コリウスの花

今日は、葉っぱの模様が美しい「コリウス」をご紹介します。

「コリウス」はシソ科、コリウス属の一年草で、原産地はインドネシアのジャワ島といわれています。
熱帯アジア、オーストラリア、フィリピンなどに広く分布しており、日本には明治中頃渡来したようです。

・我が家の鉢植えの「コリウス」です。


草丈は30㎝～80cmくらいで、葉は平滑なものや深い切れ込みの入ったもの、縮れのあるものなどがあり、葉色は赤、ピンク、黄色、緑が入り混じったものなどがあって美しい模様を描きます。
「コリウス」はカラフルな葉色を鑑賞する花で、鑑賞期間は5～11月と長く、花壇や鉢物、寄せ植え、吊り鉢などに広く利用されているようです。

・花序が刀の鞘に似ていることからつけられたといわれている「コリウス」の花と茎です。


コリウス（Coleus）は、ラテン語で「鞘」の意味で、花序が刀の鞘に似ていることに由来するといわれています。
和名は「ニシキジソ（錦紫蘇）」、「キンランジソ（金襴紫蘇）」といい、こちらは紫蘇（しそ）に似ていて、葉っぱの色が賑やかなところからつけられたようです。

・葉の模様と花の両方が楽しめる「実生系」の「コリウス」です。


主な品種は、実生系と栄養系の2系統があります。
・「実生系」は、種子をまいて育てる品種で、親の遺伝子とは違うものを引き継ぐため、葉色などが変化する可能性があります。
・「栄養系」は、花が咲きにくく、分枝で大きく成長する可能性があるため、草丈も小さなものから1mを超えるものもあるそうです。
　 また、挿し木で増やすことができるため、種類も100種以上と豊富にあるようです。