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ドアの向こう

日々のメモ書き 

雨音はショパン

2008-06-12 | イーゼルのうた

  雨に妨げられることを「雨障み」アマツツミという。 雨降りのため外出できない 「あまざはり」とも。
  雨音を聴きながら紫陽花を描くのも習いとなった。 七変化するハナを追う。 四葩 ヨヒラとも。   (葩 :ハ・ハナ)

       四葩切るや前髪わるゝ洗髪       久女

 

             1回目  10号


    雨障み(アマツツミ)常(ツネ)する君はひさかたの昨夜キゾの夜の雨に懲りにけむかも
                                           大伴女郎   巻四・519
    ひさかたの雨も降らぬか雨障み君にたぐひてこの日暮らさむ              四・520

                    -☆-

  降り籠められて  時間がゆっくり廻る…
  梅酒を仕込み、 梅味噌も出来上がる。
  さて、 辣韮漬け。 辣韮の字を見るだけでも臭ってくる。  台所でひっそりと下ばかり見て、 もっぱら薄皮をとり茎や根を切り、 3キロ分終えるころ髪の毛まで匂う。  頚まで痛い。  
  
   夏なかば、 雨音を聴きながら…   いつもの習い。  ショパンがなぐさめ。
                
  

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