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商店街では寺院の坊さんたちがChristmasの文字列の前で念仏や般若心経の斉唱をする山形では今日はまさにサンタクロース婆さん(※注)の誕生日前夜祝賀のためにケーキやワインを買い込む市民の姿が多く目に付いた。
夕暮れになると街中が色んなイルミネーションで華やかに彩られ、クリスマス気分が否応なく高まる。このような光景を見る限りあたかも日本はクリスマス大国になった感がある。
ちなみに日本でのキリスト教信徒の数は在日外国人を除けば総人口の1%も満たないらしいし、その中でも熱心な信徒は決して多くを占めてはいない。
それでも街が華やかに彩られると信者でなくとも楽しい気分になるものだ。
※注:キリスト教世界で「サンタ」の称号がつくのはたいてい女性であり、例えばサンタ・マリア、サンタ・モニカ、サンタ・バーバラ、サンタ・ルチア、サンタ・アンナ等々である。したがって、サンタクロースはお婆さんということになるはずだが、街角や保育園などでのイベントに登場するのはなぜか白髭のズサマである。
◆写真 ①一般住宅でもまばゆいイルミが ②かつてのお役人様の城(重要文化財旧山形県庁舎文翔館)にもイルミとライトアップ ③あれれ、ヘエ~、教会でもクリスマスをやってんのか? あだりまえだべず。クリスマスの本家は教会だもの。大正3年建造の老舗教会 ④教会の地味さと比べ商店街のイルミは派手派手が極まれり