昨日の大阪地方は風が強くて初冬を思わせるような寒い一日でした。
夕方のTVニュースでは、大阪管区気象台の発表として、近畿地方で冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹いたと報じていました。
昨年より4日遅い観測となっています。
今日は「木枯らし」の定義について調べました。
木枯らしとは、通常、10月半ばから11月末にかけて西高東低の気圧配置になった時、8m/s(㍍毎秒)以上の北よりの風が吹くと、気象庁ではその風を「木枯らし」と認定し、最初の木枯らしを「木枯らし1号」として発表しています。
この発表は気象庁による関東地方と、大阪管区気象台による近畿地方に限られており、その他の地方では発表がありません。
因みに昨年の木枯らし1号は、関東地方は10月26日、近畿地方ともに10月25日の夜でした。
近畿地方における「木枯らし1号」の条件は次のようになっています。
●期 間 10月23日頃(霜降)~11月末頃まで
●気圧配置 西高東低の冬型の気圧配置
●風向・風速 北よりの風が吹き、最大風速8メートル以上
なお昨日の12時10分までの近畿各地の最大瞬間風速と風向の観測結果は次のようになっています。
大阪 9.8メートル 北の風
神戸 11.5メートル 北北西の風
京都 7.0メートル 北西の風
舞鶴 15.4メートル 北の風
彦根 14.2メートル 北北西の風
奈良 3.7メートル 北北東の風
和歌山 12.6メートル 北の風の風
木枯らし1号が吹いたということは季節が一歩冬へ近づいたという知らせでもあります。
天気予報では、近畿地方は30日以降もしばらくは平年より気温が低い日が多いと予想しています。
これからインフルエンザの流行期に入ることから、風邪には十分注意して欲しいと思います。