別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

2008-03-31 | 別所沼だより

    さくら 櫻…

     花のしたに人があつまる  

       華やかさと  はかなさをみせる櫻 
  
                 

   

  花のもと 花大根の彩り   黄色いタンポポや菜の花も咲いている。

  蛙の目の高さでみる  ヒアシンスハウス 
  ナズナが耳元で揺れて   幽かに  ペンペン・・・ と鳴った。

 


  週末は さぞ賑わったのだろう   雨上がりの公園は静まりかえっていた
    
    花のように淡い雲と…   鵜や鴨と  蛙と …     

          花吹雪を追い  心ときめいて



       
       あえかなる花    薄墨のいろ    

           天辺に水あるごときさくらかな     麦草

        さくらは 仰ぎ見るほうが 断然 好き
                 大いなる櫻をめぐる 佳き日である。
 

   桜ばないのちいっぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり     岡本かの子

   「タゴシ タゴシ… 」  太郎を呼ぶ声がする。
 
  お母さんの美しい特性は何といってもあの純情な童心だ。 … この純情な童女に含まれている生命の豊富 情味の豊富 また気品や調子の高さは稀にみるものだ 
    (父より太郎へ 「母の手紙」 岡本太郎)

  生命(イノチ)、 情味、 気品や調子の高さ…  桜そのものである。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする