葛井寺の隣が辛国神社。
雄略天皇御代に創建という由緒正しい神社で祭神はニギハヤヒノミコト、アメノコヤネノミコト、そしてスサノオ。
ニギハヤヒノミコトは高天原から下ってきた神である。
この神様は降臨した天孫、ニニギノミコトの子孫神武天皇と戦い、一度退けた後に恭順する神様。
物部氏の祖先神という。
アメノコヤネノミコトはアマテラスが隠れた際、祝詞を奏した神様で中臣氏すなわち藤原氏の祖先神。
辛国という珍しい名は辛国氏が祭祀を司っているということだが、辛=韓と読み替える考え方があるだろう。
古い歴史を持つ神社ではあるが現在の社殿は新しい。
自動車道路に立つ鳥居から本殿までの参道は両脇の樹木の並びが美しく、猛暑をしばし忘れるほどすがすがしい。
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