イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

稲塚アナはシロクマ風

2008-09-18 00:25:18 | テレビ番組

今日(17日)は午後イチのNHK『スタジオパークからこんにちは』に朝の連続テレビ小説『瞳』の瞳ちゃん=榮倉奈々さんがゲストインするとのことで、放送数時間前から高齢家族が落ち着かない様子なので、保険掛けて留守録画。但し後半は裏の『白と黒』とかぶるので、アナログ放送のVTRでお茶を濁させてもらいました(狡)。

9ヶ月に及んだ『瞳』の撮影が終わったら、まず真っ先に髪を切りたかったと言う榮倉さん、切り揃え前髪作って登場。882月生まれで、撮影中に満ハタチになったんですね。若い。小っさいお顔の肌もピンク色でハリハリ。

86(昭和61)年頃~88(同63)年生まれの若い諸君と会うといつも内心思うのですが、いずれ40代後半ぐらいになったとき、職場やご近所で「アノ人、若づくりだけど昭和生まれなんだってよ」「ショウワ~?ウッソーすげえババア~(失笑)」「化石~」なんて陰口されたりするんでしょうね。長く続いた時代の末期。ちょっとかわいそう。

 しかし、その頃月河ら昭和“中盤”生まれは生きていないかもしれない訳で。どっちがかわいそうか。

 あと、平成に入ってから急カーブで少子化が進んでいるので、“職場や地域社会で、平成生まれが多数派”に転じるには意外と時間がかかるかもしれない。

 まぁそんなことはコッチに置いといて、『瞳』という作品の特性上、特殊な家業や出自を持つヒロインではない、演じる榮倉さんと等身大の“どこにもいるハタチの女の子”という、誰からも親しまれやすいけれど、フィクションのキャラとしてはともすればぼやけてしまいがちな設定のヒロイン像を明確に構築するのに、製作側も榮倉さんも、撮影スタート前からかなりの苦労があったらしいということはよくわかりました。

鹿児島生まれの榮倉さんが小学校時代からお祖母ちゃんに教わっていたという三味線のスタパ生演奏に関しては、高齢家族が、月河同様、「“和”“伝統芸能”だと感激する」感性を持っていないので、「昨日今日はじめた付け焼刃でないことはわかった」程度の印象だった模様。

月河は年齢層的に未チェックですが、ティーンエイジャー向けのファッション雑誌の人気モデルさんから、事務所的に販路拡大という戦略も課されてでしょうが、女優に転身を試みる人は少なくないと思います。

トーク番組やバラエティの賑やかし役に出演するにしても、“モデル”と“女優”では一本当たりのギャラが違うと聞いたこともある。端役でもなんとかドラマで役を、クレジットを、とは事務所ぐるみで悲願と言ってもいいかも。

しかし、“スチールグラビアでは魅力があったけど、動いて、台詞をしゃべり出すとどうもいまいち”ってことで敗退して行く子も多い。もう少し上の年代向けの雑誌から飛び出した人たちにもそういう残念な例、結構います。

今日のスタパを見る限り、動いてしゃべる榮倉さんの魅力は、何というか“可憐な山だし感”にあるみたい。素朴で生まれっぱなしな感じだけれど、ガラの悪さがないところがNHK的にフィットしたのかもしれない。

瞳はプロダンサーを志して修業中という設定でしたが、素の榮倉さんはダンスはおろかスポーツ全般苦手で、「やったことがないし、(ダンスは)縁のない世界だと思っていた」そうです。これは意外。スポーツ苦手でもあの長身とプロポーション、成せば成るものなのだ。普通、こういうこと、現在進行中のドラマが終わるまでは口外したがらないものだと思うんですが、サラッと言ってしまうところが榮倉さんらしい。

里子3人組役の子役さんたちとのお絵描き対決“鰹”も、榮倉画伯作品はかなり鯨(爆)。

『瞳』自体は引き込まれる様な牽引力に富んだドラマとはお世辞にも言い難く、個性豊かな脇役さんたちの味付けでどうにかもたせていた感が強いのですが、“毒にもクスリにもならない”って、狙って到達できる境地ではないと思うのです。里親制度とヒップホップダンスという、誰が企画したのか水と油みたいなモチーフをここまで嫌味なく何事もなく併走させ切れたのは、榮倉さんの透明感の功績と言ってあげていいと思います。

月河は個人的に、元・里子の恵子(宇野実彩子さん)が熱をあげていた勝俣(田中幸太朗さん)のフタマタ疑惑に、アパート張り込み出動した辺りの瞳ちゃんが好きだったかな。昔の関谷ひさしさんの漫画『ストップ!にいちゃん』を思い出す、リアルに身近にいたら迷惑だけど、離れてウォッチしているとおもしろいお節介さん。百子さん(飯島直子さん)もなぜか随伴張り込み、母娘2人で負けず劣らず長い脚シンクロして組んで、あんパンか何かパクついてた場面は笑いました。

あと今日の『スタパ』では、視聴者からの榮倉さんへの質問コーナー「月島組(の男性キャラ)で付き合うとしたら誰がいいですか?」に武内陶子アナがいきなり「KENさん(眞木大輔さんはハズしましょうよ!」と“裁定”下してたのがおもしろかった。何の権限だ。

まぁ、若いヒロインでありながら、その色恋沙汰らしいエピソードが無いまま終わった(まだ終わったわけではありませんが)のも、ウチの高齢組が白けず離れなかった要因のひとつかもしれない。

そんな『瞳』も来週一杯で放送終了、29日からは新しい朝ドラ『だんだん』が始まります。すでに先週末ぐらいからスポット番宣を見かけるようになりました。高齢組、今度はどうするのかな。「朝から関西弁の応酬は辛い」と、大阪発の朝ドラはたまたま目にしても、内容を捕捉する前にチャンネルを変えてしまうことが多かったようですが。

コメント
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