くもり。今日も暑い。
岸政彦「街の人生」を読む。
日系南米人でゲイのルイス、男女半々の感覚を持つ「女」になったりか
摂食障害のマユ、風俗嬢のシングルマザーよしの、そして「西成のおっちゃん」。
対象はたまたま「マイノリティー」に絞られているけれど
社会学者である著者が敢えて「人生の断片集」として出したもの。
「理論」や「物語」にとらわれず
出来るだけそのままの形でインタヴューを活字にした模様。
さまざまな「現実」のひとかけらは
自分とは異なる「他者の思い」を身近なものに。
繰り返すがわれわれの知る「現実」はどう切り取っても「一部分」にしかすぎない。
ならばいろんな「光の当て方」で見えてくるものが違う方が楽しいのだとしておく。
実はこの世に「生まれること」は自分のあずかり知らぬ「不自由」を背負うことでもある。
だからこそできる限り「自由」でいたくなる気持ちも出てくるという「仕組み」。
人ひとりが生きることは「実験」。
そこに「正解」などを求める「野暮」はしたくないもの。
いたずらに「好き嫌い」を優先する前に
とりあえず「現実」を見る用意くらいはないと。
その種の「ゆとり」がないと人はついつい「敵」を見つけることに腐心し
それさえ取り除けばという「ニセモノの正義」に溺れることは知っておきたい。
少なくとも「マイナスを消す作業」より「プラスを謳歌する作業」がマシ。
やはり「いいもの」に触れるかどうかが重要な気がする。
ただそう思ったからといって「最短距離」を求める発想はむしろ貧しく
きちんと「身銭」を切ってそれぞれに歩くのが「基本」。
「苦さ」を味わったものは「甘さ」を醸し出せる。
案外単純な「事実」があったり。
とにかくお互いに「寿命」までやるしかなさそう。
岸政彦「街の人生」を読む。
日系南米人でゲイのルイス、男女半々の感覚を持つ「女」になったりか
摂食障害のマユ、風俗嬢のシングルマザーよしの、そして「西成のおっちゃん」。
対象はたまたま「マイノリティー」に絞られているけれど
社会学者である著者が敢えて「人生の断片集」として出したもの。
「理論」や「物語」にとらわれず
出来るだけそのままの形でインタヴューを活字にした模様。
さまざまな「現実」のひとかけらは
自分とは異なる「他者の思い」を身近なものに。
繰り返すがわれわれの知る「現実」はどう切り取っても「一部分」にしかすぎない。
ならばいろんな「光の当て方」で見えてくるものが違う方が楽しいのだとしておく。
実はこの世に「生まれること」は自分のあずかり知らぬ「不自由」を背負うことでもある。
だからこそできる限り「自由」でいたくなる気持ちも出てくるという「仕組み」。
人ひとりが生きることは「実験」。
そこに「正解」などを求める「野暮」はしたくないもの。
いたずらに「好き嫌い」を優先する前に
とりあえず「現実」を見る用意くらいはないと。
その種の「ゆとり」がないと人はついつい「敵」を見つけることに腐心し
それさえ取り除けばという「ニセモノの正義」に溺れることは知っておきたい。
少なくとも「マイナスを消す作業」より「プラスを謳歌する作業」がマシ。
やはり「いいもの」に触れるかどうかが重要な気がする。
ただそう思ったからといって「最短距離」を求める発想はむしろ貧しく
きちんと「身銭」を切ってそれぞれに歩くのが「基本」。
「苦さ」を味わったものは「甘さ」を醸し出せる。
案外単純な「事実」があったり。
とにかくお互いに「寿命」までやるしかなさそう。