簗場の別荘地はヤナバスキー場の主峰・権現岳をピークとする山域の西側の山の斜面に展開しています。
昨日の朝8時半を廻った頃に拡声器を備えた自動車がその別荘地を「熊が目撃されています、充分注意して下さい」とアナウンスしながら全域を走り廻り、去って行きました。
そんな昨日、長岡花火見物に出かけて帰宅後には疲れがあって朝の散歩は控えていましたが、 ウオーキングの再開に踏み切ったのです。 半ズボンに半袖シャツ姿で山荘を出発して歩き始めてまもなく、 舗装路面にアジサイの花房だけが千切られた状態で散らばって入るのが目に入りました(Top写真)。
そんな事をする住人が居るとは想像出来ないで 「はて、 面妖な?!」との想いを持ちつつ通り過ぎ、 別荘地を縦に貫く主要道路との交差点まで歩を進めると、 30代前半とおぼしき男性が居て、僕が歩いて来た横道の方向を指差しつつ「ついさっき、 あそこに熊が居たんですよ、 子熊だったけど注意して下さい!」と声を掛けてくれました。
それを聞いて「えっ、 ヤバイな・・・」と想いましたが、注意してくれたことに礼を言い、 それからは道路の両脇の藪の中から獣が動く気配が無いか注意を向けつつ国道に向かって下って行きました。 そして、レストラン「くんくん」の店先を通り過ぎた頃に、 背後から車が下って来る気配を感じたので、 道路脇によけて歩を止めました。 そしたら車も停車し運転していた女性が声を掛けて来ました「熊が出ているそうですから、 注意して下さい!」と。
そんなことのあった別荘地を下り切り、 国道から先の湖畔一帯には流石に熊も出ないだろうとリラックスして湖畔の一周を終えました。 そして山荘への上り返しが始まる前に、
道端に散らばった小石の中から石つぶてとして適当なサイズの二つをズボンのポケットに入れました。 まあ気休めですが、もしも熊と出会った場合の武器としてです。
それから山荘に戻るまで、 道の両側から物音が聞こえないか注意しつつ、この別荘地周辺で「熊の食欲を満たす食べ物が有っただろうか?」との気持ちで目を配りながら、山荘に戻りました。 そんな中で目にした食べ物、 木苺くらいしか目に付きませんでした。 美味しそうでは有るけれど、 食欲を満たすには少量しかありませんがね。
そして山荘の中からボーッと表を見ていたらリスが木立を降りて来る姿を見つけ、 「そうそう、 彼等の食べるクルミなら山荘の敷地にも大きな樹が一本有って、毎日何回かサウナ小屋のトタン屋根に実を落とし、 その衝撃音が聞こえるよな」なんて事をボヤーと思い浮かべたりしながら、 このブログを書いています。