快晴。まさに台風一過。
今日も古本屋へ。
6年前のベストセラー姜尚中「悩む力」を買って読む。
夏目漱石とマックス・ウェーバーを「同時代」とみなし
「青春=悩める時」と定義しつつ「それでいいじゃないか」という内容。
著者はやはり「真面目でいい人」のようで
考え方は賛同できなくもないが今ひとつインパクトに欠けるか。
逆に言えばそのあたりが「ウケた理由」かもしれない。
穏やかな語り口が信頼を得やすかったということで。
「自由」が実は「不自由」だというのは「わかりやすい話」ではある。
それを「不自由こそ自由なのだ」と言えばやや「過激」な感じになるけれど。
「伝統的な生活」や「宗教」が「正解」を保障する時代はとうの昔に終わっているのだから
いずれわれわれは「さまよう」しかないのは事実。
ただし「普通の人」にはそれがツラい。
そこへ「悩むのが当たり前なんだよ」と言われれば安心するだろう。
そもそも「悩みなき人生」などありえないのだと思えば
あとはそれとどう「付き合っていくか」だけ。
「世界」やその「法則」を知るためにはわれわれの能力はあまりに「非力」。
おそらく「伝統的な生活」や「宗教」はある種の「フォーム」だと思えばいい。
一定の仕方を維持することによって
かろうじて何かしらがわかるような気がすること。
まさにバクチだと言わざるを得ず。
否これをバクチと言わずして何がバクチか、などと見得を切っておこう。
今日も古本屋へ。
6年前のベストセラー姜尚中「悩む力」を買って読む。
夏目漱石とマックス・ウェーバーを「同時代」とみなし
「青春=悩める時」と定義しつつ「それでいいじゃないか」という内容。
著者はやはり「真面目でいい人」のようで
考え方は賛同できなくもないが今ひとつインパクトに欠けるか。
逆に言えばそのあたりが「ウケた理由」かもしれない。
穏やかな語り口が信頼を得やすかったということで。
「自由」が実は「不自由」だというのは「わかりやすい話」ではある。
それを「不自由こそ自由なのだ」と言えばやや「過激」な感じになるけれど。
「伝統的な生活」や「宗教」が「正解」を保障する時代はとうの昔に終わっているのだから
いずれわれわれは「さまよう」しかないのは事実。
ただし「普通の人」にはそれがツラい。
そこへ「悩むのが当たり前なんだよ」と言われれば安心するだろう。
そもそも「悩みなき人生」などありえないのだと思えば
あとはそれとどう「付き合っていくか」だけ。
「世界」やその「法則」を知るためにはわれわれの能力はあまりに「非力」。
おそらく「伝統的な生活」や「宗教」はある種の「フォーム」だと思えばいい。
一定の仕方を維持することによって
かろうじて何かしらがわかるような気がすること。
まさにバクチだと言わざるを得ず。
否これをバクチと言わずして何がバクチか、などと見得を切っておこう。