退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好きになることの『狂気』と魅力的な女優を『殺す』映画」について

2024-01-11 02:42:50 | Weblog
くもり。夜気が冷たく。

板垣清司「趣味の鉱石トレジャーハンター」を見て読む。

悪魔に魅入られたように鉱石探しに憑りつかれる姿がなかなか。
昔流行ったフレーズで言うなら「ほとんどビョーキ」。

それでも鉱石の美しさは確かで。
レアものを発見してしまうこともあったり。

妻から疎んじられる姿もいい感じ。
彼女は鉱石に何の魅力も感じていないからという当然。

この「狂気ぶり」が「好き」ということだと思えば。
何事かを「好き」になることは怖ろしいことなのかも。

いかにもメタリックな黄安鉱や車骨鉱、黄鉄鉱など。
他にも魅力的な鉱石が満載な本書を知っておくべきか。

ヴォーン・スタイン「アニー・イン・ザ・ターミナル」(’18)を観る。

「スーサイド・スクワッド」(’16)「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」(’17)の。
主演マーゴット・ロビーは「エキセントリックな魅力」を発揮し続けているけれど。

本作は物語の展開が全くダメ。
思わせぶりな前半は緩くとぼけたつもりの演出には全くセンスが感じられない。

「悪玉」は冒頭にわかり今さらそれですかというオチよ。
「過去の悲劇」の謎解きも「木に竹を接いだ」というよりなく。

原題「terminal」には「終点」という意味があり。
本作の出来からすれば「末期」だと思ってよさそう。

とりわけサイモン・ペッグをこんな風に「無駄遣い」するのだから。
「ミッション・インポッシブルシリーズ」の方が「本領」だというのに。
コメント
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