らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「勉強」の語源

2012-03-01 | 雑学

その道を極めた人たちは、必ずと言っていいほど「人間、死ぬまで勉強」と言っています。
何事においてもその神髄は深く、上辺ばかりの見せかけでは化けの皮がすぐに剥がれます。

そこで今日は、勉強嫌いの私が勉強について調べました。
と云っても、勉強は勉強でも学問の方ではなく、関西でよく使われる「値引きやおまけ」などを意味する「勉強」のことです。

関西では物を買う時に値段を努めて安くしたり、それを求めたりする値引き交渉が慣行的に行われていますが、この事を指して「勉強」といいます。

値引き交渉がなぜ「勉強」なのか?
「勉強」とは本来、強いて勉めると書く通り、困難なことに対しても精を出して努めることの意味だそうです。

商人にとっては儲けを削り、品物の値段をまけることは辛いことですが、それでも我慢して安く売るという行為、即ち、「値引きすること」が「努力して困難に立ち向かうこと」であるため、商人の町大阪ではそのような表現が使われるようになったと言われています。

「勉強」が現代のように「学習」の意味で使われるようになったのは明治以降で、「無理をして知識をつける」ことが美徳とされて「勉強=学習」となったようです。