指導していた大学の女子柔道部員を合宿先のホテルで、準強姦(ごうかん)した、アテネ、北京両五輪の金メダリスト・内柴正人被告を始め、指導実態がないのに日本スポーツ振興センターからの助成を受けていた全日本柔道連盟の指導者たち。
詐欺的な行為にも拘らず、上村会長を始めとする上層部にはその意識が全くなく、保身行為に走るのみで反省もない体たらくです。
内村被告のように女性にだらしない人や、柔道連盟の役員のようにカネや役職に固執するだけのだらしない人たち、柔道に限らず公務員や一流企業に至るまで、現在の日本には「だらしなさ」が目立ちます。
そこで今日は「だらしない」の語源について調べました。
“だらしない”とは【きちんとしていない・締まりがない】ことですが、この言葉は「しだらない」が変化したのではないか、と言われています。
しだらとは【好ましくない状況】のことで、“自堕落”が転化したともいわれています。
これに強調の意味の“ない”がついて「しだらない」となって【締まりがなく、秩序がないこと】をいい、「しだらない」が「だらしない」に変わったと言われています。
さて、冒頭の柔道は、「道」を究める日本発祥の代表的なスポーツです。
「道」とは、人として守るべき条理、即ち道理・道徳です。
人生経験のある指導者たちがこのような倫理観も自ら律する能力もない、だらしない人間であれば組織の存在価値が問われることになります。
上村会長は2013年内での全柔連会長職退任を発表しましたが、時期を明確にしていません。
会長を始めとする役員は即刻退任し、総入れ替えして新しい役員の下で出直すべきではないでしょうか?