退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「壮大なハーレクインロマンスである古典とおそらくは『劣化』が複雑にする事故あるいは『演劇』形式の映画」について

2024-01-28 03:06:40 | Weblog
晴れときどきくもり。やや風強し。

「ジェイン・エア(下)」読了。

そう来るのかといった展開。
再びの「ご都合主義」は敢えて許すのだとして。

セント・ジョンに惹かれながら抗うあたりがなかなか。
ロチェスターの「その後」にもふむふむ。

「声が聞こえてしまう」という「ロマンチック」など。
いやはや十分に堪能させて頂きましたといった趣き。

何とも壮大な「ハーレクインロマンス」。
「閉じ込められた女子の妄想」はいささかフェミニズム風味もある。

マル激を観る。

今回は先日の航空機事故について。
まだその「原因」はわからないものの。

元航空管制官田中秀和の「解説ぶり」が好ましく。
航空機が安全な乗り物であることの確認と「世論への迎合」に注意を促し。

管制官のみならず何故か公務員が削減される現実も。
「安全第一」を無視したその「根拠のなさ」を忘れずに。

マスメディアは彼の発言を自分たちの都合に合わせて編集している模様。
何が「原因」なのかを探ろうとしていない「姿勢」を覚えておこう。

ジョゼ・ダヤン「スパイ」(’08)を観る。

トリュフォーやゴダール作品に出ていたナタリー・バイが主演。
レジスタンス仲間がリーダーを殺したスパイを暴くお話。

ジュリアン・デュヴィヴィエ「自殺への契約書」(’59)のリメイクらしく。
ダニエル・ダリュー、ポール・ムーリス、リノ・ヴァンチュラに加えて。

セルジュ・レジアーニ、ノエル・ロクヴェールというオリジナルキャストを思えば。
残念ながら「格落ち」ということになり。

クレメンスのジゼル・カサデサスの「侍女ぶり」が辛うじて。
ほぼ「演劇」という形式はオリジナル通りなのかどうかは不明。

「疑惑の視線」は全員に。
ただし本作はいたずらにそれを描くだけで終わって残念。
コメント
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