goo blog サービス終了のお知らせ 

ドアの向こう

日々のメモ書き 

爽やかな五月に

2012-05-01 | 別所沼だより

     月の光のこぼれるやうに おまへの頬に
    溢れた 涙の大きな粒が  すぢを曳いたとて
    私は どうして それをささへよう!
    おまへは 私を だまらせた……

    《星よ おまへはかがやかしい
    《花よ おまへは美しかつた
    《小鳥よ おまへは優しかつた
    ……私は語つた おまへの耳に  幾たびも 

    だが たつた一度も 言ひはしなかつた
    《私は おまへを 愛してゐる と
    《おまへは 私を 愛してゐるか と

    はじめての薔薇が ひらくやうに
    泣きやめた おまへの頬に 笑ひがうかんだとて
    私の心を どこにおかう?

     
         立原道造 「Ⅰ爽やかな五月に」 
 



 緑にうめつくされた別所沼公園
  奧のさくらも 初夏のよそおい  
 

  足下にシャガの花


 緑区別所沼… ? 
   沼の周りに やわらかな緑が靄っている (実際は 南区別所沼です)

 橋の方からのぞむ小さな家 
        ヒアシンスハウス(風信子荘)

 イチョウのミドリに 野鳥の住まいを用意して 

 

   青もみじのしたたり 

    爽やかな五月 到来…  
 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

画布の花びら

2012-04-13 | 別所沼だより

  鬱金桜が咲いている

黄緑をほんの少し混ぜたような白花が  だんだん薄紅に染まっていく
 落下の雪もみごとです

  一面のたんぽぽに  星の瞳が競っている

   蒲公英に春光蒸すが如きかな   虚子

 よく晴れて 園児がたくさん来ていた 
 

 

 奧のさくらを 描くひとがいた
  

 太い幹から黒い枝を八方に広げ
  先端が空をつかむ 
 
 ナイフで 花を載せている
  薄紅のかたまりは  風のように
  キャンバスに伸ばされ 次々に咲きそよいだ 

 
  待ちきれない花びらが  
 まだ乾かない作品のうえに はらはらと落ち貼り付く  
 作品の一部となった花弁を
   画家は はずそうとしなかった
 偶然を  だいじに思って…



  舞い落ちる花びら 
    ムクドリがついばんでいる

 

  遠くの黄色と紫がすがすがしい

 ハナダイコンの群れ咲くところ   
 

 日影では  ゆかしいスミレ草に出会った

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜狩

2012-04-07 | 別所沼だより

 別所沼会館のそばに 名画のような桜がある
  幹の太さ 古木の佇まいが奥村土牛の作品を思わせた。
 
 この桜 万朶の花や根回りから樹齢100年近いと想像するが いったい どれくらいか

  ここは桜が少なくて 場所取りが大変でしょうね
  楽しみな鬱金桜は 陽気にもよるけれど 今週末に開花しそう


 ハウスの前は オキザリスやたんぽぽ 
撫でたいほど可愛らしいというナズナが繁って
薺の花は とてもちいさくて見落としてしまう。

  少女がペンペンと 上手に鳴らしてみせて
 細い茎を千切れないように下へずらす 引くのがむずかしいのよね
    


 ガイドの日  朝の気温 1.2度  晴れ
 午後から曇って まだ、まだ寒い。 
    
  はじめて知ったヒアシンスハウスへ! 宴を終えた花見客がどっと押し寄せてくる。
  お客さまは切れ目なく  数えられないほど…
   説明は 聞こえましたか 心配です。

 それでも 
 思いがけなく出会った詩人に感謝… これから本を読みたい と
うれしいお言葉を頂きました

・結婚したばかりの初々しいご夫妻  近くに越してきた  (☆おめでとうございます)
 桜色のマニキュアにビーズ  さくらの花や薔薇の花が描かれている
 ヒアシンスハウスを見に 又来てくださいね 

・ 横須賀から  図面の病院をよく見ています… 


 いつも 見あげて通っています…  (うれしいですね。 透視図の病院は現存しているのですね。 NETで調べると 「聖ヨゼフ病院」とありました。
  建物のゆるやかな曲線が 印象に残りますね)

 ・ 男性  若い頃 立原の詩が好きでした… (今もお若いです ごゆっくりご覧ください)
    妻と子どもは 公園で遊んでいます。
 ・ ヒアシンスハウスに 何度も来ています。 パンフレットが欲しくてまた寄りました。
 ・ 大正時代の沼のようすを もういちど見に来ました。 (立原も見ていた沼のようすです。昔は管理棟の辺りまで湿地帯でした。)
 付近にも 沼影、白幡沼などの地名が残るとおり と教えて頂く。 
 ・ 緑色のサクラは何処にありますか  (鬱金桜です、 開花は今週末でしょう)
  
 風は冷たいけれど うれしい一日だった。 来訪68名、 ありがとうございます。

       しづかな歌よ ゆるやかに
          おまへは どこから 来て
          どこへ 私を過ぎて
          消えて 行く?

