道の駅「草津運動茶屋公園」駐車場にて
2021年12月10日 朝7時ころ、 道の駅に面した路上にはパトカーの警官が2名立ち、 温泉街から長野原方面に下る車のタイヤの状態を確認する作業を開始していました。
なにしろ、前日の夕刻まで、 道路には全く雪は無く、 車の走行で草津音頭を奏でるメロディーラインの道路の溝切りも完全に機能してましたから、 「温泉客の車もタイヤの冬装備が不完全の人が居たら危険」との判断でしょうか?
2021年 10~11月のブログ記事を見るとラップフィルムを使用した雪の結晶撮影に使う試料ステージ作りに熱中していたことが判るだろう。 2021年12月9日(金)~10日(土)に掛けて出かけた草津温泉への雪の結晶撮影行での目的の半分は、 そのラップフィルム(以下LPと略す)を用いた試料ステージの効果を現地で確認する事にあった。 その他に、 運転席後部ドアを開け放った状態の車両に仮設屋根を設置するのだが、 その部分に付け加えた改修工事の効果を確かめる、 そんな実験項目もありました。 だから、 雪さえ降ってくれたら何時でも出かけようと準備は整っていたのです。
そして出かけた結果ですが、 実験目標とその結果は以下。
1-1. LP試料ステージの ー2℃ 程度の気温に於ける効果
気温が-5℃を下回り、
高めの気温(-2℃)での効果確認出来ず。
1-2. LP試料ステージの寿命
少なくとも10ショット分程度はLPフィルムの表面の
雪を除去するクリーニング作業に耐える(破れない)と
判った。
だから今後10セットほど製作して持っていけば、1回の
撮影行の装備として十分と思う。
2. テフロンシートで降雪を一旦受けて、
試料台に選んだ結晶を移す方法
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クッキング用途のテフロンシートは薄い茶色と繊維の折り目
それらが邪魔をして結晶を選ぶ際の視認性が極めて悪く。
早々に採用を諦めた。
3. 仮設吊り屋根 保持方法改良
簡易な釣り竿方式は強風に対して全く無力だった。
弱い風の時にだけ使用する事にした。
12月17日実況天気図
今回の撮影行、 「雪さえ降れば」の思惑に対して、 事前の天気予報によれと降雪はほぼ間違い無いものだった。 しかし「この冬一番の寒気の南下と南岸に低気圧が進行しての典型的な西高東低の強力な冬型気圧配置、日本海側に大雪の心配」 その情報を僕は都合よく勝手に「良型の雪が降る南岸低気圧の接近」との期待を持って出発したのです。
気温 ー8 ℃
しかし実態は強力な冬型気圧配置と換気の張り出しの結果、 草津では強風が吹き荒れ、 水上町藤原地区では一晩で60cm ほどの多量の降雪になったのです。 そして気温は通常望むー5℃を更に下回るー8℃にもなる低温になった。 そんな強風と降雪の中には良型の雪の結晶が極く少数しか見当たらない事態に出くわして・・・
期待した実験結果は得られず、良い雪の写真も得られない結果になってしまいました。 でもまあ、 「寒い雪のあるところに出掛けて車中泊」 それは市役所が提供してくれる健康診断に優るとも劣らない、 僕の身体の健康状態をハッキリと知らせてくれるのです。 また降雪があれば、 出掛けまよ!
LPフィルムのクリーニングについては後でもう少し書いてみます。