① 取外した磁石破断面 ② 接着位置に残った磁石の一部 ③ 新品の表面状態
L型金具にエポキシ接着剤を使用して固着しておいた円盤状の強力な磁石を取り外す必要があった。 使用した工具はL型金具を保持するための万力とタガネとハンマー。
タガネとハンマーで打撃を与えれば、 「接着面が剥離する形で取り外せるのじゃないか?」 その様に期待しての作業だったが、 外れた磁石の表面をみたら、 接着面からの剥離では無く、 磁石を構成する素材の灰色した破断面だった。
百円ショップ(ダイソー)店頭で購入できる超強力磁石、 素材はネオジウム、 製品として作る過程はどうやら焼結によるものである様です。 これで納得した事があります。 磁石の形状をあれこれ検討していた時期、 細長い板状に作られた「バーマグネット」その商品(Amazon)への購入者の評価記事の中に「吸着しあったバーマグネットを引き剥がす行為の際にマグネットが破断した」との投稿があった。 その時は「そんなに機械的に弱い物なの?」と感じただけでしたが・・・
今回磁石を引き剥がす作業で生じた破壊断面を見て、 「薄い板状に整形されたネオジューム磁石、 両端を手で持って強く曲げる様な力を加わえれば、 折れるかもね」と納得した次第。