雨。一日中降る。
家の前の喫茶店で尾瀬あきら「みのり伝説」を読む。
女性フリーライターが仕事と恋に奮闘するマンガ。
「夏子の酒」の作者らしく主人公は真摯に悩む。
悩む姿が似合う絵柄と言うべきか。
その他にもあれこれ登場する女性たちの姿に注目。
その後ドトールで「桐生悠々著作集 第1巻 べらんめえ」を半分くらい読む。
1873年(明治六年)生まれのジャーナリスト。
信濃毎日新聞主筆の頃書いた「関東防空大演習を嗤(わら)う」が有名。
著者は政友会系の新愛知新聞の主筆もして憲政会系の名古屋新聞と争ったらしい。
現在の中日新聞はその二社が戦時中に新聞統合されてできたものだとのこと。
時代が時代だけに女性に対する見方はうなずけないところもあるけれど
基本姿勢としては好意的なのもわかる。
いかにも「べらんめえ」な江戸弁が気持ちよく
現在に通じる「批判精神」が好ましい。
オリジナルは第一次大戦が始まった大正三年(1914年)に出ていて
本書は’07年のクリスマスの初版。
昔の本にはちゃんとルビ(ふりがな)がある。
その慣習が失われて久しいのは残念なこと。
家の前の喫茶店で尾瀬あきら「みのり伝説」を読む。
女性フリーライターが仕事と恋に奮闘するマンガ。
「夏子の酒」の作者らしく主人公は真摯に悩む。
悩む姿が似合う絵柄と言うべきか。
その他にもあれこれ登場する女性たちの姿に注目。
その後ドトールで「桐生悠々著作集 第1巻 べらんめえ」を半分くらい読む。
1873年(明治六年)生まれのジャーナリスト。
信濃毎日新聞主筆の頃書いた「関東防空大演習を嗤(わら)う」が有名。
著者は政友会系の新愛知新聞の主筆もして憲政会系の名古屋新聞と争ったらしい。
現在の中日新聞はその二社が戦時中に新聞統合されてできたものだとのこと。
時代が時代だけに女性に対する見方はうなずけないところもあるけれど
基本姿勢としては好意的なのもわかる。
いかにも「べらんめえ」な江戸弁が気持ちよく
現在に通じる「批判精神」が好ましい。
オリジナルは第一次大戦が始まった大正三年(1914年)に出ていて
本書は’07年のクリスマスの初版。
昔の本にはちゃんとルビ(ふりがな)がある。
その慣習が失われて久しいのは残念なこと。