バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

籾殻・稲藁からのキシロオリゴ糖製造技術

2005年10月09日 | 菌類 細菌
爆砕または高圧蒸煮処理することにより、籾殻からキシランを効率良く可溶化・抽出した。本可溶化キシランを放線菌キシラナーゼにより酵素分解し、キシロビオースを主成分とするキシロオリゴ糖を製造する手法を確立した。 詳細>>秋田県総合食品研究所・応用発酵部門

◇爆砕籾がらの水稲育苗床土への利用
 キシロオリゴ糖生産工程で発生する爆砕籾がらを、水稲育苗床土に用いると、軽量化でき、化成肥料を用いた慣行育苗及び育苗箱全量施肥育苗のいずれでも生育は良好で、マット強度は強くなる。本田での生育収量は慣行床土栽培と同程度である。 秋田県総合食品研究所・応用発酵部門

トマト由来カロテノイド(主にリコピン)の抗アレルギー作用を臨床試験で確認

2005年10月09日 | 医療 医薬 健康
-カゴメ、日本薬科大学・おやまにし病院の共同研究-

 カゴメ株式会社総合研究所(栃木県那須塩原市)は日本薬科大学・おやまにし病院(伊藤雅彦先生)との共同研究により、トマト由来カロテノイド(主にリコピン)が抗アレルギー作用を有する可能性があることを臨床試験により明らかにしました。 カゴメ㈱プレリリース2005-09-29

みかんの成分β-クリプトキサンチンが骨を強くする

2005年10月09日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
 柑橘類や柿に含まれ、温州みかん1個あたり約2mg含まれている、β-クリプ
トキサンチンは、動物実験により大腸がんや皮膚がんの予防効果が報告されて
いますが、新潟大学農学部の動物実験による研究で、β-クリプトキサンチンは、
骨形成を促進することもわかりました。

▼みかんの成分β-クリプトキサンチンは骨形成を促進、ラットで確認
  詳細>>MedWave

CoQ10の摂取量の上限設定を検討

2005年10月09日 | 医療 医薬 健康
 人気の「コエンザイムQ10」は、脂肪に溶けて体内に蓄積される性質がある
ので、厚生労働省は、大量に蓄積されれば害が出る恐れもあるとして、摂取上
限の設定が必要だと判断し、食品安全委員会に上限設定を依頼しました。

▼コエンザイムQ10の安全性に関する食品安全委員会への
食品健康影響評価の依頼について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/08/h0822-1.html

<アレロパシー>他感作用allelopathy

2005年10月09日 | 植物&農業
招福豆ムクナの不思議(7)八升豆?八丈豆?
2005/08/08
 農業環境技術研究所の藤井義晴さんは、雑草の成長を抑えたりするムクナのアレロパシー効果の原因となる物質がL-ドーパであることを証明するなど、ムクナを研究テーマの柱のひとつにしてきた。 http://www.janjan.jp/special/0508/0507300200/1.php?PHPSESSID=d0c26ab3f10aa52c355a94a0ec5711c8
◇アレロパシー研究の最前線  藤井義晴(PDFファイル 57KB)

◇植物アレロパシー効果の簡易判定法
 植物のアレロパシー効果の判定方法として、プラントボックス法およびサンドイッチ法が確立しているが、寒天培地の代替に蒸留水あるいは植物葉の抽出液を用いる簡易な方法でも同様の効果が認められる。詳細>>山梨県総合農業試験場 生物工学部

◇ナガボノウルシ(Sphenoclea zeylanica)に含まれる新規植物生長阻害物質
 熱帯産植物に含まれる植物生育阻害物質を探索し、タイ国で強害雑草となっているナガボノウルシから新規な生育阻害物質2種を見出した。本物質は共に環状のジチオラン骨格を持ち、レタス、キュウリの幼根伸長を18~30 ppmで50%阻害した。 詳細>>農業環境技術研究所 環境生物部

<ID理論>インテリジェントデザイン

2005年10月09日 | NEWSクリッピング
◇「ID理論」擁護 にせ科学で道徳を補強する産経新聞
 似非科学にはいくつかのタイプがあるようだ。単に正確な知識が無いまま間違ったことを断言するものに関しては、その間違いを正せば済むことだ。一番問題であるのは、第1に自分がひと儲けしたいためにいい加減な商品の宣伝文句として確信犯的に似非科学を利用するもの、そして第2に、道徳と科学を意図的にごちゃ混ぜにして、自分の考える道徳のあり方を正当化するために似非科学を利用するものである。山田ともみ:JANJAN2005-10-08
◇アメリカにおける「進化論」を巡る論争再論(1):ブッシュ大統領が「インテリジェント・デザイン」論を支持>>中岡望 目からウロコのアメリカ2005-09-18

葉酸を多く含む食事により脳機能の低下が緩和される可能性

2005年10月09日 | 医療 医薬 健康
高齢者の野菜を食べようという意欲が以前よりも少し高くなる新しい研究結果が発表された。研究者らによると、葉酸を豊富に含む葉菜および柑橘類を最も多く食べていた高齢男性は、これらの摂取量が少なかった高齢男性に比べ、3年間の試験期間にわたり、加齢に伴う脳機能および記憶力の衰えが有意に少なかった。WebMD Medical News【9月28日】

Tucker, K. American Journal of Clinical Nutrition, September 2005; vol 82: pp 627-635. News release, Tufts University. American Dietetic Association.