              立原道造  優しき歌Ⅱ 序の歌より

       
 

 2008年 噴水は2つ在った。 うち一其は2.3年前の颱風で壊れ
 残る一基も 先日の春嵐で台座だけになっていた。 
  しぶきがなくて 大きな鵜も寂しげです。   

 

2008年の別所沼噴水
   

 噴水が歌わないなんて  沼の顔がだいぶ変わってしまう。
    


 


 県立美術館がある北浦和公園のさくら
 
  入口付近のしだれ桜は まだ咲いていない



 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風信子忌

2012-03-23 | 別所沼だより

三輪山を望む/景行天皇陵から撮影 疋田 勉

 三輪山を望む  撮影 疋田 勉

  
 春分も過ぎて 三輪山麓の梅も 暖かい陽射しをあびて誇らしげに揺れています

と お便りにあった。 早速 写真集「山の辺の四季」を開いて 奈良の山に思いを馳せる。 
(スキャンにより 作品本来の色が出ていませんが お許しください)


紅梅/景行天皇陵付近 撮影 疋田 勉

 紅梅 疋田 勉

 青空に映える紅の色  どことなく愁いを含んで

 Hさんは 熱心な立原道造のファンです
  次いで ご紹介くださったのは 
 maquot さんの作品  「Hyazinth house ヒアシンスハウス」 

 すてきな動画作品は こちら  
 ヒアシンスハウスと詩人のこころを伝える映像 音楽のうつくしさ
 立原の詩のことばと エンヤの歌声はひびき合い
   心をとらえて離れません (曲 Water Shows The Hidden Heart)
     すばらしい作品を どうぞゆっくりとご覧ください

  3月29日は 立原道造の風信子忌ですね  
  静かに詩人を偲びたいとおもいます

  maquot さん  疋田さん ありがとうございます 
  繰り返して なんども見ました

   maquot さんの 他の作品もすてきでした    


ご案内が 立原道造記念会HPにありました。
2012年の風信子忌は、3月31日(土)、水月ホテル鴎外荘で開催します

詳しくは こちらです

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の昼に

2012-03-18 | 別所沼だより

朝の気温4度 泣き出しそうな空模様、 
 湿り気の多い空気を吸って 別所まで急いだ。 

  寒いけれど どことなく春の色、 水の色だ。 こんな日も魚信を待つひとがけっこう居る。 すでにプラスチックの桶でクチボソが群れていた。 みていると 彼らの口に合わせて針もかわいらしい、 浮子は1~2センチの鮮やかな色で独楽のかたちや、 黄緑のビーズを長く連ねていたりしてうつくしい。 楽しい工夫をして魚の気を惹く。 そう思うと無口で頑丈な背中も微笑ましくなる。 ふかし芋の練り餌…  しつこい質問にも愛想良く応えるおじさんに、 かすかな ’当たり’がきて、 また獲物を逃がした。 騒がしい蛙のせいです、ごめんなさい。  


 

  オリジナルの絵葉書ができました。 絵柄は5種類あって、うち1枚が我が写真、
 それぞれに立原道造の詩がついています。 ヒアシンスハウスで販売していますので、 お出かけの節は どうぞご覧くださいね。 収益金は ヒアシンスハウスの会 維持運営のために使われます。 なお、 会員も募集中です。 
よろしくお願いいたします。

 

 おまへのことでいつぱいだつた  西風よ
 たるんだ唄のうたひやまない  雨の昼に
 とざした窗(マド)のうすあかりに
 さびしい思ひを噛みながら 
           「或る風に寄せて」  立原道造
 



 ・ 映画 あゝ 玉杯に花うけて (原作 佐藤紅緑)
  当時の 浦和が映っているそうだ。
   別所沼野球場  浦和中学 浦和駅 埼玉県庁前など
         … 試写会があったら見たいです。

