別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

万感交到る

2008-03-11 | こころ模様

  一気に春めく。   18℃

  高層ビル一階の水槽。 アクア ・ アートと呼ぶらしい。 なるほどアート。 そして変幻自在の構図、 よく動く彩り。 プラティー(赤・大) コリドラス(赤の小形 腹部に黒い線がある)、ネオンテトラ、 エンゼルフィッシュなど涼しげだ。  

  かえりの車内は、 西日が当たって暑いくらい。 早くも冷房が入っていた。

                -☆- 

   万葉講座で馬酔木が出てきた。  大伯皇女の挽歌

   磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君が在りと言はなくに   巻2・166

    

  
  我が身にかさなる。 身にしみた。 好きだった花大根も、 楽しみにしていたミモザも見せられず…

  折しもTVは  「老いてひとり…  どう備えるか…」 などとやっている。  自分はどうだろう。  
ひとりは気楽…   もし、 病気になったら…
  そんなに煽らないで とも思う。
  
  看取られながら、 きっぱりと逝った母を想うと俄に胸が熱くなる。 母はあれで良かったんだ。 
  くまなく旅行も出来たのだし。 仕合わせだった。
   
  挽歌を読んで、 さまざまな思いに駆られた。 来月は三回忌である。

 

コメント (2)
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