バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

人間の遺伝子、2割に特許 米国内の登録を調査

2005年10月15日 | NEWSクリッピング
 人間の遺伝子の少なくとも18・5%について、米国の企業や大学などに特許が認められていることが、米マサチューセッツ工科大の研究グループの調査で判明。14日付の米科学誌サイエンスに発表された。
 遺伝子の特許については、自由な研究が妨げられる危険や、商業利用が過熱することへの懸念が出ており、今後、議論を呼びそうだ。
 研究グループによると、米政府の遺伝子データベースに登録されている約2万4000の遺伝子のうち、18・5%に当たる4382の遺伝子について、計4270件の特許が認められていた。
 特許を持っていたのは約63%が民間企業で、約2000の遺伝子に関する特許を持つ米製薬会社もあった。28%は大学で、特許件数では、カリフォルニア大がトップだった。国別の特許保有率では米国が78%、日本は4%だった。河北新報 2005年10月14日

腎炎マウスの尿にプリオン 動物間感染の一因か

2005年10月15日 | 医療 医薬 健康
 牛海綿状脳症(BSE)などの原因となる「異常プリオン」に感染しているマウスが慢性的な腎臓の炎症にかかると、尿の中に異常プリオンが排出され、このプリオンにも感染性があることをスイス・チューリヒ大の研究グループが突き止めた。14日付の米科学誌サイエンスに発表した。共同通信社 【2005年10月14日】 m3.com

茶由来の抗体産生誘導剤

2005年10月15日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2004-45603 出願日 : 2004年2月23日
公開番号 : 特許公開2005-232115 公開日 : 2005年9月2日
出願人 : 三井農林株式会社 発明者 : 石川 友美 外1名

発明の名称 : 茶由来の抗体産生誘導剤

【課題】 天然由来の素材、特に食品由来の成分を利用して、血中のIgAやIgG産生を誘導し、また腸管粘膜におけるIgA産生を誘導して、免疫機能を向上させ、これに起因する感染症の発症を抑える抗体産生誘導剤、及び該抗体産生誘導剤を含有する飲食品、飼料を提供すること。
【解決手段】 茶カテキン類(但し、(+)-C、(+)-Cのメチル誘導体及び(+)-Cのパラミトイル誘導体を除く。)を有効成分とする血中のIgG産生誘導剤、茶カテキン類を有効成分とする血中のIgA産生誘導剤、EC、EGC、ECg及びEGCgを含有する茶カテキン類を有効成分とする腸管粘膜におけるIgA産生誘導剤、前記抗体産生誘導剤を有効量含有してなる飲食品及び飼料。

不思議な微生物、藻食べて植物に大変身 名は「ハテナ」

2005年10月15日 | 環境 自然  生態
 光合成のもとを食べて植物に大変身――。緑藻の仲間を細胞内に取り込み、光合成能力を獲得する不思議な単細胞生物を、筑波大の岡本典子さんと井上勲教授が和歌山県と福岡県の砂浜で見つけた。「ハテナ」と名付けた。詳細>>Asahi.Com2005年10月14日
詳細>>読売新聞2005-10-14

扶桑化学:グルコン酸を中国で委託生産

2005年10月15日 | 菌類 細菌
グルコン酸を増産
中国で委託生産 米は新設備導入

扶桑化学工業は、グルコン酸を増産する。同社全額出資子会社である米PMPファーメンテーションプロダクツ社に新規設備を導入、今秋にPMP社の生産能力を約二倍に引き上げる。また中国でも青島の一〇〇%出資子会社である「青島扶桑精製加工有限公司」を通じ、現地化学メーカーへの生産委託を決定、来年初旬をめどにOEMによる本格供給を開始する。http://www.fusokk.co.jp/topics/140/index.html

希少糖の生産と生理活性

2005年10月15日 | 創薬 生化学 薬理学
◇希少糖D-プシコースの生産および食品素材としての可能性
  何森健;松尾達博;早川茂 食品工業 48(17) 46-55 (2005)

◇希少糖からなるオリゴ糖の酵素合成に有用なα-グリコシダーゼに関する研究
  西尾俊幸; 袴田航; 小川真弘
  Journal of applied glycoscience 52(2),153-160,(2005)