 ・午後  思いさまして都心から。  さすがによくご存じで会話が弾む。 
   親子ふたり、 爽やかな方だ。 
  熱心に観たあとで 「これは 方丈ですね…」 きっぱり仰ったのが すばらしい。
    
   見なかったという 新聞記事をご紹介できてうれしかった。  

  運営をも気遣って、 さまざまなアイデアをくださった。 自由な発想でありがたい。
 たとえばひとつ…
 ヒアシンスハウスのスタンプのインクは、 今は赤を用意している。 これをグリーンに変えたら…  デザインのヒヤシンスの花に すてきに調和するでしょう。 
 
 そう言えば 立原はパステルのmidoriばかりを200色も買ったひとだ  今頃気づいた。ハンカチやTシャツなどに 緑のスタンプを押して…  きっと詩人も喜ぶでしょうね。 
  心から ありがとうございました。 

  来訪6名   室温10度  曇りのち ときどき雨
   電気ストーブをつけた。 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沼の春

2012-03-07 | 別所沼だより

   春がまどろむ 別所沼

     やわらかな色を パステルで

 

   きょうも 逢えたね 
   
       そこから 魚が見えるんだね   ミチア

 

 くもり日の公園で 春をさがした

 

 

 ※ ぜひダブルクリックして 大きな画像をお楽しみください。


 早咲きの梅は別にして 咲いても一部、 二分咲きくらい
 ほとんどが 遅れている
   桜といっしょに咲くかな

    明日から  寒さがぶり返す


  つたない絵日記をはじめて きょうで7年目  

   記念日に 今までお見せしなかった とっておきの建物をご紹介します

 

  
 
   ステンドグラスの窓に赤煉瓦…  モダンでしょ 

     別所沼公園の お洒落なト◎レは

   児童広場のなかにあります

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の雪

2012-03-01 | 別所沼だより

2月29日

  きのう昼過ぎまで降った雪、 記録によると9cm。 家の前ではこのくらいだった。 今朝はほとんど消えている。
 気にしながら 写真を撮りにいけなかった別所の雪

 古い写真で
   お楽しみください… 


 ※ 写真の上でダブルクリックすると 大きな画像で見られます。


  しばらくは雪解の音にかこまるる   楸邨


 軒をうつ しずくの音…  
  

   いきいきと三月生る雲の奧      龍太

宮古島のブーゲンビリア

 寒々しい写真ばかり続いたので HOTな色を添えました
 今日から3月  暖かくなるといいですね


 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風のうたつた歌

2012-02-12 | 別所沼だより

    春風は まだまだ冷たい
    

 風になびく旗が  きょうは元気に歌っている  
  日だまりの鳩は 膨れているけれど  

 

 

  水面は ひかりが戯れて

 奧の カワセミ 

 幼いブルテリアなど  公園は賑わった  

 ・大学のグリークラブで立原の詩を合唱していた。 感慨無量の面持ちで詩集をひらく。
 「風のうたつた歌」(その1~3)。 「夏花の歌」 (その1)(その2)。
  小声で歌われた。
  
    一日 草はしやべるだけ
    一日 空は騒ぐだけ
    日なたへ 日かげへ過ぎて行くと
    ああ 花 色とにほひとかがやきと…
         
 
原田稔作曲の楽譜をいつか寄贈しましょう。 年配のかた。

・建築家。 図面はよく見、知っていた。 天井は想像したより高く、 広く感じる。 今も憧れるひとが多いヒアシンスハウス、 立原の目のつけどころ、 先見の明。 

・会館で受講中の女性。  若い頃から立原の詩を愛読、 至文堂の本を購入された。 

 来訪12名  ありがとうございました。

 

 


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな家

2012-02-02 | 別所沼だより

 彫像もふるえる寒さ…  
  朝の気温 氷点下5、6℃  日中でも5℃くらいだ
  途中 美術館の池に厚い氷が張っていた
         


 木立はすっかり葉を落とし とおく青空が透けている
  

   噴きあげは 白鳥が羽ばたくよう
   

  基に しぶきが凍っている 
 
 


   朝日新聞 方丈記800年 

 「ヒアシンスハウスの写真が載っています」
  奈良から送ってくださった朝日の夕刊(2012.1月6日)です。
   (拡大してご覧ください)

  流れは絶えず 方丈記800年 (下) 
   足るを知る 暮らしの先人  久保智祥

 「方丈記」 が問いかけているのは、人の生き方だけではない。 冒頭部分。 絶えない河の流れと浮かんでは消える水泡を例示した後、こう続く。
  人と栖(スミカ)とまたかくのごとし …

