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もう20年以上昔の話になりますが、
パイロットアカデミーが某夕刊紙に3行広告を出したことがあります。
当時は、野茂投手が大リーグで活躍していたため、
そのニュース効果で、夕刊紙の勢いが良かったころです。
広告掲載期間は1週間。
3行広告は文字通り3行しか無いので、
また、夕刊紙の読者層も想定して、
パイロットアカデミーが扱っているプランのうち、
「二種免許取得コース」に特化した内容としました。
(当時は路上試験なしで二種免許が取得できた時代でした)
その反応は…
掲載1日目の翌日、2本の問い合わせ電話が入りました。
1本は「パイロットの免許が取れるんですか?」と男性から。
広告文を読まずに電話してきたのか?
もう1本は「ペーパードライバー教習もやってますか?」と、
なんと若い(多分w)女性から。
ペーパードライバー向けの教習プランもあるにはあるのですが、
3行広告には「二種免許」しか書いていないのに、
しかも夕刊紙の読者とは思えない層から電話が入って、
怪訝な思いを持ったものです。
掲載2日目の翌日、
「初めて電話するんですけど、二種免許って何ですか?」との電話が入りました。
声色を変えてはいるが、
前日に「パイロット免許」の件で電話してきた男性?、と直感で察しました。
冒頭の一言(初めて電話する)からして不自然極まりない。
第一、二種免許って何かを知らない人が電話を掛けてくるかあ?
でも、こちらの勘違いである可能性もあるので、
「二種免許とはこういうもので…」と懇切丁寧に説明しました。
そして、その受話器を置くや否や、広告代理店の営業マンから、
「広告の反応はどうですか?」との電話が入った。
いやいや、グッドタイミングにも程がある!
「サクラっぽい電話は何本か入ったんですけどね。」と小生。
「そうですか…」と営業マン。
そして、掲載3日目の翌日、
「二種免許を取りたいんですけど」と前日(&前々日?)の男性から電話。
「サクラだと思ったのは勘違いだったかな?」と思い直して、
改めてパイロットアカデミーの二種免許プランについて説明しました。
説明後、その男性は、
「丁寧な説明ありがとうございました。また電話します。」と言ったあと、
「ちなみに、わたし、サクラじゃないですよ。」と言って、電話を切りました。
いやいや、最後の一言、完全に蛇足ですから!
完全に「サクラです」と言っているようなもの。
こういうのを「語るに落ちる」というのでしょうね。
そして、その男性から3度目(4度目?)の電話は、案の定、来ませんでした。
結果として、二種免許に関する(まともな)問い合わせは
掲載した1週間のうちに1件だけ。
それも、売上げには結びつかず、
広告掲載費を支出しただけに終わってしまいました。
でも、
夕刊紙の3行広告に(少なくともこの商売においては)効果は期待できない
という教訓を得られたのでよしとしましょうか。
なお、
「教習指導員を募集していますか?」という電話が
広告掲載中に1件、なぜか掲載後3日ほど経ってから1件入りましたので、
もしかしたら、求人には一定の効果があるのかも知れません。
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