油を売る
2013-07-24 | 雑学
無駄話をして時間を過ごしたり、用事の途中で時間を潰すことを「油を売る」といいますが、何故、サボることが油なのでしょうか?
調べてみました。
「油を売る」の語源となった油には2つの説があるようです。
一つは、“髪油”という説です。
江戸時代、女性の髪につける油(椿油など)を売る職人がいましたが、この人は女性客の気を引こうと、だらだらと話し込みながら油を売っていたので、その様子が語源になったという説です。
そしてもう一つは、“行灯(あんどん)の油”という説です。
江戸時代には、行灯油を売る“油売り”という職人がいました。
この油は、注ぐ時トロリとした粘度があってなかなか途切れなかったそうです。
更に、小さな柄杓で最後の一滴になるまで丁寧に注いだので時間もかかったようであり、その間に世間話などをしていたので怠けているように見え、それが由来になったとする説です。
いずれにしても、油売りが世間話をしながら油を売っていた様子が怠けているように見えたことが語源のようですが、商売人やセールスマンにはある程度の油を売る時間は必要ですよね。