フライシートで車に仮設屋根

2020-10-01 07:29:16 | DIY
 雪の結晶を撮影する際に必要なのは撮影装置を氷点下に冷やす事。 特に雪片を乗せるガラス板(試料ステージ)は ー3℃以下であって欲しい。 そうでないとた試料ステージに置いた雪の結晶は時々刻々と融解あるいは昇華などの理由で形を崩してしまい、 形の良い雪の結晶の写真撮影が出来なくなるのです。

 そのため撮影装置を乗せた車内の撮影区画には車外の冷たい外気を取り入れて冷やす必要があるのです。


 具体的には運転席後部のドアを半開にし、 車後部のハッチバックドアには木片の様な物を挟んで、完全に閉じないで1 cm 程度の隙間を作って氷点下の外気を車内に取り込む様にしています。

 かと言って後部座席のドアを半開して置いたままでは降雪が車内にまで入り込んでしまい、 最悪試料ステージやカメラのレンズ等にも雪が付着してしまいます。 風が吹いていたら状況は更に悪化します。

 その雪の撮影システム周辺への入り込みをを防ぐ目的で半開きドアの上部には仮設の屋根を設置する必要があるのです。


 今回、仮設屋根の材料として使ったのは山用テント付属のフライシート


 フライシートにはテント本体の入り口に対応した位置にはジッパーが組み込まれて居るので、 その部分が半開きドアの出入りに都合が良い位置になるように車に取り付けると便利です。
 

 ジッパーを開けて車内に入り込む様子


 さてこのテントのフライシートを車に被せる時にはジッパーの位置などが適当な位置になるようにセットして固定する必要があります。 その固定はルーフキャリア取り付け用ベースにはフライシートを強力なクリップ(自作品)で、 半開きしたドア部分への固定には市販の目玉クリップで挟み込み実現しています。


そのクリップでの4個の固定クリップの使用箇所
①②自作したクリップ、 ③④市販の目玉クリップ



 ところでテントのフライシートのどこをクリップで挟めば 仮設屋根としてのセットアップが出来るか? 何か目安が有った方が設置作業を手早く済ませる事が出来ます。 その目印とすべく熱融着の青い色の布地をアイロンを使って貼り付けておきました。 この目印をルーフキャリアベースの目印位置に合わせて鋏み込めば良いのです。
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