らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「伯仲の間」の語源

2012-03-11 | 雑学

今日から大相撲春場所が始まります。
昨年は八百長問題で中止となり、大阪での開催は実に2年ぶりのことです。

今場所の見どころは大関把瑠都が連続優勝をして横綱昇進を果たす事が出来るか、が注目されるところです。
既に、横綱白鵬との実力は「伯仲」していると評価されているようなので、十分可能性があるものと思います。
それに加えて、大関を始めとする上位陣の実力もついてきているので、優勝争いが一段と面白いのではないかと、大いに期待しているところです。
力士のみなさん、ファンの期待を裏切らないよう、そして15日間満員御礼が続くよう、ガチンコの真剣勝負を繰り広げてください。

さて今日は、互いに優劣が無く殆ど同じ程度と云う諺の「伯仲の間(はくちゅうのかん)」の語源について調べました。

「伯仲の間」の伯仲とは、中国での兄弟の呼び順からきた言葉です。
中国では兄弟を上から順に「伯(はく)・仲(ちゅう)・叔(しゅく)・季(き)」と呼び、一番上の「伯」と一番下の「李」の違いは大きいけれど、一番上の「伯」と二番目の「仲」の違いはそれほどではないと云うことから、たがいに優劣がなく、ほとんど同じ程度だということを言っているもので、この出典は曹丕(文帝)著の典論からのようです。

なお、「おじ」「おば」の漢字の違いも、この「・仲・・季」からきているものです。
即ち、自分の親の兄と姉は「伯父・伯母」と書き、自分の親の弟と妹は「叔父・叔母」と書きます。