今号で「みちしるべ」は第50号達成。2008年の正月号なのも、記念すべき廻り合わせ。編集・印刷・執筆の方々の労に感謝。また、毎号配布の方々にも感謝。その配布活動につき、元気印の報告を▼マイカーを手放して2年。それまで車で担当の各団体に届けていた。最初の頃は、初代代表世話人のS翁を乗せて、丹波笹山のM氏の所まで行ったことも。これは経費削減で、直ぐに郵送に。当初から郵送の1団体を省き、残りの7団体を60kmの行程で配布▼川西自然教室のNリーダーも、マイカー生活を脱却されたとのこと。阪神間でも山間部の川西市では、都心部の西宮市で脱車をするのとは、ちょっと決意の程度が違う。とにかく仲間が増えたことに、意を強くした▼脱車以後は、郵送が増えて3団体。1団体は毎月の会合の度に、バスで行き手渡し。残りの5団体は自転車で回ることに。もう随分と慣れた、第48号の珍道中の話である▼西宮市の南部中心に住むので、日頃の生活は徒歩と自転車で、なんら困ることもない。まずは行きつけの喫茶店で気合を入れる。マスターに配達計画を話すと、無理をしないようにと励まされる▼まずは甲子園口のYさんのお宅。ここはまだ街中で、距離も3.5kmと余裕。毎回違う道を通るのが楽しみ。部数の多いYさんの団体が終わって、リュックサックも軽くなる▼次は7km北上して、宝塚市安倉のSさんのお宅である。自転車にとって、車の交通量が難儀。この行程では、武庫川の河川敷の4kmが幸いである。河川敷は全面的に公園化され、自転車専用道の整備がある。冬の北風と多少の上り坂で、ギアを1段下げる。野鳥や川の流れに気を取られていると、向かってくる自転車もよそ見。結構危険▼日曜日の阪神競馬場を通過するので、遅くなっては混雑する。仁川駅でトイレ休憩。駅周辺は駐輪禁止で、トイレに自転車共に入る。折りたたみ式の小型で、結構問題なし。この頃になると、リュックと背中の間に汗を感じる。缶コーヒータイムをとって、汗を乾かす▼次は甲陽園駅周辺の2団体。関西学院大学を頂点にアップダウンである。出来るだけアップダウンの少ないルートを研究。この日も、ハッピールートを見つける。仁川から7kmの山間ルートである▼Mさん宅は600mの連続急坂である。平均斜度は6%程度。最初は低速ギアで意地で上ったが、押して上がっても時間的に変わらない。使う脚の筋肉も違うので、歩くことにした。この坂道を6分かけて登るが、下りは30秒の豪快な滑降。次のYさんに言ったら、危険だからゆっくり降りるようにと諭された▼最後に芦屋のIさん宅。やはり4kmのアップダウンである。街中なので滑降というわけには行かない。工事中の山手幹線が行くたびに進捗しているのを見る▼最後は家に帰る途中に一杯。全行程は30km弱。まだまだ元気な還暦前である。(コラムX)
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