民主党の田中慶秋法務大臣の政治団体が外国人(台湾人)が経営する会社からからの企業献金を受け取っていた問題で、一昨日、自民党の安倍総裁が、これは民主党の「宿痾(しゅくあ)」だと言っていました。
「宿痾(しゅくあ)」?
どういう意味かな?
初めて聞く言葉だったので早速調べてみました。
広辞苑を見ると、「宿痾(しゅくあ)」とは、長い間治らない病気、持病、痼疾(こしつ)とありました。宿疾(しゅくしつ)、宿病(しゅくびょう)と同じ意味です。
宿痾の「痾(あ)」は、病、治りにくい病気の事で、その病気を宿していることからこの言葉が生まれたようであり、沈痾(ちんあ)とも言います。
法律で禁止されている外国人からの献金については過去にも菅前総理や前原元外相が国会で追及されており、前原氏は辞職に追い込まれています。
安倍氏は「なぜ外国人の献金が禁じられているか。外国人から絶対に影響を受けてはならないということだ。(田中氏は)法相だから、まさに法の番人ではないか」と厳しく批判していました。
今回の田中慶秋氏は大臣になったために表に出て問題となっていますが、表に出ていないこのようなケースが党員の中にもあるのではないか?と疑いたくなり、安倍氏がこの問題は民主党の「宿痾(しゅくあ)」ではないか?と発言するのも無理からぬことのような気がいます。
それにしても総理を経験した人は難しい言葉を知っていますね。
中には、総理を経験した人で漢字を間違えて読んだ人もいましたが・・・。