伊豆高原の家から坂を下って海に出る道は、城ヶ崎自然探求路といいます。うっそうとした森の中を鳥の声や波の音を聞きながら進むと、ごつごつした岩場に出ます。ここは「いがいが根」とよばれています。左の方には「かんのんが根」という標識も。
夫は実家にくると毎回ここに来ますが、足場が悪いのと、な~んとなく霊気が漂ってるあの道がこわい(死体が埋まってても不思議はないような雰囲気・・・)が苦手な私はいまいち足が向きませんでした。
・・・が、次女がどうしても行くというので、しぶしぶ同行。
でも、やっぱりまんまの自然は気持ちいいですね。海をながめていると、「猫がいるよ。」というので振り向くと、まあ、警戒心のない猫ちゃんたちが。我が家の近くの公園にいる猫たちは足音たてただけでぱっと逃げてしまうのに、ここの猫たちはそんなそぶりもありません。最初は2匹だけだったのですが、あっちからもこっちからも集まってきて、もしかしたら私たちがごはんをくれるのかと思ったのかもしれませんね。
あとで聞いたら、ここの猫たちは、釣り人からお魚をもらったり、野ねずみをとって食べたりしているそうですが、何人か猫ボランティアの人たちもいて、餌にはあまり苦労がないようです。そういわれてみると、毛並みも悪くないし、やせてもいなかったなあ。このあと、この真ん中に写っている猫ちゃんがなんと私のひざにするっと乗ってきて、他の2匹も体をスリスリしてきました。猫のにおいがするのかな。