バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

母牛の分かる体外受精卵培養技術を開発

2005年10月20日 | NEWSクリッピング
 九州沖縄農業研究センター(熊本県西合志町)は19日、肉用牛の体外受精卵で母牛が分かる胚(はい)培養技術を開発したと発表した。同じ雌牛からとった受精卵群に目印となるガラスビーズを入れ、ほかの雌牛のものと区別できるようにして複数の受精卵群を培養する。 e-農ネット2005-10-20

◇来歴のはっきりした美味しい牛が生まれます
 ゲルとビーズを用いて受精卵を人工的に培養することにより、来歴のはっきりとした美味しい子牛を効率的に生産することができます。 九州沖縄農業研究センター2005-10-19プレリリース

牛肉の機能性成分「カルニチン」は放牧により増加する

2005年10月20日 | NEWSクリッピング
 ヒトが体内で脂肪(長鎖脂肪酸)を燃焼するためには、L-カルニチン(カルニチン)という物質が必要です。カルニチンは反芻家畜の筋肉に多いことから、食品としては牛肉や羊肉に多く存在しています。
  東北農業研究センターでは、私たちの健康に好ましい牛肉を生産するため、各種食肉中におけるカルニチン含量を分析するとともに、日本短角種を用いて、牛の運動量がカルニチン含量の増減に影響しており、放牧肥育することで牛肉中のカルニチンが増えることを明らかにしました。詳細>>東北農業研究センター 2005-10-19 プレリリース

目的タンパク質のみを効率よく発現できる“SPPシステム”を発売

2005年10月20日 | 創薬 生化学 薬理学
タカラバイオ株式会社(社長:加藤郁之進)は、目的タンパク質のみを大腸菌で効率よく発現できるタンパク質発現システム(SPPシステム :Single Protein Production System, シングル プロテイン プロダクション システム)の関連製品を10月19日より発売します。 タカラバイオ・プレリリース2005-10-19

細胞培養方法および培養細胞

2005年10月20日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2003-394417 出願日 : 2003年11月25日
公開番号 : 特許公開2005-137337 公開日 : 2005年6月2日
出願人 : 宮本 寛治 発明者 : 宮本 寛治

発明の名称 : 細胞培養方法および培養細胞

【課題】 ヒトのES細胞を効率良く増殖させるに際して、危険因子や免疫拒絶反応のない支持細胞を提供する。
【解決手段】 ヒトを含む霊長類胚性幹細胞(ES細胞)の増殖用支持細胞として、ヒト胎盤由来の羊膜細胞、絨毛細胞を用いる。現在まで支持細胞としてマウスの胎児細胞が用いられ、異種タンパク質や未知の危険因子(ウィルス等)の混入が危惧されていたが、このヒト由来羊膜細胞、絨毛細胞を支持細胞として用いることで、異種タンパク質や危険因子等の混入の回避が可能となった。また、ヒト胎盤は胎児出産後、廃棄されるものであり、倫理的問題も少なく、細胞が入手しやすく安全である。

プリオン病感染因子のスクリーニング方法

2005年10月20日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2001-24279 出願日 : 2001年1月31日
公開番号 : 特許公開2002-228665 公開日 : 2002年8月14日
出願人 : 東北大学長 発明者 : 北本 哲之 外2名

発明の名称 : プリオン病感染因子のスクリーニング方法

【課題】 血液製剤等の医薬品、食品、化粧品等のプリオンによる感染の有無を迅速に決定するために、動物モデル等によるCJD等のヒトプリオン病感染因子の早期検出が必要とされている。
【解決手段】 非ヒト動物の濾胞樹状細胞(FDC)における異常プリオンタンパク質の沈着を指標とすることを特徴とする、サンプル中のヒトまたはヒト以外のプリオン病感染因子のスクリーニング方法を提供する。

韓国で患者のクローン胚からES細胞作製

2005年10月20日 | 医療 医薬 健康
韓国の科学者チームが、理論的には個々の患者と生物学的に完全適合する胚性幹細胞(ES細胞)をヒトクローン胚から作ることに成功した。これは有効な治療法の開発に大きく近づく成果で、ヒトクローニングをめぐる論争に変化をもたらす可能性もある。
  ◇韓国で患者のクローン胚からES細胞作製(上)
  ◇韓国で患者のクローン胚からES細胞作製(下)

韓国に万能細胞バンク 研究加速、利用に賛否も

2005年10月20日 | 医療 医薬 健康
 【ソウル19日共同】病気の患者の体細胞をもとにしたクローン胚(はい)から、どんな細胞にも成長できる万能性を持つ胚性幹細胞(ES細胞)を作成し、研究者に有償で提供する世界初のバンクが19日、設立された。本部が置かれる韓国のソウル大が同日、会見して発表した。米英にも拠点を置くという。
 こうしたクローンES細胞は、重い病気の原因解明や、将来は傷んだ臓器や組織を修復する再生医療への応用も期待されるが、クローン人間誕生への懸念から多くの国が慎重な姿勢をとってきた。
 人のクローンES細胞を世界で初めてつくり、この分野で独走するソウル大チームが作成を肩代わりし細胞提供に乗り出すことで、研究の加速化は確実。だがバンク利用で、倫理的に議論のある研究が広く拡散することには、賛否が分かれそうだ。(共同通信)2005 - 10月19日