山形の過去、現在、未来

写真入りで山形の歴史、建物、風景を紹介し、併せて社会への提言も行う

浅井三姉妹でなくて最上三姉妹(1)最上義光の3人娘

2011-02-07 23:42:55 | 郷土史
 一昨年のNHK大河ドラマは我が山形県に大いに関係のある直江兼続が主人公の『天地人』であったが、今年の大河ドラマの『江』も少しは山形の郷土史と関係及び関連性があると聞けば、多くの山形市民はかなり意外に思われるかもしれない。
 主人公の「お江の方」は浅井長政の3人の娘の末娘で、江戸幕府二代将軍徳川秀忠の夫人となった女性であることは言うまでもないが、秀忠の“隠し側室”つまり正式に公認されていない側室ともいえる「お静の方」の位牌が置いてある寺が山形市内にある。
 そのお静の方が産んだ子が後に会津若松城主松平家の祖となった保科正之であり、お江の方の子で3代将軍となった家光の幕政を支えた有能な補佐役となっている。
 なぜお静の方の位牌所の寺が山形にあるのかと言えば、子である保科正之が会津若松に国替えになる以前に山形城主になったことがあるからである。
 それはそうとタイトルの最上三姉妹のことであるが、当然、浅井三姉妹から連想されるという意味で、山形城主最上義光の3人の娘たちの存在も紹介すべきと思われるからである。
 最上義光の娘といえば駒姫の名がダントツに知られているが、駒姫の他にも姉として松尾姫、妹として竹姫の名も挙げられるのである。
 次回では長女の松尾姫について紹介したい。

◆写真は山形城跡二の丸部分 3人の姫たちはここで生まれ育ったのか

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« たまには「癒し」の風景写真を | トップ | 浅井三姉妹でなくて最上三姉... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

郷土史」カテゴリの最新記事