なんでわかったん？

先日小学生の子たちがうちの店に社会見学にやってきて、
私はいろいろ色々インタビューを受けました。

「今一番おすすめの商品は何ですか？」
「お客さんが買いやすいようどういう工夫をしていますか？」
「お店をやっていてうれしいことは何ですか？」
「お店をしていて困ったことは何ですか？」

などなど…

それらに順番にこたえて行きインタビューが終わると、

「どうもありがとうございました！」

と元気な声であいさつし、お行儀よく店を出てゆきました。

実はこういうことは今の時期頻繁にあるのですが、
今回の子たちは大変行儀よくお利口だったので、
かわいらしくおもしろかったなとか思っていると、

「こんにちは！失礼します！私たちは○○小学校の…」

と、また別のグループの子たちが同様にインタビューに。

そして先ほどと同じようにインタビューを受けていたのですが、

「え～っと…　えとえと…　おすすめの商品は何ですか？」

先ほどの子と違い、ちょっとまごつぎながらの質問。
で、こちらの答えを様子にメモるのも、アタフタでその次の質問に移る際も
「えと…　次は…」
とまごつぎがち。

だから私が、
「お客さんが買いやすいようにしている工夫か？」
というと、

「え？！なんでわかったん？！」

「で、その次はたぶん、嬉しいことと困ったことちゃう？」

「え？え？　ザワザワザワ…」

そこで先ほどもインタビューの子らが来たよと種明かしをすると、
な～んや、とほっとした感じ♪

こういう子らって素直で面白く、かわいらしいね～♪

で、ふと以前ツーリング先で会った男の子のことを思い出しました。

夏の午後、友人と二人木陰にバイクを止め休んでいると、
ちょうど下校途中の男の子が通りかかり、私たちのバイクを眺めながら、
「こんにちは。」と大きな声であいさつをしてくれたのです。
だからこちらも、返事を返そうとみてみると胸に名札が。
だから、「お帰り、〇〇君！」とそう言ってみたところ、
「え！なんで僕の名前知ってるん？！」
だから、
「君が赤ん坊の頃おしめ変えたげたことあるねんで。」
「うそ！」
「帰ったらお父さんに聞いてみ。」
「うん、わかった！」

そうそう、その後フェリーの中の修学旅行の大層ジャージの中学生にも同じことしたな♪

わしらにとっては楽しい思い出やったけど、
あの子らにしたら不思議な思い出になっておるんやろうね。

そう思うとなんか今でも愉快で愉快で♪

今はもう部繁盛からか名札もつけることがなくなったから、
これも昭和、平成の思い出かな？