山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

二つの落人部落・・・ニッポン国古屋敷と萱平 ④

2009-06-04 21:43:18 | 郷土史

 古屋敷集落での通年居住者はほんの2,3軒で、しかも“原住民”ではなく、この世界遺産的景観の山村に惚れ込んだ人たちのようだ。
 もっとも冬季以外は“お里帰り”をする人たちも居るようで、家の前で日向ぼっこしているお婆さんの姿は絵になる光景であった。
 それでもやはり周囲には空き家が目立つ。
 しかもその多くは、空き家から更に進んで廃屋になっているものも少なくない。
 この状態に心を痛めた地元上山市の市民有志たちが「保存を考える会」を結成し、平家琵琶の演奏会を開くなどの活動を通して多くの人たちに保存を呼びかけている。
 我々のグループはこの保存の皆さんの案内で視察させていただいた。
 こんなに空き家や廃屋、さらにはかつて民家があったことなど跡形もなくなっている土地も幾つかありながら、それでも初夏の古屋敷はなんと美しいことか。

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