でっち上げた7号機 ・ 遠のく降雪予報

2017-03-30 10:27:06 | 雪の結晶撮影
 ブログ休載日の水曜日には撮影装置・7号機のでっち上げ製作に熱中していました。 火曜日にUpした記事では中望遠(50~150mm)レンズと50mmレンズの組み合わっせによるクローズアップ撮影に特徴があるみたいな書き方をしたが、 その他に雪の結晶を載せる試料台部分に大きな変更を加えたのです。

 それは、 15cm x 25cm ほどの板ガラスを試料ステージとして使える様な変更です。 そんなサイズのガラス板を何枚も屋外に出して置いて、 そこに降りかかる雪の中から、 撮影対象となる雪の結晶を細筆で掬い取るのでは無く、 必要のない屑雪を筆を使って掃き捨てる。 言ってみれば撮影対象となる雪の「選択から排除」への方向転換であるのです。

 従来の試料ステージは載せた雪が溶けない条件を作り出すための努力の結果たどり着いた一つの形でした。 しかし雪の結晶の一片を掬うことの難しさに嫌気がさしていた僕の大きな方針転換です。

 そんな訳で、 撮影装置7号機はその様なサイズのガラス板をカメラレンズの下に置き、 なおかつそのガラス板の上の乗った雪の一枚がレンズの真下に来るように動かせる構造の撮影システムにしてみました。 それは言ってみれば 「門型の構造を持つ工作機械」 のイメージなのです。

Top写真の中央部分に横たわる白く見える木片は両サイドに置いたスペーサーで保持されているため、 カメラ・レンズ下部は写真の右手前から左斜め後方に向かってはなんの邪魔も無くガラス板を滑らせる事が出来る様になっています。

 問題はガラス板の上に舞い降りた雪の結晶が、 何時までその形を留めて居て呉れるかです。 ここら辺は実際の現場で確認するしかありません。

 そのテストのための降雪を期待して居たのだけれど、 来週月曜日あたりに予想されていた草津温泉地域での降雪は期待薄に変化してしまいました。 今年の秋以降の降雪シーズンまでおあずけかもしれません。


7号機による接写画像 : 被写体はレシート
地肌のドット間隔はおよそ0.35mm


 この7号機用の角穴を明けた茶色いテーブルですが、 その角穴は背景画像ないしは背面照射光源を導入するための物です。 7号機のカメラ本体は簡単に持ち上げて除去出来ます。 そこに撮影装置6号機のカメラ「TG-3」を載せ替えれば、 「撮影システム6号機改」として使用可能になるのです。 ・・・ エヘン!!


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