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JAXAが『日本の宇宙探検』という書籍を刊行しました。広報誌をちょっと厚めにした感じの、一般の広い層向けの本で、あまり突っ込んだ情報はないのでコアな宇宙ファンには向いていませんが、わかりやすい内容で価格も500円とリーズナブルな一冊です。日本人宇宙飛行士の活躍やインタビュー、有人宇宙飛行ミッションの歩みなどが掲載されています。1957年から2011年までに打ち上げたロケットの一覧は資料価値もありそうです。
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さて、この頁に「宇宙への/宇宙での推進手段」という表があり、「プロペラントなし」の項目を下に読み進むと。。。「軌道エレベータ」の文字が! 「構想段階」にカテゴライズされています。天下のJAXAの本に軌道エレベーター? 構想中?(別にJAXAが構想してるんじゃなかろうが)これはつまり、宇宙航空研究開発機構(正確にはJAXA有人宇宙ミッション検討のミエル化チーム)の皆さん、
JAXAは軌道派ってことでよろしいですな、あ?
(C)青田龍彦。しかしもっと気になったのは、「軌道エレベータ」のすぐ下。「ワープ ワームホール」って、超空間航法じゃねーか! 軌道エレベーターはここまで飛躍したモノの1コ上かい。確かに、どちらも現代物理学の範疇で説明可能ですが、軌道エレベーターの基本原理は古典的なニュートン力学の範囲でおおむね説明できる一方、時空を捻じ曲げるワープやワームホールは相対性理論の体系(アインシュタイン=ローゼンの橋など)が必要ですからね。ちょっとレベルが高くて実現までの距離が違い過ぎる。まだ「妄想」段階だよ。
しかも、マスドライバーが「研究中」で軌道エレベーターが「構想段階」って、そんなご無体な。我々のやってることって研究扱いされてないのね。結局、軌道エレベーターはまだまだトンデモネタ扱いということですかねえ。うーん。。。