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日本語ワードプロセッサーが普及し始めたころは、
カナ入力とローマ字入力のどちらを使うかの議論が喧しかったですが、
これはもう、一昔以上前に「ローマ字入力」に軍配が上がった形です。
1文字を打つのに2つのキーを叩くローマ字入力よりも、
1つのキーで用が足りるカナ入力の方が効率が良いはずなのに、
なぜ、多くの人はローマ字入力を使っているのでしょうか。
その理由は、端的には、
「26文字の配列を覚えるだけで打てるから」とよく言われます。
確かに、五十音配列でない限り、JISカナ入力でも親指シフトでも、
48文字の場所を覚えなければならないことは、
特に初めてキーボードに向かう人にとって大きな障害になります。
でも、ローマ字入力が推奨される最大の理由は、
何と言っても「PC入力との互換性がある」ということでしょう。
ワープロ専用機時代ならいざ知らず、PCを使っているなら、
どうせ英字アルファベットの配列を覚えなければならないわけで、
それなら、英文(プログラムやURLを含め)にも日本語にも
共通して使えるローマ字入力の方が、ストレス無く打てます。
さて、この話は、
「左足ブレーキ」の是非を論じる際にも用いられることがあります。
すなわち、AT車では普段は左足を使っていませんから、
右足をアクセルペダルからブレーキペダルに踏み替えるよりも、
左足でいきなりブレーキペダルを踏んだ方が効率が良いはずです。
しかし、それは、MT車に乗った時には通用しません。
「MT車では右足ブレーキ、AT車では左足ブレーキ」と使い分けるのは
難しいですし、事故の素でもあります。
MT・AT互換性の面からドライバーへの負荷と安全とを考慮して、
「車種にかかわらずブレーキは右足で踏む」と覚えておくべきです。
右足ブレーキが推奨される理由は他にもいろいろありますが、
今日は、「互換性」という観点から書いてみました。
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