退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「センス」について

2015-07-27 01:31:46 | Weblog
晴れ。今日も暑い。

中野翠「晴れた日に永遠が・・・」を読む。

スラスラと読み進めて爽快な読後感。
ある種の「センス」を元に「サンデー毎日」に書き続けて三十年。

著者の後にこういう存在がいるのかどうかは不明。
年齢は重ねても「感覚」が変わっていないのが参考になるところ。

とりあえず「時代劇ベストテン」を順に挙げておこう。

「七人の侍」(’54)「幕末太陽傳」(’57)「切腹」(’62)「十三人の刺客」(’63)
「隠し砦の三悪人」(’58)「椿三十郎」(’62)「薄桜記」(’59)

「大殺陣 雄呂血」(’66)「丹下左膳餘話 百萬两の壺」(’35)「雪之丞変化」(’63)。
観ていない作品も少しありつつふむふむ。

監督で言えば黒澤明作品が多いけれど
市川昆、川島雄三、工藤栄一、森一生、田中徳三そして山中貞雄。

似たような本を読んでいたりするところや
大滝詠一、フィリップ・シーモア・ホフマンが死ぬのを残念に思うあたりが「共通部分」。

もっとも集合を表す「ベン図」でいえば「交わり」は多いとも言えず。
「ちょいと意見を聞いてみたい年長の友人」といったあたりがおそらく適当なはず。

クインビーのマスターにもらった
「ファイティング・テンプテーションズ」(’03)をようやく観る。

クラブ歌手だった母と地元を追われた少年は大人になりNYでどうにかしのぎつつもピンチに。
死んだ叔母の遺産目当てに故郷で聖歌隊を指揮することになるのだがというお話。

「天使にラブソングを」(’92)の「ダメな別バージョン」といったところ。
ビヨンセは悪くないが主演のキューバ・グッディング・ジュニアの「リズム感」がどうにも。

とはいえオージェイズやアン・ネスビー、メルバ・ムーア、シャーリー・シーザー、
フェイス・エヴァンスらの歌声を楽しめばいい。

「物語」に「メリハリ」がないのでついついそういうことに。
「笑い」の入れ方も微妙。

「コンテスト」での曲も今ひとつ。
練習でハッチャけていた時の方が魅力的では困るわけで。

残念ながら「わかっていない人々」が作った作品だった模様。
その「一点」が実は大切であることを忘れずに。
コメント
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