退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「流行歌」と「歌い手」に見る変遷

2010-11-09 05:06:53 | Weblog
この曲が流行したのは1987年で今から23年前のこと。

http://www.youtube.com/watch?v=1Cw1ng75KP0&ob=av2e

それがこうなる。

http://www.youtube.com/watch?v=W52PP3lYlUs&feature=related

二人は姉妹だけれど姉の変化と妹の変わらなさがなかなか。
もっとも姉の歌声はそれなりに魅力的だけれど(少し甘いジャニス・ジョップリン風)。

そして20年前。

http://www.youtube.com/watch?v=QbHTeWeJMnU&feature=related

姉の声にはまだツヤがあり。
妹はそのままで。

人に歴史あり。
もしくは「人間万事塞翁が馬」。

性別を問わず人は「流れる」。
ただし彼もしくは彼女を流す「水」によってその「性質」は微妙に変化する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「本物」について

2010-11-09 03:41:17 | Weblog
晴れ。それにしても寒くならない。

萩谷朴「ボクの大東亜戦争 心暖かなスマトラの人達、一輜重兵の思い出」を半分読む。

人はもちろん動物・植物にも好奇心のある著者の「軍隊日記」。
「卑怯なことだけはしなさんな」という母の言葉は言わずもがな。

当時「自転車に乗ったことがない」というのが育ちのよさか。
医者の家に生まれたせいで「患者」を「差別」しないのが基本なのも好ましい。

幼少時は病弱だったにもかかわらず剣道二段の腕前で、
徴兵検査で30キロの土嚢を13回も持ち上げてしまう頑健さ。

それも10時間も待たされ腹も減っていたときのことで、
夏休みの帰阪後に今度は38回も挙げてしまうのだからなんともはや。

配属先のインドネシア人の子どもミンタンとの
まるで「映画」のような別れもあったり。

土地土地の植物を色鉛筆で描いた葉書を
挙式後すぐに別れた妻と生まれた息子のために送り続けるやさしさもあり。

文章が実に生き生きとしていて素晴らしい。
明日もこの「世界」に浸れることを思うとうれしい。

去年の正月に残念ながら亡くなった模様。
こういう「本物」と「謦咳に接する」ことのできる喜びよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする