退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「「不幸な過去がもたらものとわが国を好いている監督の映画」について

2024-01-29 03:01:52 | Weblog
晴れときどきくもり。だったはず。

小菅宏「女帝 メリー喜多川」を読む。

日米の間で生きた女子は。
信用出来るのは「家族」しかないと思うことに。

やがては「皇室」に近い人物と結婚するに至り。
その展開が何とも哀しい「現実」よ。

彼女を「女帝」にならざるを得ないようにした「環境」を思えば。
われわれの「普通」がどうしようもなく「差別」を生み出した事実もあり。

「必要以上の不幸」はこういう結果を生み出す。
「安定」がないから「弟ジャニーとの不和」も。

「人が『何者かであること』の意味」がおそらくはここに。
圧倒的な欠乏がそれを呼び寄せることを覚えておこう。

ギャレス・エドワーズ「創造者 クリエイター」(’23)を観る。

AIが人類に敵対することになり。
SFの基本だがAIは人間以上に人間らしくなり。

アルフィー、マデリン・ユナ・ヴォイルズのキュートさがほぼすべて。
ベトナム戦争やチベット弾圧が背景に。

ウクライナやガザでの「現実」が描かれていると思ってよさそう。
「親しい者たちを奪われた者」は「復讐」に駆られるのみ。

「アンダーカバー=覆面捜査」がポイント。
そこで「愛」を知ってしまったがゆえ。

監督は「わが国好み」の人らしく英語の脇に日本語も。
渡辺謙が案外活きていないのは残念。

「わが国の現実」とは別に。
「好きになってくれる世界の人々」がいるのは在り難いこと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする