「例のもの」のご報告

2015-02-12 19:42:57 | 雪の結晶撮影
 「例の件どうなっている?」、「例のもの準備出来た?」こんな風に使われる「例のxx」は現役サラリーマンなら経験済みでしょう。 

 つい先日、昔の同僚から、「例のもの上手く行ってますか?」とメールが届いた。

***** 届いたメール *****
タナカ さん

了解です。あてにはしていませんでした(笑)
ちなみに例の物は、上手く使えて居ますか?

Y

----- Original Message -----
>From: <tanaka***@yahoo.co.jp>
>To: <Y_sun@yahoo.co.jp>
>Date: 2015/2/10, Tue 11:30
>Subject: Re: ★第24回公演『幸せの値段』
>
>Y さん
>
> お世話になる時だけお世話になっていて、
>チケットの一枚も買えないなんて不義理でしょうが
>申し込みしませんので、ご了承ください。
>
>タナカ
>
*****

 その例の物は雪の結晶撮影装置に使用する「レンズ保持用金具」なのだが、 加工図面を渡して、板金加工で製作してもらった物なのだ。 せっかく作ってもらったのに、「使ってない」なんて言ったら怒られてしまう。

「上手く使えてますか?」のメールには、「使ってますよ!!」の返信をしたいから、昨日はその金具を使った工作を一日中やっていたのです。

 完成した状態がTop写真です。 マクロレンズの前方に組み込む追加の50mmレンズが、がっちり固定出来る様になりました。

 以前は追加のレンズは木のブロックにケーブル類を束線するのに使用するプラスチック製の”タイラップで暫定的に締め付けて固定していたのです。 それに較べたら、 兎に角カッチリと固定出来て大満足です。

 その固定はカッチリ固定できているだけでは駄目で、 カメラ本体のマクロレンズの光軸と追加レンズの光軸も必要な精度で合っていないとシャープな絵が撮れません。

 その確認をするために微細なドットパターンで印刷された試料を使って画面全体に渡ってシャープな画像が得られるかも確認しておきました。


 ちなみに試料として HERTZ社の会員証「Hertz GoldPlus Rewards」を使いました。 そのカードの中には 微細なドットパターンが並んでいましたから、 性能検査用の試料として適当と判断したのです。


 なんだか電子顕微鏡の性能検査の際に撮影された金の原子配列の格子パターンでも眺めている気分になってきますね。



 ドット間隔は”6ドット強 / 1mm ”程度のものでしたから、 オングストロームオーダーの金の格子と桁違いの差がありますが、 雪の結晶相手のカメラですから、 これでOKとしておきます。 
 
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