らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「どっこいしょ」の語源

2012-03-15 | 雑学

皆さん、疲れたときや椅子に座る時、立ち上がる時に思わず「どっこいしょ」と云う言葉を口にしませんか?
この言葉は歳と共に出てくると云われていますが、私も例外にもれず、以前から無意識のうちにこの言葉を発しているようです。
そこで今日はこの語源について調べました。

日本では、古くから山岳信仰があり、その対象となっている霊山が全国各地に存在しています。
これらの霊山に登るときに唱える『六根清浄(ろっこんしょうじょう)』という掛け声があります。
「どっこいしょ」の言葉はこの「六根清浄」に由来すると言われています。

『六根』とは、仏教の世界で、眼・耳・鼻・舌・身・意のことで、世間と触れ合うところです。
霊山に登る時に、これらの6つの器官が我欲などの執着にまみれていると正しい道を往くことが叶わないと言われ、そこで、そこから生じる迷いを断ち切り、身も心も清めるという意味で『六根清浄』を唱えながら登山しているのだそうです。

この眼・耳・鼻・舌・身・意の六根の働きは、眼は不浄を見ない、耳は不浄を聞かない、鼻は不浄を嗅がない、舌は不浄を味わない、身は不浄に触れない、意(心)は不浄を思わないということで、身も心も無垢清浄になろうという祈りの言葉が「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」です。
この「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」が「六根浄(ろっこんじょう)」となり、「どっこいしょ」になったと言われています。

日頃「どっこいしょ」と発している皆さん、この言葉は「身も心も清浄になろうとする祈りの表れである」と云う事で、自信を持って言い訳をしましょう。