出願番号 : 特許出願2004-81647 出願日 : 2004年3月19日
公開番号 : 特許公開2005-263744 公開日 : 2005年9月29日
出願人 : 国立大学法人 香川大学 発明者 : 何森 健 外3名

発明の名称 : 希少糖のTリンパ球の増殖抑制への使用
【課題】 希少糖のTリンパ球の増殖を抑制する作用を用いるTリンパ球増殖の抑制。
【解決手段】 希少糖、好ましくはD-プシコース、D-アロースのTリンパ球の増殖を抑制する作用を用いるTリンパ球増殖抑制剤。Tリンパ球増殖抑制剤を有効成分として含有してなるTリンパ球の異常が原因となる免疫関連疾患に対する、Tリンパ球の増殖を抑制することによる症状の進行の予防および/または治療薬、または特定保健用食品。希少糖がD-プシコース、D-アロースおよび/またはその誘導体および/またはその混合物を配合した組成物の形態で希少糖の上記作用を利用する。上記組成物が、D-プシコース、D-アロースおよび/またはその誘導体および/またはその混合物を有効成分として配合した甘味料、調味料、食品添加物、食品素材、飲食品、健康飲食品、医薬品および飼料からなる群から選ばれる形態のものである。

出願番号 : 特許出願2004-81114 出願日 : 2004年3月19日
公開番号 : 特許公開2005-263734 公開日 : 2005年9月29日
出願人 : 国立大学法人 香川大学 発明者 : 何森 健 外3名

発明の名称 : 希少糖の神経細胞における保護作用を利用する予防薬、治療薬、特定保健用食品

【課題】希少糖からなる細胞死抑制剤、それを有効成分とする細胞死に起因する神経変性疾患プリオン病等の疾病の予防、治療薬、特定保健用食品の提供。
【解決手段】希少糖、好ましくはD-プシコース及び/又はD-アロースの神経細胞における保護作用を用いた神経細胞死抑制剤。該神経細胞死抑制剤を有効成分として含有する神経変性疾患、新生児核黄疸、筋ジストロフィー、脳虚血又はその後の遅発性神経細胞死、プリオン病、脳神経組織、移植時の該移植脳神経組織の機能不全に対する症状の進行の予防及び/又は治療薬。神経変性疾患はアルツハイマー病、脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、ハンチントン病、網膜色素変性症、緑内障又は小脳変性等が挙げられる。該神経細胞死抑制剤を有効成分として含有する脳神経組織、及び/又は細胞の保存剤。該神経細胞死抑制剤を含有する脳神経組織細胞培養用の培地。

出願番号 : 特許出願2004-81021 出願日 : 2004年3月19日
公開番号 : 特許公開2005-261356 公開日 : 2005年9月29日
出願人 : 国立大学法人 香川大学 発明者 : 何森 健 外2名

発明の名称 : 希少糖D-アロースとα-ラクトアルブミンのメイラード反応複合体

【課題】 希少糖D-アロースとタンパク質、好ましくはα-ラクトアルブミンのメイラード反応複合体を提供すること。
【解決手段】 メイラード反応により希少糖D-アロースの抗酸化活性が高められた、希少糖D-アロースとタンパク質のメイラード反応複合体。タンパク質がα-ラクトアルブミンである。食品に対する抗酸化活性を改善する性質を有するメイラード反応複合体である。該メイラード反応複合体からなる高い抗酸化作用をもつ機能性素材。該メイラード反応複合体を有効成分として含む抗酸化剤。該メイラード反応複合体を含む食品。

片頭痛発作に伴う首の痛みや肩のコリ、トリプタンで7割は改善

2005年10月15日 | 医療 医薬 健康
 片頭痛患者の首の痛みや肩のコリには、片頭痛治療薬トリプタンが有効であることがわかった。トリプタンを服用した片頭痛患者の7割で、頭痛の緩和とともに首や肩の症状も改善したためだ。神奈川歯科大学横浜クリニック内科の五十嵐久佳氏と北里大学医学部神経内科の坂井文彦氏(写真)が、京都で開催された第12回国際頭痛学会で発表した。2005.10.14 【国際頭痛学会速報】