![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/71/48062c6fed8f8d4ef17c150feb80c66f.jpg)
蔵王連峰の前衛に聳える竜山を背景に橋(※)と小さな滝が見えるが、ここには馬見ケ崎川が流れている。高温と晴天が続いたこともあって河川らしい水流がほとんど見えないが、普段もこの川は水量が少なく、川幅はまことに狭く、笹舟くらいしか浮かべることができない。(※昨日の記事の橋の上流の双月橋)
しかしその割合には河川敷はかなり広大である。
かつて馬見ケ崎川は“暴れ川”として明治以前は山形城下民を、近代以降は山形市民を大いに苦しめてきた。普段はささやかな水流もひとたび大雨となるとふところの深い蔵王山系から膨大な量の濁流を集めて河川敷いっぱいとなり、さらに堤防を越えて城下や市街地を襲ったのである。
この写真からはとてもそんなかつての猛威を想像することができない。でも、幾たびもの河川改修と堤防の強化により近年は市街地が水害を蒙ることはなくなった。
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