 広さは3メートル四方、わずか5畳余。 その極小空間に、 阿弥陀如来と普賢菩薩の絵像や法華経…… 歌書や楽譜、  琴と琵琶など 最低限のものだけ置いて…
  
 一見不便な暮らしに、 実は喜びがある。 屋根を打つ雨音や鳥のさえずり 虫の鳴き声も間近に聞こえ 自然との融合感がぜいたくに思える。

  「小さな家」に魅せられた人物はほかにもいる…
 建築家のル・コルビュジエ  南仏の海辺の小屋。  アメリカの作家 ヘンリー・デビッド・ソローは 小屋暮らしを「森の生活」に記す…  詩人 高村光太郎は 花巻の炭焼き小屋に起居し

  詩人で建築を学んだ立原道造は
 「ヒアシンスハウス」と名づけた理想の小屋をスケッチした。
  
   先人たちは小さな家に幸福を重ねていたようだ…  (久保智祥)

   

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れの家

2012-01-14 | 別所沼だより

 ハウスのあたりに鳩が群れて、 何か貰ったのでしょう。 枯草の上を啄んでいる。
 冬の日が温かい。 12月10日から、 ひとつき以上も降らなくて砂埃が舞いあがる。  鳩もバサバサっと、 飛び交う。 

 

  朝一番 窓越しに 親しげな笑みを浮かべるひと。
  「前に伺ったことがあるのです」  ニット帽の青年を思い出せない。
  「あの時の家ができたので、 きょうご報告します」 

 そうそう  夏の盛り、 建築家を伴って施工主の若い夫婦と 両親とで訪ねていらした、 しあわせなご一家だ。  探し当てたという風に柱を撫で、 硝子戸を楽しげにひき、 瞳をかがやかせていたのを思い出す。
  一階は土間で 大谷石を敷いてね…  素足であるく。 大谷石は蓄熱するので冬でも気にならない。 雨戸はなく、硝子戸に… 電車の中から木造の黒い家が見えたらボクの家です。 通ったらぜひ寄ってください。  ピン… ポン押してみて下さいね。 ガイドにも住み心地のよさが想像できた。 木立に囲まれるモダンで快適な家。 

・ 男性。 詩人の家はあこがれ。 晩年はこんな家で暮らしたいと 誰もが思うでしょう。 設計図が見たい。  図面はないの、 欲しいなあ… 外からも内からも 細やかに鑑賞された。 開放感あふれる家の思いが伝わる。

・ リフォーム中。 メジャーにカメラは必需品。 30代前半。パンフレットを勧めると、それより聴くほうが頭に入ると メモまで採って嬉しいこと。 
 ヒアシンスハウスと呼ぶのは何故?  もっとも多い質問です。
  あらためて (今までに調べ 判ったこと) 
 ヒアシンスは安政年間に渡来、 明治時代には風信子(ハヤシンス)と呼ばれる。 ほか「夜香蘭」の表記。 そのうち「風信子」がひろく用いられたが広まらず、大正までに「ヒアシンス」「ヒヤシンス」に落ち着く。 ガイドの亡きOさんは  立原がこだわったのは「風信子」。 
 モダンな匂いのする、 漢字表記、 語感ではないか。 ギリシャ神話の美少年ヒアシンサスも、 道造のセンスにフィットしたと思われる。  
          -☆-
「こだわって 造る…?」 とガイド。  即座に 「違います 心が豊かと言って…」 
 朝一番に会ったというのは、 たぶん従兄弟です。 
  血筋ばかりかすてきな感性も繋がっている。

・ 同年の6名。 ひとりが去年のヒアシンス夢まつりに参加。 皆さんに紹介したいのでお連れした。 女学生に戻って真剣に聞いてくださった。
 遠方の方も、 夢祭りの案内を希望して記帳。

 

・ お似合いのカップルは1時間以上滞在。 こういう家が造りたい。 コーナー窓の前は海です、 後ろは山で。 庭で遊ぶこどもの姿も 室内からぐるっと見わたせる。 おじいちゃんもおばあちゃんもここに座って。 振り向けば 山の学校にゆく子どもたちのようすも窺えて。 これが理想、 夢が広がります。 

 きょうも  嬉しき出会いがたくさんあった。
  来訪者 26名  ありがとうございました。
    

 

