退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『アイドル』で時代が見えることと『ゲームチェンジャー』が現状認識を変えることあるいはオリジナルのよさをわかっていない続編アニメ」について

2024-01-07 02:45:21 | Weblog
晴れときどきくもり。夜にちょいと降る。

中森明夫「推す力 人生をかけたアイドル論」を再読。

本書に出て来る篠山紀信が亡くなったこともあってなのかどうか。
こういうタイミングになった次第。

副題の「人生をかけた」というあたりにふむふむ。
さまざまな「アイドルの誕生」を促していたりもして。

少なくともわが国においては。
「好ましい女子の登場」は何度でもあることは確か。

もう少し「好ましい男子の登場」を願いたいものだけれど。
なかなかそうはいかないらしく。

沖縄が果たした役割の大きさについてあらためて。
「天皇」を「アイドル」と読み替えたり。

ところどころに鋭い指摘があるのが楽しい。
詳細は本書まで。

マル激を観る。

今回のゲストは泉房穂。
先日著書を読んだばかりでこちらもこういうタイミングに。

「大統領制」のような「権力」のある地位に付き。
それを市民のためあるいは国民のために使えば事態は簡単に変わるのだと。

彼のような存在は「時代の要請」だと思うことしきり。
そろそろ「大変動」が始まるのやもしれず。

マックス・ウェーバーとルソーを基本に。
「自分たちのために働いてくれる本物の政治家の存在」に目覚めよということか。

神保哲生が「なぜ他の政治家たちがそう出来ないのか」などと愚問を。
「政治の意味」がわかっていないからというだけなのに。

宮台真司の「解説」も陳腐。
「ゲームチェンジャー」を目の前にするとそれ以上の「迫力」はなく。

「特異な存在」が現状認識を変えることをあらためて。
このことはどんな環境に生きていても覚えておきたいもの。

塩谷直義「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰」(’19)と
「Case.3 恩讐の彼方に」(’19)を続けて観る。

「Case.2」を飛ばしたのは「30日間無料システム」が面倒臭かったから。
特に意味はないのでよろしく。

もっともそれを「よし」としたのは。
本作があまり面白くなかったせい。

そもそもこの物語の魅力は「善と悪の曖昧さ」だったはず。
それが明確になってしまえば「ありきたりのお話」になるだけ。

おまけにそこに妙な「文学趣味」が加わっては。
リアルな映像とアニメーションを混ぜる意味もよくわからず。

何とも残念と言うよりなく。
「エッセンス」がわかっていないとこういうことになる模様。
コメント
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