Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

なぜ「右折」は難しいと言われるのか

2012-04-08 21:12:23 | Weblog

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運転の教習課題として、
「右折」は「左折」よりも難しいと言われます。

先に申し上げておきますが、
これは「教習課題として難しい」という話であって、
「試験で減点されやすい」という意味ではありません。
試験においては、
「左折」での減点が圧倒的に多いので、
その点、誤解の無いようにお願いします。

さて、では、なぜ「右折」が難しいと言われるのでしょうか。
それは、ハンドルを回す量が不定だからです。

「左折」は、ハンドルは全部回すのが基本です。
そりゃそうです。
車体がカクンと左に折れるわけですから。
無論、縁石が大きめのアールを描いていたら、
それに合わせてハンドルを切らなければなりませんし、
内輪差でタイヤが載らないように気を付ける必要もあります。
でも、そういったことも考慮しつつ、
「気持ち多めに回して戻すほうで調整する」というコツを覚えておけば、
左折はうまく曲がれます。

一方で、「右折」でも、
基本ハンドルとして、「ハンドル1回転」というのを教えることがあります。
教習所や試験場の場内コースのような片側1車線同士の交差点では、
この基本ハンドルで、直角に曲がることができます。
しかし、一般の交差点で双方とも場内コースと同じ道幅であるのは珍しいですし、
また、直交していない交差点は、
路上は言うまでも無く、東京・府中試験場では場内コースにすら、あります。
右折においては、
基本ハンドルでうまく曲がれることの方が例外なくらいなのです。

結局、右折では、
「自分の車が動く軌跡を目で先取りしながら」という、
カーブやS字コースの通過で使ったのと同じやり方で
ハンドルを取り回すことが多くなります。
その加減が、
特に教習を始めたばかりの方などには難しいようです。

でも、考えてみれば、
「道に合わせて車を動かす」というのは運転の基本ですし、
変な目標や手順を覚えることに血道を上げるよりも、
正しい練習の姿と言えます。
そして、それさえ身に付けば、
むしろ「左折」の方がよほど減点されやすいというのは
先ほど書いたとおりです。


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