  正面の木立に囲まれた小さな家  あれが詩人で建築家の
  立原道造のヒアシンスハウスです。

      ヒアシンスの香りは

     風に乗ってゆくには重すぎて
     蜂蜜のように甘い雲となり
     まるでおだやかな夢のように
     甘美に眠気を誘うように
     香りに酔った者の頭にしみとおる

      ヘルマン・ヘッセ 「花の香り」  

  

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光あれ

2012-01-07 | 別所沼だより

 1月5日、 うっすら雪化粧の 銀閣寺  

 銀沙灘も 向月台も  
  美しさに身がひきしまりました

   本年も どうぞよろしくお願いいたします
    初心にもどって ゆるやかに参ります

   ここちよい風と 音楽と 光みちる日々を…


    

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

別所のアルバム

2011-12-31 | 別所沼だより

2011年も残りわずか
 言葉につくせない悲しみを乗り越えて 来年こそ
やさしい明るい年になりますように

 

立原道造のヒアシンスハウスと
      別所沼の一年をみつめます

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜の朝

2011-12-10 | 別所沼だより

  この冬一番の冷え -1℃  水たまりが凍った 


  

   霜の花  拡大

 
 

 霜晴れの青空が梢を際だたせ
   目立たなかった奧の並木も 錦を着ている 

  桜も かがやき  



 ハウスの中は0℃  暮れのことゆえ11時過ぎまで どなたも見えない 
 



 日向で本を読んだ 
 つよい陽射しを背中に受けると 暑くてヤケドしそう   
  遠い浮島に カワセミ 川鵜 白鷺のすがた  

  午後から 絶え間なく

・ お天気がよいので来ました。 朝日新聞で知ってから ずっと温めていた。
  文学や詩的なこと 芸術は苦手、 たくさん話を聴いて詩集を読みたくなった。 
 あたらしい出会いがあり、 やはり出かけて来て こそ!  よかった と力を込める。 
・ 別所沼も 風信子荘もすてきな所、 近くに住んでいる人が羨ましい。 こんな家が欲しい。
・ 詩人で建築家のことを知らなかった。 これからもっと知りたい。
・ 外から見るより案外広い。 (窓を閉めていたので木の香が籠もった)その香に気づく。 借景の広がりを堪能した。 

 来訪 19名 ありがとうございました 

 

 ガイドは愉しく  元気をいただきました 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おとなしい雲

2011-11-26 | 別所沼だより

  頬に冷たい空気  朝の気温5℃。 
  メタセコイアが黙って燃える、 あかあかと心に灯す火のように。
 楽しみなガイド、 陽ざしは温かくのどか。 終日、 散策の人でにぎわった。
       

  虹を見てゐる娘たちよ
  もう洗濯はすみました……
  
真白い雲はおとなしく
  船よりもゆつくりと
  村の水たまりにさよならをする 
       
 立原道造

 

  白い雲はゆっくりと 水面にかたちを写してゆく
  好きな色の絵の具だけ溶かして 沼の絶唱がつづいている 
  刻をとめて… 


 

 たいせつに 心にしまっておきたい 絵のような風景だ。
  針葉樹の爽やかな匂いもする。 

  ヒアシンスハウスの窓から、 鷺やカワセミのすがたも見える。 
 風もなく 旗はうつらうつらして

  浦和に行つて沼のほとりに、ちひさい部屋をつくる夢、 長崎に行つて 古びて荒れた異人館にくらす夢、 みんな二十五六歳を晩年に考へてゐる 
  立原道造 小場晴夫宛書簡1937.12.17 

 二十五六歳を晩年に…  哀しく こころに響いた。


来訪者25名  閉室後 詩の朗読会。
 散歩ついでに 初めてという方が多い。 
 立原の詩のことは知っていても 建築家でもあったと聞いて驚くひと。
 すてきな空間、 こんな部屋が欲しい。 
 詩よりも詩的な手紙のはなしをして、 本を薦め 話題は限りなく広がる。

 日誌には
 11月20日 26名、 11月23日 50名とある。 
  紅葉に誘われ 夭折の詩人を偲んで。   

  

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩秋の別所沼

2011-11-26 | 別所沼だより

  きのうの別所沼です  絵を描くひとがおおぜい居ました

  後ろで拝見しながら うらやましく思いました

 わたしも描きたい…

  沼の真ん中あたりの浮島に  翡翠がいました
  遠くて このカメラでははっきり写りませんが 嘴が赤くて これはメスらしい
  はじめて見ました 

  

   画面中央でダブルクリックすると 大きな画像が見られます。 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする