、ヒトへの感染力の高いA型インフルエンザウイルス株を簡便かつ迅速に同定する方法や、A型インフルエンザウイルスのヒトへの感染力を低下させることによる、A型インフルエンザウイルスに対するヒト感染防除剤を提供することを目的とする。
【解決手段】A型インフルエンザウイルスのヘマグルチニンタンパク質の158位のグリコシル化の有無を分析する工程と、A型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼタンパク質の幹部における欠失の有無を分析する工程と、A型インフルエンザウイルスのヘマグルチニンタンパク質の158位でグリコシル化されておらず、かつ、ノイラミニダーゼタンパク質の幹部における欠失がない場合、シアリルα2,6ガラクトース結合を末端に持つ糖鎖への結合活性の高いA型インフルエンザウイルス株と判定する工程とを実施し、ヒトへの感染力の高いA型インフルエンザウイルス株を同定する。明細書pdf >> かんたん特許検索


点滴用インフル新薬、初の国産申請へ タミフル並み効能

2009年09月15日 | 医療 医薬 健康
 抗インフルエンザ薬のタミフル、リレンザに次ぐ「第3の薬」として期待される「ペラミビル」ついて、塩野義製薬(大阪市)は、サンフランシスコで開かれた国際会議で「1回の点滴でタミフルを5日間飲むのと同程度の効き目が臨床試験(治験)で得られた」と報告した。11月までに厚生労働省に承認申請して、来秋の発売をめざす。 朝日新聞(Web版)2009年9月15日

「パンデミック」はまだ続いている(オーストラリアの冬)

2009年09月15日 | 医療 医薬 健康
 健康な人間の過剰不安というのは、「実際に迅速な治療を必要とする感染弱者への対応が遅れる」などの馬鹿げた状況を生み出しかねない為、今回のウイルスそのものよりも「社会の健康」には危険なのです。バカなまねは止めて下さい。

実際に健康上の危険があるのは「妊婦・幼児・慢性疾患などのある人達」などですが、そういう人達の場合には簡易キットで検査しなくても「タミフル」の処方が可能ですので、迅速に処方して治療を開始するのが望ましいそうです。
。「科学ニュースあらかると」2009年09月13日


http://pandemich5n1.seesaa.net/article/127655549.html

抗インフルエンザA活性クパラン型セスキテルペン化合物

2009年09月15日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平5-17358 出願日 : 1993年2月4日
公開番号 : 特許公開平6-228040 公開日 : 1994年8月16日
出願人 : 塩野義製薬株式会社 発明者 : 藤原 民雄 外5名

【目的】 抗インフルエンザAウイルス活性を示す新規な化合物を提供する。
【構成】 式I:【化1】



で示される化合物。
【効果】 化合物Iは、インビトロでインフルエンザA/WSN/33株、A/Kumamoto/5/67株、A/Osaka/5/70株による感染抑制作用を示す。従って、インフルエンザ治療薬の開発に有用である。 明細書 >> バイオ塾情報創庫DB